人と会うと色々な事が起きる。
たとえば癒される。
たとえば腹がたつ。
たとえば助けられる。
たとえば邪魔をされる。
たとえば真実を教えてくれる。
たとえば嘘をつき、嘘をつかれる。
好きになり、嫌いになり、悪者にしたり、悪者にされたり、
良い人間に間違えられたり、良い人間になれなかったら落胆されたり。
最近よくイライラする。
安易に考える事ができないイライラ感。
色々聴こえすぎて、
色々見え過ぎる。
人と会うと色々な事が起きる。
たとえば癒される。
たとえば腹がたつ。
たとえば助けられる。
たとえば邪魔をされる。
たとえば真実を教えてくれる。
たとえば嘘をつき、嘘をつかれる。
好きになり、嫌いになり、悪者にしたり、悪者にされたり、
良い人間に間違えられたり、良い人間になれなかったら落胆されたり。
最近よくイライラする。
安易に考える事ができないイライラ感。
色々聴こえすぎて、
色々見え過ぎる。
病人という人間という種
先日ブログに書いたけど4人部屋での8日間の病院生活が終わった。
退院の前の日に部屋のベッドは全てうまっていて左隣の人はすっかり大人しくなりすっかり無愛想になっていて向かいの人は相変わらずラジオをスピーカーで聴いてる。
日中読書をするにも、どうにも気になって一向にページが進まない。直接言ってもダメだったからもう堪りかねて看護師さんに受けてるストレスを伝えた。
やんわり伝えてくれてその後ピタリとラジオの音はしなくなった。
僕はミュージシャンとweek dayは仕事もしてる。でも時々このありがたい環境に押し潰されそうになる時がある。きっとなにか世間にどう見られたいとか俗世間に認められたいとか米粒みたいな事を無意識にずっと考えてるんだとたった1週間の入院で思い知らされた。
病名診断された人はどんなお金持ちでもどんな貧乏人でもどんな理不尽な人もどんなイケメンもひとつの病人という種にハマる。
それが僕にとってとても守られてる気がした。
なにかあれば直ぐに駆けつけてくれる看護師さん、優しく問いかけてくれる主治医の先生。毎日決まった時間にお茶を入れてくれる人。ここに居れば何の不安もなくこの人達は僕を守ってくれるこの状況が堪らなく嬉しくてありがたかった。
部屋でのストレスもあったけどモヤモヤした気持ちで退院するのが心苦しかった。
退院当日。
決まって毎朝5時に目が覚め明るくなり始める窓を眺めながら少しずつベッドの周りを音を殺しながら荷作りして最後の朝食を名残惜しく食べ終えてトレーを返却した帰りにラジオのお爺さんに同室にもかかわらず滅多にないタイミングで遭遇した。
少し気まずくて、きっと僕が退院するのに清々してるんだろうな~と思ってた矢先に、
『次田さん、今日退院ぢゃったよなぁ』
それから僕とお爺さんは30分以上窓際で色々な話をしてた。
とてもあたたかい気持ちで家に帰ることができた。
あっという間に家に着くの嫌だったから駅まで歩いてバスで帰った。
もう町は夏の空気が流れてて女の人はすっかり素足にサンダルの人が増えてた。
女の人の素足にサンダルは僕にとっての夏の訪れなのだ。