後悔ばかりの私 | ようこのpositive日記

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2013/1乳がん告知
ブログを通して、同じ病気と闘う仲間とつながりたくて、ブログを始めました。
初心者ですが、マイペースでアップしていきます。
よろしくお願いします。

前記事に、メッセージ、LINEを
たくさんいただきました。

本当にありがとうございました。


アメリカから電話をくれた幼なじみ

お通夜に来てくれたママ友

雪蓮華・花蓮華のみんな

ブロ友さんたち


みなさまのお言葉に
どれだけ救われたかわかりません。



3/28に母は、天に召されました。

兄と滞りなく葬儀を終えることができ
母も喜んでくれてると思います。





告別式の最後の兄の挨拶で

私(←兄)は、1年前、母が病気になってから、職場の理解もあり
母との時間を持つことができました。

今までの人生の中で一番、
母を身近に感じ、いろいろなことを
話すことができました。


しかし、
妹は昔から母と仲が良かったのですが

遠方ということもあり、
この1年、私ほど母との時間がとれず
悔いが残ってしまったようです。

と、私の思いを伝えてくれました。


私はずっと泣いていたので
あとの内容は、とてもいい挨拶だったのに思い出せません。




兄は、3月生まれで、
学年で体も小さく幼かったので、

母はずっと兄を心配をしてきました。

大人になっても、結婚しても。


高校生の頃は、難しい時期があり
両親と1年以上口をきかないことも


そんな兄が、この1年、
本当にがんばってくれました。


本来なら、私ができたこと。
そばに住んでいればできたこと。


仕事をしながら、
ありとあらゆることを、
ひとりでしてくれました。


母の数回の入院のうち、
せん妄が出たこともあり
退院後、正気になるまでの数日間
大変だったり

でも必ず、数日で
もとのしっかりした母に戻るんだけど


兄は、母のいい時も悪い時も
全部ひとりで受け止めたのでした


最期の看取りも

母が昏睡状態になる前の
一番苦しがっている間、
ひとりで付き添ってくれました。


それは、とても辛かったにちがいない



私は、母の辛そうな時、
せん妄ではちゃめちゃになった時に
あまり出くわすことなく

最期の看取りもできずに
母を送ってしまった




苦しそうで、今すぐ命が絶たれてでも
鎮静剤をもっと増やしてほしいと
何度、言おうと思ったかと、兄。


そんな状態だと知っていれば、
私に会えなくてもいいから
楽にしてあげてと言えたのだけど


すぐに来れない私を思って
私に余計なことは言わなかった兄


回復することだって
あるかもしれないと
弱ってても会えると信じ


そんな時ですら
渋谷から広尾まで
バスに乗ってしまった
どこまでも庶民な私


タクシーに乗ることも気がつかず
あと10分だったのに

結局、間に合わなかった




3月半ばに母が入院した時
胸はザワザワしたけれど


引越し準備と
送別会やら最後のランチやらで
名古屋にとどまり、

娘の終業式の翌日には上京して
母に会いにいこうと思っていた



あと5日だった



あと一週間、急変が遅ければ
子ども達を会わせることができたのに


2時間早く急変の連絡がきていれば
夜のうち新幹線で行けたのに


母の夜の様子を知っていれば
鎮静剤を増やしてと言えたのに




後悔がつきないのです。




何より私がいなかったことで、


苦しい時間がのびてしまったのでは
ないかということ


これが一番辛いです。






ごめんね、ママ



でも、きっと

若い頃いっぱい心配をかけた
お兄ちゃんが
親孝行する時間だったんだね


ようこには、
辛いところ、一番悲しい瞬間を見せずに、
逝ったんだよね



兄妹、仲良くね



と兄夫婦に最後に言ったそう。


仲良くするよ。

母が亡くなった朝、
兄嫁と抱き合って泣いた。




母が病気になったことで
兄との距離が縮まったと思う。


いろいろなことを共有し、考えた。


こんな役立たずの妹なのに

いてくれて良かったと
ひとりっ子じゃなくて良かったと
言ってくれたお兄ちゃん


ようこの方こそ
お兄ちゃんがいてくれて良かった


そして、こう思い合う私たち兄妹を

母と父も喜んでいるに違いない。


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一年前、見上げた実家のモモの花

残念ながら、今年の花は
母と一緒には見られなかった


まだまだ、信じられない

乗り越えられないけれど




春だから

新学期だから

前に進んでく


春生まれの母

暖かく苦しくないところで

幸せでいてほしい



明日は、息子くんの入学式だよ

合格を喜んでくれたよね


私たちのことを

空から見守っていてね


ママ、ありがとう