行政事件訴訟法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

 無効等確認の訴えは、処分又は裁決があったこと
  を知った日から3箇月以内に提起しなければなら
  ず、また、処分又は裁決の日から1年を経過した
  ときは、正当の理由がある場合を除き、これを提
  起することができない。
 当事者訴訟は、対等な当事者間の権利に関わる紛
  争についての訴訟であるが、実質的には行政庁の
  公権力の行使に関する不服の訴訟であるので抗告
  訴訟の場合と同様の手続きで審理される。
 取消訴訟は、行政の客観的な公正の確保を求める
  ための訴訟であるので、自己の法律上の利益に関
  係のない違法を理由として取消しを求めることも
  できる。
 執行停止の申立てがあったときは、内閣総理大臣
  は、裁判所に対し、執行停止の決定前に限り、異
  議を述べることができる。
 審査請求を棄却する裁決を受けた者が、更に訴訟
  を提起して原処分に内在する違法を主張しようと
  する場合には、法令に特別の定めのある場合を除
  き、裁決の取消しの訴えではなく、処分の取消し
  の訴えによらなければならない。

(1994年問37)

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