CRM50は、バブル期に登場した2ストローク(オイルが燃焼して白煙をマフラーから吐くやつ)エンジンのマニュアルギア6速クラッチ付のオフロード車です。

 

 

この手のスポーツバイク入門編の原チャリ50ccは、バブル期からしばらくまで、どっか20万円前後くらいから販売されていました。原付免許の取得の容易さと普通自動車免許におまけでついてくるという手軽さで、どっか10代や20代前半の当時の若い人には人気がありました。

 

 

メーターは、60km/hまであります。どっか4速後半から5速入口くらいで、点火系で速度リミッターがかかります。

筆者は、普通自動二輪を持っているので、シリンダーとピストンをバイク屋に交換してもらって65ccにしています。その際に、社外CDIという速度制限のための機構を解除しています。

社外CDIとの交換だけでも、最高速は、80km/h出ますが制限速度が30km/hなので捕まったときに被害がでかいです。

 

 

まずはエンジンのかけ方から解説します。

CRM50は、キャブレター方式です。これは、機械式になるので冷間時と温間時の扱いの差があります。

 

注意点は、エンジンがかかっていないのに、アクセルを開けるとガソリンがシリンダー内に入りごっぽりプラグがガソリンで濡れます。それで再始動が困難になります。

 

上の写真の黒丸のチョークを引いてキックで始動します。

乗車者の脳の働きに問題があるときは、エンジンキーをoffにしたままキックするときがあります。

その際、アクセルをキックと同時にひねりながら開けてしまうと、プラグがかぶる可能性が高くなります。

 

 

外装を中心に、メーカーからの部品供給は終了しはじめています。

ただ問題になることはあまりありません。

オタクだと、これをみて「最終型なのに、年式が違う外装が入っているじゃん。」となりますが、この1台で数人が乗って楽しんでいますので傷が入るとヤフオクで外装買うを繰り返していますので仕方ないです。

 

 

この手の原チャの要は前後足回りです。

片方オーバーホールに4万円くらいかかりますが、それを前後するとコースとかを走っても、かなり走れます。

 

 

176cm、体重77㎏のおじさんが乗ってもそれなりに足回り動いてくれます。

体重が軽いとタイムは伸びる傾向が強いです。

 

CRM50は、特性が素直です。

オフロードでは、長ーいストロークの足で「おー、こんな乗り越えるのか。」と感激します。

いいところは車両が77㎏と軽いので、ウィリーとかジャックナイフとかスタント系の練習をするのに適しています。ウィリーを失敗して棹立ちしても、身長がある方だと抑えこめます。

 

 

最後に、オイルの入れ方です。

このような容器が必要になります。

 

 

入れ口は、白いフレームのハンドル下の黒い●のところです。

最初の10回くらいは豪快にこぼれると思いますが、そのうち上手になります。