先日、トゥデイにアーシングをしてみました。
アーシング、アースボンディングとは、車体に流れているマイナスの電気を、より電導効率の良いケーブルを通してバッテリーのマイナス端子近くに取り付けることによって、電気のロスを減らそうという考えのチューニングです。最近のクルマは元々ロスが少なくなるように設計されているのであまり効果がないと言われていますが、古いクルマ、安いクルマ(コスト減のため)には効果があると言われています。ウチのトゥデイも、行きつけの車屋さん(いじるの大好き)によれば、トゥデイは効果あるよと言うので試してみることにしました。
まず、場所です。ボンネットを開けてみると、ありましたボディアース。エンジンヘッドからボディへ約15cmのよぼよぼケーブル。
これを、ボディを介さずバッテリーへ直結させてみます。
使用したケーブルはオーディオテクニカのTCP4(1680円/m)、ターミナルはLM4-M6R(756円)です。最も太い4ゲージのパワーケーブルです。カー用品店のオーディオ機器売り場ではかり売りしていました。被覆含めて約10mmなのでハサミやペンチなどではなかなか切れないので、ケーブルカッターを準備しましょう。
ケーブルの加工は、約90cmにカット、両端の被覆をカッターナイフで約10mm剥いてターミナルを圧着。念の為ハンダ付けもして抜けないようにしました。
そして交換。
バッテリー側は、マイナスのターミナル固定ナットを緩めて外し、ケーブルのターミナルを通してからナットをしっかり締めました。
全体図はこんな感じです。
ケーブル被覆の耐熱温度は105℃だそうですが、余裕を持たせて熱くなる部分には触れないように注意しました。そんなに難しくはないでしょう?ショップのキットを購入すると数万円とかするモノが、この部分は2500円でお釣りが来ました。ただ、これが大事なのですが、これでどのくらい効果があるのかです。今回は、セルモーターの回転が少し強くなったような印象がありました。でもこれはプラシーボ効果かもしれません。良くなるのは気付きにくく、元に戻したときに効果を実感するかもしれません。ただ、出費がこれだけならばダメでも諦めがつくと思います。それと、ケーブルはもっと細い8ゲージでも充分だったようです。それならもっと安くつくね!
さて、今回はエンジンヘッドからのアーシングをしましたが、エンジンルームを気をつけて見てみるといろんなところがボディアースされています。ヘッドライトのマイナス線、うまくアーシングできればライト明るくなるかも?いっそのことバッテリーターミナルのケーブルを変えてみる?うまくできればコストパフォーマンスは良いのでいずれやってみたいです。
最後に、やってみようと思った方、事故には注意してください。バッテリーのショート、ハンダ付けでの火傷、ケーブルカッターやカッターナイフでの怪我などなど、こちらでは責任は持てませんので・・・。
それでは今回はこのへんで。次に良い報告ができたらいいなあ・・・。