今朝の夢の話です。

 

 

-夢をみた。

 
何故だか分からないけれど
多くの人の前で、太鼓を叩く事になっていた。
 
二人一組で。
 
太鼓は神代太鼓(と言っていた)。
二人はそこで叩きあいをする予定だった。
 
色々な人から
「楽しみにしてるね。」と言われ
私は緊張しながらも、披露会を楽しみに
していた。
 
ところが、何が原因だかわならないけれど
猛烈なバッシングを受ける様になる。
 
人の目が、まるで針のムシロの様に
私に襲いかかり、突如、もの凄い
世間の荒波に当たる様になる。
 
期待されていた目が、侮蔑の目に変わり
幾重の波の様に、私に突き刺さった。
 
訳の分からないバッシングを
受けている私に、相方が
 
「大丈夫?辛いならやめる?」
 
と聞いてくる。
私は
 
「大丈夫。今はもう、そんな気持ちないかも
   知れないけど、私に依頼してくれた人の
   その時の気持ちを大事にして、
   出ようと思う。」
 
と、相方の女性に言うと
 
「そう?無理しないで。
  今、貴方は大変でしょ?
  私が全面にたって、皆の相手するから任して。」
 
と心配の声を掛けてきた彼女の微笑みをみた時、
何故か、彼女の心の中が見えた様な気がした。
 
『今回の主役は、貴方じゃない。私よ!』と。
 
何故だかその時、私は相方の裏の顔を見た気がして
喉の奥でヒュウッと息を飲んだ。
 
太鼓を叩く当日。
野外で披露をするには、最悪の天気だった。
 
嵐の様な、猛烈な雨。
 
太鼓は野外ステージに設置されている。
緑の広い芝生の上に置かれた太鼓は、
雨の中、カバーもされず、雨に打ち付けられている。
(実際は、雨の中で・・・というのはないんだと思うけれど。)
 
野外会場には、大きなテントが幾つも立っていた。
運動会のPTA席に立つ様な、それよりももっと大きなテント。
 
嵐の様な雨に、人はまばらかと思いきや
大入り満員の状態で、
今か今かと、始まりの時を待っている。
 
控えの通路で、外の様子を見た私は、
この聴衆の多くの人は、
私の太鼓の音を期待するより
私の状態を嘲笑ために
集まったのだと感じた。
 
太鼓は、雨ざらしの中で
私を待っている。
 
「大丈夫よ。私がいるから私に、まかせて」
 
ぼんやりと、外を眺めている私の後ろから
相方が声を掛けるが、彼女の声は、
何処か嬉しそうだ。
 
「ありがとう。」
 
と呟いた私は、
私に向けた満面の彼女の後ろにある、
笑う女の顔を何故か落ちついた気持つめながら
 
『多くの人は、私に悪意の感情を
 向けるだろうけど
 私を心配してくれる人もいる。
 それに神代太鼓は、神様にささげるもの。
 私は、その人達のために、
 そして
 神様のために、一生懸命太鼓を奏でよう』
 
と決意し、雨の中で開演を待つ
テント下で待つ多くの聴衆の前にたった。
 
相方が挨拶を終えると、
次は私が一言、挨拶をすることになり
私は雨の中、マイクの前にたつ。
 
一斉に向けられる目。
 
雨に煙る中で見る聴衆に私は向き合いながら
 
「これから披露させて頂きます。」
と告げて、頭を下げた。
 
そして、頭を上げた時に
パアッと光が自分に降り注いでいるのが分かった。
 
嵐の様な雨だったのに、頭を下げている間に
いつの間にか雨が止み、
重い雲間から、太陽の姿が少しだけ顔を出して
太陽の光を降り注がせている。
 
驚いて顔をあげた私の目に
太陽の光がパアッと当たる。
その時、
『大丈夫、一緒にいるから』
と、そんな声が頭の中に響いた。
 
大雨が突如止み、太陽の光を受ける私に、
会場からどよめきが起きる。
 
私は、私の中に響く声に励まされる様に
太鼓の前にたち、
大きく息を吐き、
よしっ!と声に出すと気持ちを
太鼓にだけ意識をむけて
バチを大きく振りかざし
勢いよく、腕を太鼓に振り落とす。
 
太鼓はドオンと低い音が鳴り、
それを合図に叩き合いが始まった。
 
その後・・・・
どんな風に叩いたのかは
余り覚えてはいないけれど、
叩けば叩く程、私は自分の回りに
赤黒い炎が立ち上がっていくのがわかった。
 
嘲り、侮蔑を感じた心が怒りとなって
太鼓のリズムに合わせて
炎となり立ち昇る。
 
私は、太鼓を叩く自分を
第三者視点で見ながら見ていたが

その無心で叩く姿はまるで
「阿修羅のごとく」という声が
聴衆が囁かされていたのが
第三者視点の私の耳に入った。
 
途中、休憩になり、
私は控え室で腰をおろした。
側に相方が寄ってきて
「大丈夫?」
と声をかけてかきた。
 
叩き合いが始まる前とは、
まるで違う様子の相方を見る。
 
私の様子を聞く声に
心配する音が混じっているのがわかる。
 
まあ、自分で言うのもなんだけど
誰しも私の悪鬼の如く
憤怒の炎を背に纏う私をみたら
心配するだろうけれど・・・でも
 
「全然平気」
と答えを返した。
 
控えの間に下がっても
私には、叩き合いで生み出した
炎が、私の周りから消えていない事を
認識していた。
 
周りからも、私がゴオゴオと燃え盛る炎を
纏っているのが見えているのだろう。
 
でも、私はむしろ
「もっと、もっと、
    炎を立ちのぼらせてやろう」
と思っていたから、相方が
どんな顔で私を見ていたのか
正直な所、あまり見ていなかった。
 
叩く太鼓のリズムに立ち昇る炎(の幻影)
何と気持ちがいいんだ・・・
そんな風に思っていたのだから
しょうがないとはいえしょうがないけれど、
今考えてみると、かなりヤバい状態の私だったぼけーあせる
 
休憩があけ、また叩き合いの場に戻る途中、
相方が、何か神妙な顔で私をみていたが
私は相方よりも、
もっともっと炎を・・・と思っていたので
相方に声を掛けずに場に戻り、
太鼓の前に立ち、後半戦を始めた。
 
炎は最初、赤黒く立ち昇って行ったけれど
その内、赤く赤く、
そして光が混じる赤へと変化し
昇華していくのが分かる。
 
その炎の向こうに
不動明王の姿が見えた気がした。
(不動明王・・・と口にしていたので、私がぼけーあせる
 
叩けば叩くほど、燃え上がる炎に比例して
高揚する感情に
ああ~!と恍惚な表情を浮かべていると
 
突如
ピィ~ヒョロ~と笛の音が聞こえてきた。
 
あ”あっムキービックリマーク五月蝿い
と思いながら、その音の先を辿ると
相方の女性が笛を吹きながらこちらを見ている。
 
そして、笛の音と重なり合わさる様に
相方の思念が伝わってきた。
 
『もう、そろそろ落ち着いて・・・
 このままだと、戻れなくなる。
 その思いを解き放って・・・
 私が笛の音と共に
 あなたの気持ちを送ってあげるから・・・』
 
と。
その思いを受け取ったけれど、何で?と
やはり『ああ”っムキームカムカ
と思いながら相方を見返した時
 
空の切れ目から差し込む太陽の光が
私にスポットライトを当てる様に降り注がれ
 
『こちらへ導きなさい』
と、何処からともなしの声にあわせて
雨雲から覗き込んでいた太陽の前の雲が晴れ
太陽が大きく顔を出してきた。
 
光に当てられて、少し我に返った私は
笛の音に合わせて
自分の周りの炎の幻影を空へ昇らせようとすると
 
雨上がりの熱気のモヤモヤと
笛の音と
太鼓の響きが合わさって
私の周りに立ち昇る炎が徐々に空へと昇って行き
その炎は太陽に吸い取られていく様に
昇華していき・・・
 
叩き終わるのと同時に炎はすっかり消え去った。
 
その空には大きな虹がかかり、
拍手喝さいと共に
叩き合い?が終了になりました。
 
精も魂も尽き果てた私だったけど
妙にスッキリとした感じと
満足感とを感じた・・・と思ったと同時に
 
パチッと目が覚め、時刻を見たら
朝4時30分少し前でした。
 
でも、朝陽が出るの早くて
空は白んでいました。
 
前半部分は、起きてすぐに
二度寝して忘れない様に・・・と書いたので
読み返してみると、?と思う言葉が
打ってあったりしますが、
まぁ、寝起きのままに書いたものなので、
大事に書き残しておきます。
 
シンボル・・・っていうと、
これは一体何がシンボルになる訳?
 
太陽?
太鼓?
笛?
虹?
阿修羅?
声?
 
多すぎて、よう分かりませんぼけーあせる
 
 

 
結局、良い夢だったのか、悪い夢だったのか分かりませんけど
最後はスッキリした夢だったから良い夢という事になるのでしょうか?
 
今日も、変わった夢でした。
ちなみに、相方は全く知らない人でしたキョロキョロ
 
昨日、夜9時に寝たので(久しぶりに早く帰れたので)
その影響だったんでしょうかね?