自分でしてごらん



耳元でささやく



恥ずかしげに
首を横に振ってイヤイヤする



くちづけ…
くちづけ…
くちづけ…



熱くほてった耳たぶを
軽く甘噛みすると
ビクンっと震える




自分でしてごらん

もう一度ささやく




シン★さんがいいの
消え入りそうな声




自分でしてごらん

優しく命じる



左手でふくらみを
裾野から持ち上げて
指先が頂をゆっくり触る



それを見ながら
くちびるをうなじから鎖骨へ

そして
肩先からふくらみの稜線を
何度も往復させる




昂まる声




もどかしげに膝が揺れて

右手が伸びる



薄布の底を持ち上げ
すくいとって
小粒な真珠にそっと触れてる



震える体



持ち上がった薄布の隙間から
リズミカルに動く濡れた指先が見える




いつもしてるの?

意地悪くささやく




イヤイヤしながら
指の動きは止まらない…




半開きのくちびるから
連続した声




目の前の
もう片方のふくらみが
細かく震えてる



思わず



裾野から頂点近くへ




ひと舐め
ふた舐め




やがて…

両足が爪先まで
強くピーンと伸びて

震えながら伸びきって



強烈な痙攣に
全身が断続的に震えてる





綺麗

本当に綺麗

それしか浮かばなかった




薄布を取り去り

全身で包み抱きしめる




愛しさに満ちる




様々な事がたくさん集まって

ピークはそれなりに続き


次第に失って


シンプルになって行く


その先


失いきった時…


心は豊かでありたい




ごめんね


心残りひとつ


再び生きていてよかったと


実感できるその日


ぼくの瞳に映る笑顔は…



誰?




2008年
北京オリンピック開催の夏


この年の誕生日


誕生日の始まりは

可愛くドキドキ大切な人から

あたたかなメール



誕生日の締めくくり

新たな年代の始まりは

可愛くドキドキ大切な人と

日付をまたいで

くちづけを交わし続けた



「雲と同じ高さにある」
「流れ星を一緒に見た」

あの場所で



忘れられない夏の誕生日



伝えたい

ドキドキ

そして

ありがとう



あの時…