昨日の続き。


夢にうなされることを初めて知った。


タオルを頭に捲いた、ハローウィンのカボチャキティ柄のパジャマを着た、


体は朝青龍のおかんが、俺を追いかけて来た。


四本の足で懸命に逃げるのに、前に進まない。


いくらがんばっても、前に進まないんだ。


ハローウィンのカボチャ頭が、どんどん近づいて来る。


とうとう朝青龍は俺に追いついて、俺の首根っこを摑み俺に言ったんだ。


ドラム缶の中で叫んだ時の様な声で


「こ~の~バ~カ~タ~レ~がぁ!」


ビックリするほど口が大きく開いて、開いたその大きな口が俺を食べようと、ガブッ・・・


そこで目が覚めた。目が覚めるとそこにおかんがいた。


ゲージ越しにおかんの顔が見えた。


俺はごくりと生唾を飲んだ。初めてだと思う。後ずさりする犬。


おかんの顔を見て驚いて、あんな後ずさりの仕方をした犬は、きっと今までいないだろう。


おかんは言った。「少しは反省した?」俺は黙っていた。


「反省したかどうかオラオラ、聞いているんだよオラオラ」


品の悪い人だと俺は思った。


こんな品の悪いヤンキーの女の人に、飼われたんだと思った。


「お仕置きって知ってる?」ヤンキーの朝青龍がそう言った。


俺が応えず黙っていると


「こうゆうことなんだよ」


ヤンキーの朝青龍は、長いリードを手にして言った。


明日に続く。



一本気小鉄-小鉄11回目