僕が彼女に出会ったのは
共通の音楽仲間・バンド仲間を通してだった。
シロー29歳、ヨシエ25歳の初夏だった。
何度か見かけたことはあったけれど
みんなで飲んだときに紹介され
「今度デートしようね」と約束した(手が早いってゆーな!(笑
翌週くらいに連絡を取り改めてデートの約束をして日にちを決め
当時僕の勤め先が古川橋
彼女が元麻布と近かったので
仕事が終わってから歩いて迎えに行き
そのまま六本木まで散歩した。
小料理屋のような居酒屋で食事しながら軽く呑み
ショットバーで何杯か引っ掛けた後
スクリーミング・マッド・ジョージのパラノイア・カフェで
手の甲や額に特殊メイクで目玉を付けてもらったりして大騒ぎした。
遅くなったのでタクシーで僕のアパートへ行き
そのまま二人は付き合うことになった(手が早いってゆーな!(爆
当時ちょうど彼女は不規則な時間が多い仕事と
陸の孤島元麻布の交通の便の悪さから
しょっちゅう事務所に泊まりこみ
親に一人暮らしの了解を取り付けたところだったので
候補の中から僕の部屋に近いところを選び
翌週には契約して引っ越してきたのだった(彼女の行動もはやっ!(笑
僕のアパートは羽根木公園に面した6畳+DKの静かな木造アパート。
一人で住むには割りと広くて
実際周りの部屋には同棲や半同棲のカップルが何軒もいた。
彼女は下北沢に近いわりと賑やかな住宅地にあるワンルームマンション。
ちょっと狭いが夜遊びには持って来いのロケーション。
駅間の短い私鉄3駅の距離を
電車や自転車やときにはぶらぶらと散歩しながら行き来して
毎日どちらかの部屋に一緒にいる半同棲生活が始まった。
僕は自転車を持っていたが彼女は無かったので
彼女の友人たちが原宿の無印良品で無印自転車にリボンを付けてプレゼントしてくれて
帰りは二人乗りで帰ろうと思っていたら
彼女は友人たちと電車で戻るからと言い
仕方なく一人で井の頭通りを無印チャリで走って帰ったのだった(笑
MTBに乗りなれてるとママチャリや無印チャリはかったるいんだよねー(@_@;(苦笑
つづく