「自分はこのままでいいのか」そう思った時は、いつも僕は救われる。

笑顔写真家 かとうゆういち

尊敬できる兄さんのような存在。「泥臭く、汗を流して、精一杯に」焦る必要なんか全くないんだ。思いっきり楽しもうと思った。

いまは、根を張る時期なんだ。前に前に結果ばかり求めても、空回りするだけだな。本当に大切なものだけは、ちゃんと握りしめてればいい。あとは失うものなんかない。


暑い日も寒い日も、冷蔵庫・洗濯機を何台も洗う。引っ越し!と言われれば、アパートの3階まで運ぶ。

でも、すべて自分で決めたこと。全く後悔はしていない。もう少し、誇りを持とう!自分の働きに誇りを持とう!そう思った。新たなスタートを誰かが止める。いや、まだなのか。

「泥臭く、汗を流して、精一杯に」思いっきり、生きようと思った。


休みの日は畑に行く。農家でもないし、NPOに就職してるわけじゃない。だから、もちろんこれで食っていけるわけもなく。でも、休みの日は、畑に行く。時間を無駄にしているなんて思ったことは、一回もない。

「なんで、そんなことやるの?」と聞かれれば、僕は「趣味だよ」と答える。バイクも乗らなきゃ、釣りもやらないよ。でも、みんなと畑に挑戦してみたい。月に1回は小学生のみんなも招待しようかって思うだけ。

「趣味」って聞くと誤解されるかもしれないな。もちろん、僕は代表としてみらい工房に対して、責任もって、取り組んでいます。責任も義務もある。でも、楽しむところは、思いっきり。


「地元好きだよね」と言われる。僕は、地元が好きです。高校を卒業後、地元を離れて、一人暮らしを始めた。地元の友達も家族もいない。そんな初めての環境。

正直、すっごい楽しみでワクワクしてました。なんか新しい物語が始まるかのような気分。でも、そんなの最初だけで、寂しくなることもあった。

気がつけば、福井という場所で「福井をわくわくworldに」と言っていた。でも、次第に地元への思いも増していく。世界に旅立つ!と言ってたときもあったけど、結局行かなかった。難しい決断だったけど、わかってもらえたと思う。そこまでして、この地元で何をやるんだろうか。


僕は基本的に強がってる。でも本当は自分が一番弱いんじゃないのかと思うときもある。すごい多くに人に支えられて、生かされてるんだって思う。感謝するべき人が、周りにはいっぱいいる。みんな、本当にありがとう。なかなか言えないけどさ、感謝してるぜー!