行政強制に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 行政上の強制執行のうち執行罰は、行政法上の
  義務の履行を強制するために科する罰であるか
  ら、過去の義務違反に対する制裁としての行政
  罰と併科することができる。
2 行政上の強制執行のうち直接強制は、義務の不
  履行を前提とせず、直接に人の身体又は財産に
  実力を加え、行政上必要な状態を実現する作用
  である。
3 公物の占用許可を取り消されたものは、当然に
  占用物件を除去すべき義務を負うので、当該義
  務の不履行がある場合には、代執行によって当
  該占用物件を除去することができる。
4 代執行を行うには、あらかじめ文書で戒告しな
  ければならないが、非常の場合又は危険切迫の
  場合においては、口頭で戒告することもできる。
5 公法上の金銭債権について法律で行政上の強制
  徴収の手段が認められている場合でも、一般私
  法上の債権と同様に裁判所に訴えを提起して当
  該債権の実現を図ることができる。

(1999年問35)
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