メイデーに見たい
コメディ・バレエ
「リーズの結婚」
メイデーと言われて真っ先に「メイポール・ダンス」が頭に浮かぶのは、ちょっと(←かなり)変わった人かもしれない。そのくらい子どものときに見たバレエ「リーズの結婚(ラ・フィユ・マル・ガルデ)」が面白かったのだ。
農村で暮らす娘リーズには、貧乏な農夫コーラスという恋人がいるのだが、リーズの母は「もっと有利な縁談を」と、裕福な農家のバカ息子を押しつけてくる。この母親役は男性のベテランダンサーが演ずるのがお決まりで、けっこう難しいタップダンス要素のある「木靴の踊り」を披露する。
……と、ここまで書いてWikipediaを見て驚いた。「季節が秋」と書いてある。そんなはずはない。メイポールダンスというメイデーの踊りが出てくるのだから、これはメイデーの話なはずなのだ。なんか「初版が残っていない」とか「ロシア版はまた別」とか書いてあるので、いろんな演出があるのかもしれない。
↓メイポールダンス
とにかく「リーズの結婚」といえば、この「メイポールダンス」と「木靴の踊り」、それからリーズとコーラスが踊るリボンの踊り(私は勝手に西洋版「あ~れ~・よいではないか」ダンスと名づけている)が見どころなのだ。
↓「あ~れ~」「よいではないか」な2人。
↓雰囲気だけ見てみたい人用1分動画
↓全幕見て見てみたい人はボリショイ(ロシア)版を。季節は秋っぽい。
と、ここでまた「メイポール・ダンス」を調べてみたら、Wikipediaの「ヨーロッパの五月祭」に、フランスとイギリスにはメイポール・ダンスがあるという記述がある。「ロシアにはない」とは書いていないが、ないから秋の収穫祭に設定を変えちゃったってことだろうか?
↓英国のメイポール・ダンス