その肌のかゆみ
もしかして花粉症かも?
花粉症の症状といえば「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」だが、最近、顔や首、頭皮などの皮膚にかゆみや腫れなどの症状が出る人が増えているという。これには、すでに花粉症だと診断された人はもちろん、「花粉症ではないが、春になると皮膚がかゆい」という人も含まれる。抗ヒスタミン剤などの薬をのめば症状は治まるのだが、「自分は花粉症ではない」と思っている人は気がつきにくい。受診するならアレルギー科か皮膚科、すでに耳鼻科などを受診しているなら、まずドクターに相談してみよう。
また、春先になって急にシャンプーや化粧品でかぶれたり、かゆくなったりする人も増える。春はストレスで肌の調子が崩れやすい季節だが、花粉の影響で炎症を起こしている可能性もあるので注意したい。不調を感じる人は、この時期だけでも敏感肌用のシャンプーや化粧品に替えると症状が落ち着きやすい。
物理的に、花粉との接触量が減れば症状は軽減できるので、外出時に帽子やスカーフ、マフラーで髪や首につく花粉をブロックするのは効果的。家に帰ったらバスルームに直行し、花粉を洗い流してしまうのが最も合理的だ。
ちなみに犬も花粉の影響を受けることがある。クシャミなどの気管支症状ではなく、かゆがったり、毛が抜けたりする皮膚症状限定だ。散歩のときにコートを着せたり、帰宅後のブラッシング、マメなシャンプーで症状は改善できるという。花粉を含むペットのアレルギーの検査は獣医さんで受けられる。
花粉