今、ちえを薬剤師ときちんと認識して相談してくれる患者さんは
多分3人くらいなもんだと思う。
3人とも肺癌の患者さん。
1人は何とか無事に退院して
外来で抗癌剤の注射してるんだけど
免疫力が落ちる副作用が出ていて
ただの風邪でも命取りになるのに、
「風邪ひいちゃったよん(笑)」
とやってきた

まぁ、1週間後に「治ったよんっ♪」と現れたので、よかったんだけど、
今度は「貧血気味だ」と蒼白い顔して鉄剤を持って帰った。
う~ん。
心配だ。
もう1人は脳にまで転移していて
言ってる事とかたまに変だけど、
とてもかわいいおじいちゃん。
特に副作用もなく、むしろ90歳を越えてこの状態なら普通の人より元気なんじゃないかと思うくらい。
そして、
今一番気になっている1人。
注射の抗癌剤が副作用で使えずに
新しい内服の抗癌剤に切り替わったんだけど、全身に湿疹が出てしまった。
この新しい薬の湿疹など皮膚に対する副作用出現率は驚きの96%
それでも、
内服始めて数日は何ともなかったから、
このまま何も起こらないんじゃないかと思ったけど、さすがに96%の副作用からは逃れられず、
ぽつぽつ斑点ができたかと思ったら
2日で全身へと広がってしまった。
この患者さんはベッドサイドに行く度にカフェラテをくれる。
ベッドサイドの冷蔵庫はみんなに配るカフェラテでいっぱいだ。
湿疹が全身に広がってかゆい、きついと言いながらも、いつものごとくカフェラテが登場し、
「ここに座ってゆっくりしてけば?」
と笑顔でベッドをぽんぽん叩く。
話が長いとドクターも看護婦さんもうんざりしているこの患者さんがちえは大好きだ。
そんな患者さんが苦しんでいるのはつらくて悲しい。
今まで患者さんの便秘とか下痢とか血液成分の変化とか、あまり目で見てわかる副作用に接したことがなかったので、
今回の湿疹には本当に衝撃をうけた。
見たことのない光景が目の前にあった。
やっぱり抗癌剤はこわい。
患者さん自身もそう思ったみたいで、
副作用としては前の注射の免疫力低下の方が致死的なのに、自覚症状はなかったもんだから、今回の湿疹で抗癌剤に対する不信感を持ってしまったみたいだ。
なんとかできないか、
薬の資料を読みあさった。
そして、読めば読むほど、
患者さんに死が近いことがわかってしまった。
副作用で服用を中止しなければいけない人がとても多く、
運良く薬を続けられても、
薬による延命期間平均2ヶ月弱。
「たった2ヶ月」のためにつらい副作用に耐えるのか??
「2ヶ月も」生きられるので副作用に耐えてでも飲むのか??
どうとらえるかは本人次第だろう。
でも、ちえは平均なんて
どうでもいい。気にしたくない。
平均は限界ではない。
試験だってそうだ。
赤点がっつりな人のために平均点が大幅に下がる事よくあるじゃん。
で、みんな平均点以上。
みたいな。
大好きなこのおじいちゃんは絶対に「平均」以上だっ!!
そう信じる。
薬剤師が「たいして効果ない」なんて思いながらベッドサイドに行ったらがんばっている患者さんに失礼だっ!!
それにね、この文章をアップしないまま時が経ち、
今では副作用の湿疹は劇的に良くなりほぼ消えた。
副作用対策のために追加した薬が効いたのか、患者さん自身のパワーなのか、とにかく消えた。
ベテランの先輩でも、この副作用を克服した人を見たのは初めてだそうだ。
ミラクル。
そうミラクル。
この患者さんは製薬会社の形式的な
「平均」なんてものに人生を決められたりしない。生きる。
そう信じたい。
そしてちえは勉強する。
ほんの少しだとしても、
誰かの役に立てるように。

多分3人くらいなもんだと思う。
3人とも肺癌の患者さん。
1人は何とか無事に退院して
外来で抗癌剤の注射してるんだけど
免疫力が落ちる副作用が出ていて
ただの風邪でも命取りになるのに、
「風邪ひいちゃったよん(笑)」
とやってきた


まぁ、1週間後に「治ったよんっ♪」と現れたので、よかったんだけど、
今度は「貧血気味だ」と蒼白い顔して鉄剤を持って帰った。
う~ん。
心配だ。
もう1人は脳にまで転移していて
言ってる事とかたまに変だけど、
とてもかわいいおじいちゃん。
特に副作用もなく、むしろ90歳を越えてこの状態なら普通の人より元気なんじゃないかと思うくらい。
そして、
今一番気になっている1人。
注射の抗癌剤が副作用で使えずに
新しい内服の抗癌剤に切り替わったんだけど、全身に湿疹が出てしまった。
この新しい薬の湿疹など皮膚に対する副作用出現率は驚きの96%
それでも、
内服始めて数日は何ともなかったから、
このまま何も起こらないんじゃないかと思ったけど、さすがに96%の副作用からは逃れられず、
ぽつぽつ斑点ができたかと思ったら
2日で全身へと広がってしまった。
この患者さんはベッドサイドに行く度にカフェラテをくれる。
ベッドサイドの冷蔵庫はみんなに配るカフェラテでいっぱいだ。
湿疹が全身に広がってかゆい、きついと言いながらも、いつものごとくカフェラテが登場し、
「ここに座ってゆっくりしてけば?」
と笑顔でベッドをぽんぽん叩く。
話が長いとドクターも看護婦さんもうんざりしているこの患者さんがちえは大好きだ。
そんな患者さんが苦しんでいるのはつらくて悲しい。
今まで患者さんの便秘とか下痢とか血液成分の変化とか、あまり目で見てわかる副作用に接したことがなかったので、
今回の湿疹には本当に衝撃をうけた。
見たことのない光景が目の前にあった。
やっぱり抗癌剤はこわい。
患者さん自身もそう思ったみたいで、
副作用としては前の注射の免疫力低下の方が致死的なのに、自覚症状はなかったもんだから、今回の湿疹で抗癌剤に対する不信感を持ってしまったみたいだ。
なんとかできないか、
薬の資料を読みあさった。
そして、読めば読むほど、
患者さんに死が近いことがわかってしまった。
副作用で服用を中止しなければいけない人がとても多く、
運良く薬を続けられても、
薬による延命期間平均2ヶ月弱。
「たった2ヶ月」のためにつらい副作用に耐えるのか??
「2ヶ月も」生きられるので副作用に耐えてでも飲むのか??
どうとらえるかは本人次第だろう。
でも、ちえは平均なんて
どうでもいい。気にしたくない。
平均は限界ではない。
試験だってそうだ。
赤点がっつりな人のために平均点が大幅に下がる事よくあるじゃん。
で、みんな平均点以上。
みたいな。
大好きなこのおじいちゃんは絶対に「平均」以上だっ!!
そう信じる。
薬剤師が「たいして効果ない」なんて思いながらベッドサイドに行ったらがんばっている患者さんに失礼だっ!!
それにね、この文章をアップしないまま時が経ち、
今では副作用の湿疹は劇的に良くなりほぼ消えた。
副作用対策のために追加した薬が効いたのか、患者さん自身のパワーなのか、とにかく消えた。
ベテランの先輩でも、この副作用を克服した人を見たのは初めてだそうだ。
ミラクル。
そうミラクル。
この患者さんは製薬会社の形式的な
「平均」なんてものに人生を決められたりしない。生きる。
そう信じたい。
そしてちえは勉強する。
ほんの少しだとしても、
誰かの役に立てるように。
