リハビリ病院に移りしっかりリハビリがはじまったようです。
ご飯の形態もだいぶ普通のものが食べれているようです。
移動するのも、一人でOK
お風呂に入るのも一人でOK
一人で入れる人は毎日入ることができるみたいなので
暑い夏には助かりますね。
やはり一番の問題は目。
左目だけでなく、右目の視力も落ちているようで
改善傾向は全くない。
転院先には眼科がなく、元の病院への通院を続けることに
なりました。
旦那さんの会社の人から状態を聞かれるけど
なんとも言えない状況。
視力の問題もあるし、頭の高次脳の影響もどれくらいのこっているのか
わからない。
旦那さんのおしごとは、工場での現場作業。
鉄を削ったりするから、見えない状態では
とてもじゃないけど戻れない。
現場一筋できた人だから、いまさら
事務所の仕事ができるのか。
新しいことが覚えられるのか。
はたまたお掃除要員になるのか。
それをプライドの高い旦那さんが受け入れられるのか。
まだまだ先のこととは言え、やっぱり考えてしまう。
つながった命があるのだから、
まだまだこの世に必要な人。
焦らず一歩ずつ一歩ずつ。
術後26日目。
リハビリ病院へ転院しました。
本人はリハビリ病院からお迎えがきて、
私は自分の車で病院へ向かいます。
まず、退院する病院の支払いに診断書を書いてもらう手続き。
大きな病院なので、それぞれの窓口まで行くのに
時間がかかる。
そして転院先の病院での先生とのお話。
ソーシャルワーカーさんとのお話。
看護師さん介護士さんとのお話。
ふー。。。疲れた。
一見、普通に見える父さん。
でも目が見えないのは、かなり心配。
どれくらい入院できるのだろうか。
先生は二ヶ月くらいかなと言われた。
二ヶ月。あっという間な気がする。
私の希望は一番はもちろん社会復帰。
まだ43歳。これからも長ーい人生が待っている。
すぐにすぐでなくてもいい。
ぼちぼちでいい。できるところまで頑張ってほしいな。
その手前の目標は、一人で近くのコンビニで
お買い物ができること。
病院の綺麗な廊下は歩けても、縁石があったり溝があったり
前から人が来たりするお外を一人で
歩けるようになってほしい。
元気なるにつれ欲が出てくる。
それでも一歩ずつ、一歩ずつ。
術後21日目。
一般病棟に移動して1週間がたちました。
今の病院から転院先が決まったと連絡がありました。
ご飯も少し形態があがり、コーヒーの許可もでました。
トイレにも自分で行けるようになり
食事もデイルームに移動して食べているようです。
一見、家への退院もできるのではないかと
思うくらいになっていますが、やはり目が見えないのと
高次脳の障害が見えてないことで判定がしずらい
ということ。43歳と若いため、
なるべく社会復帰できるように今できるリハビリは
しっかりおこなってもらうため転院を希望しました。
転院先には運転シュミレーターなるものがあるらしく、
自動車の運転のシュミレーションもしていただけると聞いています。
65歳以上で定年していて、家で過ごすというので
あれば、今の状態でお家に帰ることも検討できるかと思います。
でも、まだまだ働き盛りの年代。
もちろん住宅ローンも残っています。
前と同じなんて望んでいません。
適切なリハビリを受けることで、少しでも改善できたり
弱い部分を補える動きができるようになって
もらいたいと思います。
本人はどう思っているのだろう。
本当にそこが心配。
どこまで突っ込んで言っていいのか。
聞いていいのか。夫婦でもわかりません。。
一歩ずつ一歩ずつ。
術後19日目。
先生から病状の説明がありました。
現在のところ、体の麻痺も見られていない。
脳梗塞や水頭症のような症状も見られず順調に回復している。
一番の問題は目。やはり視力が戻らない。
眼科の先生の診断では、テルソン症候群の可能性が高い。
しかし、テルソン症候群も自然と吸収し視野が回復する可能性もある。
それでも、回復しなかった時に手術を検討しましょう。
高次脳の検査もしたが、目が見えていないために
点数が悪いのか、それとも脳の関係なのか
診断がはっきりしない。
今後リハビリを行う病院に転院し、
視野が狭くても生活できるようなリハビリを中心とし
高次脳に関してもより詳しくみていただけると
言われました。
今まで本当に目がよく、冗談で3.0は見えてるねと
言ってた人が見えなくなる不安はとても大きいと思います。
本人は社会復帰を当然のように思っているし
視野の回復が望めなければ車の運転や仕事にももちろん支障がでる。
理解力がどこまであるのかはっきりしない分
死ぬかもしれなかった病気から
助かり、大きな麻痺のなく経過している幸運を
どれほど理解しているのだろうと。。。
現実を受け止めているのだろうか。
面会には行っているけど、時間も少なくどこまで理解しているのか
本当はどういう気持ちでいるのか
なかなかわからない。
それでも前を向いていこう。
一歩ずつ一歩ずつ。。。
術後17日目にしてやっとお風呂に入れたようです。
本人は一人で入れたといってますが
どうなんだろう。でも、できることが
どんどん増えている
お風呂にはいってスッキリしたせいか、顔つきも今までで
一番いいような気がする。
でもやっぱり目が見えない。
ボールを目の前に投げてもらっても取ることができない。
歩くことはできているが、
階段が怖い。
特に降りることはできない。
旦那さんの普段の部屋は2階。次男が1階の部屋を使用しているけど
大掛かりな模様替えが必要になるかもしれない。
ぼちぼちやっていこう。
これを気にミニマリスト目指せるか！！
いらないものはどんどん処分していこう。
身近でまたコロナが流行っているようです。
5類になったからといってウイルスが弱くなったわけでもない。
自分で自分の身を守りながらうまくつきあっていくしかないよね。
そろそろ、一般病棟に移って1週間。
転院の話はどうなっているんだろう。
焦らずにいこう
一歩ずつ一歩ずつ！
術後15日目。看護師さんから電話で連絡があった。
トイレの失敗がなくなったので、パンツをお持ちください。と
管を抜いたあと排泄はスムーズだったようだ。
よかった。これで、下の世話はしなくて良さそうだ。
人間として生きていく上で、排泄が自分でできることは
すごく大切なことである。
ひとつずつクリアしている。
本人はやはり目のことが気になっている。
リハビリはしっかりしてくれているようだが、それより目を治してくれんと。。
ぶつぶつ。
できことをひとつずつやっていくしかないのに、文句ばかり。
これも高次脳のせいなのだろうか。
それとも、元からの性格なのだろうか。
子供が小さい頃は、キャンプに出かけたり
スノーボードに行ったり、子供の大会で県外に行ったり。
家族でたくさんお出かけをしてみんなで楽しんでいた。
でも、子供が大きくなり家族で出かけることも減り、
追い討ちをかけるように、コロナ期間となる。
出かけることも減り、ストレスの発散場所がなくなった。
そのためか、どんどんお酒の量が増えていく。
お酒の量が増えると繰り返し同じ話ばかりするようになる。
自分の話ばかりして人の話を聞かなくなる。
家族の会話が減っていく。。。
会社の人にも言われた。
最近ちょっとおかしかった。
せっかく助かった命。少し狂いかけていたものを
たちなおさせるためのものかもしれない。
一歩ずつ一歩ずつ。。。
術後13日目。
やっとSCUから一般病棟に移ることができました。
SCUでは、携帯も使えない。
ベッド上安静が基本でした。
一般病棟に移ってリハビリや検査がどんどん進めばいいな
と思っていました。
背中に入っていた管も抜け、おしっこの管も抜け、だいぶ身軽になったようです。
仕事が終わってから、面会に行ったので、5分くらいしか時間がなかったんだけど
行くと、ベッドが狭いとぶつぶつ。SCUの方が良かったと。
コーヒーが飲みたいからクレジットカードもってきてくれと。
まだ、食事もゼリー状。水分もとろみがついた状態。
頭の中もどこまで理解ができているかわからない状態。
体には、勝手に動いて転倒しないようにセンサーも付けられている。
そんな人にクレジットカード渡せません。
怪我をして入院しているのとは訳が違う。
先生の許可が出たらコーヒー持ってくるねというも不服顔。
これからの入院期間もどこまで続くかわからないので
お部屋代のかからない4人部屋を希望しました。
個室にしても、4人部屋にしてもベッドの大きさは変わらないはず。。
特別室とかなら、大きくなるかもだけど、
ここは我慢していただきましょう。
目の検査もしたようで、もしかしたら手術をしなければいけないかもしれない。
でも、手術で目が見えるようになるのなら、ぜひしていただきたい。
命の危険があったと思うとだいぶ回復している。
でも新しい不安が巻き起こる。
それでも一歩ずつ一歩ずつ。
術後11日目。術後2週間は血管攣縮により脳梗塞のリスクが上がる。
それを予防するための点滴をおこなっているようだけど、
点滴を入れたあとが気分がとても悪いみたい。
頭も痛くなるらしく、痛み止めを使用している。
あと、左目の前に大きな影があって見えていないらしい。
それも、内側が見えていない。
わたしはてっきり、外側が見えていないのかと思ったら、
内側らしい。
あと、光の反射も関係しているのか、見えていないのか、
はたまた言葉の理解が悪くなっているのか。
字や数字を読むことができていない。
高次脳の影響なのか。。。
今のSCUにいる限りは、詳しい検査ができない。
あと少しで一般病棟に移れるから、いろいろと詳しい検査はそれからになる。
手足には明らかな麻痺も出ていない。
動きは悪いけどリハビリ次第でどうにかなりそう。
視力と頭のなかはどうなのだろう。
目がみえていなくて、言葉が理解できないとなると
運転も難しく、社会復帰も厳しくなる。
とりあえず、命はつながったけど、
先のことを考えると不安になる。いや、どうにかなるはず。
と言い聞かしながら。。。
一歩ずつ、一歩ずつ。。。
やっとコロナ感染解除になった次男の初の面会。
父さんも嬉しそうです。
でも、面会に行った時、旦那さんトイレ中なのでお待ちくださいと。
え？！トイレに行けるの？
おしっこの管が抜けたのかと思ったけど、そうではなく
大きいほう
だったようです。お食事中の方すいません。
ベッド上でしているのかと思っていたけど、歩行器を使用して
なんとかトイレに行けた。また一歩前進の気がします。
次男は多趣味な子。広く浅くいろんなこと知っています。
だから、話していても楽しい。
それは、旦那さんも一緒。楽しそうにおしゃべりしていました。
内容も少しおかしいところもあるけど、
大体あっているような気がします。
色んなことが少しずつ、できるようになっているね。
もともと体を動かすことが好きで、走ったり筋トレしたりしていた人。
ベッドの上でこんなにじっとしていたことは過去にもないはず。
じっとしていることがかなりストレスになってきているみたい。
SCUのなかでは携帯電話も使用できない。
テレビはあるけど、21時には消灯で消されちゃう。
顔がむすっとしてますよ。
2週間は血管攣縮による脳梗塞のリスクが高いため安静が必要。
一般病棟に移るまでもう少しの辛抱だよ。
一歩ずつ一歩ずつ
術後7日目。ちょうど1週間がたちました。
鼻から管を入れて、栄養をいれていましたが、それもぬいて口からの
食事が始まったようです。
一歩前進。
でも、全粥にゼリー状のおかずです。水分もとろみをつけてどろどろ。
もともと好き嫌いが多く、辛いものが大好き。
私が作った料理にも、一味や辛子をつけて食べることが多かった。
病院の食事で、ゼリー状、見た目的にも何かわからない。
おかゆ以外は全部同じ味。と文句言いながら食べさせてもらってました。
どろどろのものならむせることなく食べることができている。
その後、自分で歯も磨いていました。
すごいね、とうさん。歯磨きができている。
ぎこちない持ち方だけど、すべてリハビリ。
あと、左目が半分以上見えていないみたい。
視野欠損。時間がたてば元のように見えるようになるのか。
運転はできるようになるのか。
今までできていたことが、すべてできなくなった。
高次脳の影響がどこまででるのか。すべて、理解できた時に
きちんと受け止めてリハビリを頑張ろうと思えるのか。
面会に行くたびにいろんなことを考え胸が締め付けられます。
周りのひとには、意識がもどって話せるようになってよかったね。
先のことは考えずに、今のことだけ考えて。
と言われるけど、やっぱり考えてしまう。
誰かと話していると、そうだそうだと前向きになるけど、
いざ一人になると。。。
一歩ずつ一歩ずつ
といいます。