ガットパージとは、一言でまとめると
幼虫が蛹になるために腸の中の余分なものを排泄する行動
です。
蛹から蝶(成体)になるためには、体を一回素材まで分解します。
その時にフンとか混じったら困るので、全部排出という感じかな
忘れてはいけないのは、幼虫は大変きれい好きなので、ガットパージの時の液体の便にはものすごく触れたくありません。
ガットパージを行う姿勢は、腸内のものが全部出るように体は極力真っすぐに、そして自分が汚れないように遠くへ出したい。
何度も見ているとそう感じます。
・ガットパージする前に準備しておくことは?
室内で飼育しているのであれば、下が汚れるのでビニールを敷いておいたりチラシ等汚れてもそのまま捨てられるものを置いておくと楽です。
自分は、排泄予定地にプラスチックのフタを置いています。
フタだけ洗えばいいので楽ちんで便利。
出る液体(液便、下痢便)は、粘度が高めの緑色の液体。
香りは食べている物によりますが、くさいとかはなくそのまま濃縮柑橘の香りが近いです
・もうすぐガットパージ(液便、下痢便)しそうなのはわかる?
わかります。
個体差がありますが、いつもの場所で動かなくなって排泄するタイプと、いつもと違う場所に行って排泄するタイプと2種類に分かれます。
気を付けないといけないのは、普通はガットパージ後にワンダリング(蛹になるためにいつもの場所から離れて歩いていく)でどこかに行ってしまいますが、後者の場合、突然どこかに歩いて行ってしまうので気を付けないと見失ってしまいます。
まずは食べなくなります。
ひたすらその場で排泄を続けて半日?ぐらい。
食べないのでどんどん細くなって、上から見るとむちっとしていた体がこのような感じになります。
はじめはいつものフンですが、どんどんサイズが大きくなり、排泄間隔も短くなります。
ガットパージ前のフンの変化。
左端はいつものフン。
4回分、排泄した順番に並べるとよくわかりますが、急激に大きくなり、形が変わってしっとりしたフン+8みたいな二段重ね状の形になる。
右端の形状のフンをしだしたら、ガットパージまでもうすぐ
ガットパージの前には、お尻を遠くに出したり、体をまっすぐにしたりします。
すーっと滑らかに体勢を変えるので、あ、ガットパージするんだな、と見てわかります。結構面白い。
ゆっくりと体をまっすぐに伸ばして最後のフンを出している所。
この後すぐにガットパージ。
葉っぱの真ん中にいたけど、ガットパージするために一番端までバック中。
お尻は葉っぱから出します。
真ん中にくっついて排泄していたけど、このままだと汚れるから遠くに出したい…でも、垂直の葉っぱなのでお尻を遠くに出せない…
なので、バックできるところまでバックしてガットパージ。
絶対に汚れたくない執念を感じます。
葉っぱからお尻をだして、ガットパージ中。
結構な勢いで出ます。
・ガットパージしたらどうすればいいの?
すぐに動く個体と、しばらくしてから動く個体がいます。
基本的には、蛹になるためにどこかに行きたくてしかたない(遺伝子レベル)ので、どこかに行ってしまう前に誘導。
自分の方法をご紹介。
ガットパージしたら、ここから離れたくてしかたがないので、いつもの鉢底ネットを差し出す。
すぐに登ってくるので
登り切ったら、個室へご案内。
フタをして終わり。
ワンダリングは、広い場所を準備する必要もないので自分がいつも使っているのは
(ナミアゲハ用、サイズが大きい幼虫は別)
・村上農園のスプラウトのケース(最近、ペコペコで薄いので注意)
・セリアで購入した鉢底ネット(サイズに切ってある)
・鉢底ネットを立てるための洗濯ばさみ
・影を作るための納豆のフタ
鉢底ネットは、何故かナミアゲハの幼虫に大人気で(たぶん、足の間隔がぴったり)よくくっつくので管理が楽です。
壁やフタにくっついても、ケースが薄いので切り取って羽化ネットに入れたりするのも簡単にできます。
大きいサイズの幼虫は、味噌ケースだったり、とりあえずフタがしっかり閉まれば何でも大丈夫。
狭くて大丈夫?と思われるかもしれませんが、結構平気。
ものすごく元気な幼虫は、糸を張らずに走り回ってフタから落ちたり何時間も動き回っていた個体もいましたが、みんなちゃんと蝶になって飛んで行きました。
個室がいい点の一つに、万が一寄生されていた場合、処理が楽なこともあります。(実体験)
自分が初めてガットパージやワンダリングを見た時に、幼虫の行動がよくわからず右往左往したので少しでも参考になればとまとめてみました。










