私たちが加藤先生と出会ったのは大学3年生の春で、それから約4年間先生のもとでデュオを学びました。


一番最初のレッスンで、まだ一度も私たちの演奏を聴いていないのに「期待のデュオ」って仰っていただいたことを今も鮮明に覚えています。

大3は、周りのお友達を見ながら必死にもがいていた時期だったから、純粋に嬉しかった記憶があります。


私たちがカップルだったからなのか(デュオを継続させるという意味で)、何を根拠に先生がそう感じていたのかは今も全く分かりません。

(もしかして適当でしたか?って話をこの前先生としました🥺笑)


でも、それからその4年後にロストックに私たちもピアノデュオで留学しようとしているのだから、加藤先生の直感、凄い!笑と厚かましくも思ってしまいます。


ピアノデュオとの出会い、きっかけは「好きな人とデュオをしたら楽しそうだから」とか、そんな訳ではもちろんなくって、

(最初は、1年に1曲やれば良いペースだったし、まーくんは連弾はやらね〜👶とか言ってたし


私の、一方的な加藤先生への憧れがきっかけでこの道を歩み始めたという事は間違い無いと思います。

(初っ端のレッスンで、先生のCDにサインを書いてもらったのも懐かしい)


加藤先生の授業って毎年席をはみ出すくらい受講生がいっぱいいたのが印象的で、

生徒思いの人気の和声の先生かと思っていたら、僕の専門のピアノデュオ…?ってびっくりして、先生のレッスンを受けてみたいなと思ったのがきっかけです。それで近くにいた彼を誘いました。


先生がさらっと仰る言葉には厳しくも、優しさがたっっぷり含まれていて、いつもいつも深く考えさせられます。レッスンでも毎回新しい発見が沢山ありました。どの曲を持っていっても先生の作品に対する思いや知識は計り知れなくて、お陰で私も昔よりは楽譜をしっかり読むようになった気がします。


最初は私たち自身もただ楽しく弾いていたデュオだったけど、そんな先生の存在があって、だんだんとピアノデュオと向き合う時間が増えていったと思います。


いつのまにか、自分たちでデュオを作り上げていく事に意味を感じ出して、面白いなって思って、

聴いてくださる方が楽しんでくれることが何より嬉しくなって、

 

そしてまたいつのまにか、私たちが音楽人生でのあらゆる選択の中で、何事も「ピアノデュオ」が前提になっていました。

とはいえこの段階になってからは、とにかく喧嘩が(更に)増えました。喧嘩が増えたことによって、嫌になって「もうデュオやめよう!留学やめよう!」って私がしょっちゅう言うようになって(2022年冬くらいかな)笑


でもまーくんは何があっても一言も、やめるって発しなかったなあ…

今更何言っているの?と何度も叱られました。

なんだかんだ彼の方が、先に覚悟が決まっていた気もする。


話がそれちゃったけど、そんな先生への感謝の気持ちを話し出したら長くなってしまうのですが、

何があっても(デュオを)やめないでくださいねと何度も私たちをこの世界に連れ戻してくださった事は、たった一言とはいえ、身に余る大きな支えだったと思います。


ひとつひとつの出会い、全部大切にしていきたいなあ。



ピアノデュオに関しては、本当に行動的だったなあと自分でも思います。そうやって様々なことが繋がってたどり着いたロストックでの留学、無駄にしたくなさすぎて、今から不安がいっぱい。


語学を勉強するのも人生で初めてで、(ピアノを弾くか遊ぶかだったから)ドイツ語も難しい。勉強の仕方もいまだによく分かってないけど、復習が大切な事はようやく分かってきた🥺


一方相方は、不思議なことに何も不安はなさそうなので、心強い真顔

でも不安がないから、何もしないって事はなくて、そこは彼も最近成長したっぽい


とにかく頑張ります☺️!

にしても8月、ゆっくり休みすぎて身体が動かない…