次の記述のうち、「主権」という用語が他とは違う意味で使われているものはどれか。

 ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
 政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、
  自国の主権を維持し、他国と対等の関係に立とうとする各国の責
  務であると信ずる。
 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この
  地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。
 国民主権の原理は、国政が国民の厳粛な信託によりものであるこ
  とを意味する。
 高度の政治性を有する国家行為は、司法審査になじまず、国家等
  の政治部門の、最終的には主権者たる国民の、政治責任において
  行われるべきである。

<2000年問6>