友達親子は良くない。親の威厳を教え、親は怖いものと娘に刷り込まなければ。と結婚前は、頑なに思っていたれど、今思い起こしてみると幼少期から結婚するまで、「親は怖いし何を言っても怒られる」「一番自分に寄り添って助けてくれるはずの親に何一つ大事なことは相談できない」という状態だった。



生理が始まったことも一年間言えなかったし、彼氏に殴られてもお金を要求されても、入社した会社でオッサンから酷いことされてもセクハラされても「怒られるから、親にだけは内緒にしたい。知られたくない。」という思考が働いた。

友達に相談したって、同年代なのだから経験値は同じくらい。根本的に解決できる考えが浮かぶとも思えない。



結婚するまでの私は、親には男性関係の話や性的な話はしたことがなかった。

一度だけ勇気を出して、今彼氏がいることと「何度も彼氏家族にご馳走してもらったりしたから、うちにもお招きして欲しい」とお願いしたが、「何故結婚する相手でもない人と私が会わなければならないのか」と突っぱねられ、以来何も話せなくなった。同時にそれ以降、嘘ばかりついて遊び歩く様になった。


もっと親に色々相談できれば、もっと私の人生も変わっていたかも。もちろん、何も変わらなかったかもしれないけれど…

少なくとも毎日一緒に居る親に対して、沢山の隠し事を抱えてしんどい思いをすることはなかったと思う。



今私は幸いにも、最終的に良い人と結婚できたし、親との関係も悪くない。

でも、私は、これから娘とは「何でも全て」ではなくても、大事なことを怖がらず相談できる親子関係を築いてゆきたい。


難しいかもしれないけれど、できるかぎり努力したい。