2013年8月11日
Igreja dos Clérigos(クレリゴス教会)
所在地:Sao Filipe de Nery,Porto
メトロ:São Bento駅 Aliados駅下車
開館時間:夏 月~土 9:00~12:00 15:30~19:30
日曜日 10:00~12:00 21:00~22:00
冬 月~土 夏時間に同じ
日曜日 20:30~22:30
São Bento駅の横、Rua dos Clérigosの商店街坂道に立つと正面に見えるのがクレリゴス教会である。その後ろに頭を出しているのがクレリゴス塔。塔の全容は教会の後ろに廻らないと見ることができない。
イタリアのトスカーナからポルトにやってきた画家及び建築家のニコラウ・ナゾニ(Nicolau Nasoni)の手により18世紀に建てられたバロック様式の教会。ナゾニの代表作で、今年2013年はある。
写真に見られるように、正面教会堂のみが大理石と花崗岩で造られています。正門上方の両脇には貝を象ったくぼみの中に左は聖ペドロ、右には聖フリップ・ネリが祭られています。
興味深いのはトップ。イエスから聖ペドロにゆだねられた「天国への鍵」が掲げられており、その下、中央にはAMの文字が彫られています。「AM」の略字は何を意味するのかを探ってきたのですが・・・さてはて。
下記のエッセイへ続きます。
クレリゴス塔に這い上った!
我が思い人(笑)、トスカーナ出身でポルトに骨を埋めた18世紀のイタリア建築家、ニコラウ・ナゾニが、クレリゴス教会に眠っていることが、最近のネット検索で分かったのだ。
よし!とメトロに乗り、アリアードス市庁舎大通りを右に折れて、真正面に見えるクレリゴス教会目指して、ゆるい坂道をせかせか上って行った。
教会は正面入り口から入場できない。横の戸からである。
すると、恐らく北欧のツーリスト達であろう、年輩者のグループが先にいた。彼らはクレリゴス塔に上るらしい。
中年男性の受付係に「教会を見たい」と言ったら、
「今、床を掃除中だから今日は入れないぞ。明日でなきゃだめだ。」
ですと・・・^^;
「ええ~」と言うと、
「教会の変わりに塔に登れ。見晴らしがいいぞ。」と言う。
そんな^^;塔は今日の予定に入ってないのだ。塔は地上から76メートルの225階段じゃ。まだ足腰の準備しとらん。加えて高いところ、ひとりは怖いのであるよ・・・と言うと、おじさん、
「何を言っとるか、若いのに!さっきの年寄り達、上って行ったぞ。
さぁさぁ、上ったり上ったり。2ユーロだ。」
いやぁ~、「若いのに」って、テヘ(嬉々^^)
その甘言にうっかり乗せられて、おアホなわたし、すっかり気をよくして上る羽目になった・・・
「1時までだから、ゆっくり上ってきていいぞ。(上った時間は11時半頃)
ここで無事お前が下りてくるのを待っとるからな」って^^;
で、上って参りました、225階段。始めは薄暗く、上っていく毎に、細い明り取り窓のような穴が塔の壁にあり、そこから日が差してくる。
上方に行くと狭い階段が更に狭くなる。けっつまづいてはいかんと、気を配ること!途中で、さっき上って下りてくる人たちとすれ違い、これでてっぺん目指しているのは自分ひとりかと思うと、心細いったらない。
ついに到着した狭い党のてっぺん!見晴らしのいいのは分かるが、そこにただ一人と言うのが怖くっていけませんw思わず頂上をぐるりと周る脚がブルブル震えた!
高いところはやっぱり嫌だ。一人はなおさら嫌だ。
それでも、くそ!写真撮影はしっかりして行かないと悔しいではないか。
恐る恐るデジカメパチリ・・・パチリ・・・とやってると、漸く若い3人組が上って来ました。
それで、しばし、下に見えるポルトの街並みを見下ろして参りました。
さて、ゆっくり転ばぬように足元に注意して地階にたどりつくと、さっきのおじさん、「entao?=エンタォン=どうじゃ?」とニタリ聞く。
「思ったよりしんどくなかったです^^;」
尋ねて見たいこともありましたので、これを機会におじさんとしばしお喋りをしてきました。
わたし 「ナゾニはここに眠ってるんでしょ?棺は教会の中なの?」
おじさん「ナゾニの棺はない。この教会の建っている土地のどこかに
他の骨と一緒に眠っているのだ。どこかはわからんのである。」
わたし 「がーーーん^^;」
ナゾニはメイソン(メーソンリーの呼称が正確)だとわたしは推測しているのである。そうであれば、彼の棺にそのシンボルが必ずや見つけられると期待していたのだ。がっかり。
わたし 「塔にも教会の正面のファシャーダ(正面入り口ドア)にもある
AMって文字はどういう意味があるの?」
おじさん「うん。あれはAve Maria(アヴェ・マリア)のイニシャルじゃ。」
わたし「がーーーん^^;」
メイソンのメンバーの建築家は必ずや、自分の建築物のどこかに何箇所か、時には一般に気づかれないところにこっそりとかれらの属する結社のシンボルを彫りこむと聞く。
彼らにとってAF(Ancient Freemason)や、AMは(Accept Mason)は意味を持つ略語だ。
クレリゴス教会で見た「AM」をわたしはメイソンに関係する文字では?とネット検索で追いかけ、やっとAccept Masonに突き当たったとこなのだ。だからわたしはホクホクしながら、本当のところ、確認がてら
聞いてみたのであったのに・・・
ア、アヴェ・マリアだって??ホンマかいな。
言われてみれば明解とも言えるのだが、それじゃロマンがないではないか。フリーメーソン(正しくはフリーメーソンリー)の持ついくつかのシンボルの中でも有名なのが コンパスと直角定規を重ねた記号。
これがAとMとも言えはしないか? と推理してきたのに・・・
チョ、つまんないではないか。
おじさんの回答を聞いてなんだかドッと疲れた。
AMがアヴェ・マリアだったとしても、ナゾニがメーソンリーだというわたしの推測は70%の確信がある。
その推理に至るまでの確証は、またの機会にするとして、AMの暗号はナゾニがメーソンリーだとすれば、二つの意味をかけたとも考えらるではないか^^
次回は上ったクレリゴス塔をご紹介します。
