再生を試みた眠りから目覚める

時計の針は20時を指していた。



最期の聖戦へ向け



歯を磨き、顔を洗い

アイボンで目をリフレッシュする。





photo:01









まずはキャッシャーに向かい

200Kをペソに両替する。





枚数だけなら1束に達する。







1手2,000~4,000P

からベットアップ

1手4,000~8,000P



さぁ~

やってやろうじゃないのよメラメラ



photo:03

(写真はイメージ)



baccarat卓に向かうが

一向に回復傾向がみられない。





既に半分を溶かす勢い

昨日の私は、どこにいった?





昼間、私を喰った奴が

視界に入る





こりぁ、ダメだ





一切の不安要素を消去すべく

逃げる、、、私は誰にも気付かれないように逃げる





ブラックジャック卓に向かう



私は1番BOXを好むが、既に埋まっているため、最も責任重大の6番BOXに座る。





1手 2,000Pのツーハンド





仮にフラットベットでストレート負けをすると、15~16手でフィニート





ブロガー貴司さまと再会の約束を反故することになる。





今回の資金はズバリ500K

キャッシャーに通したのは300K

つまり、チップを溶かしても

まだ200Kが残っている。





しかし、これは使わない。

使ってしまえば

自分の身が持たない。







では、なぜ持っていくの?





野暮な質問だが、答えよう。





私は、500K持ってカジノに行き

200Kを持って帰ることができた。



これ、大変難しいことなのです。





私のようなリーマンが、背伸びをして打ち続けるためのボトムライン

明日への希望、次回への希望





博打には負けた

しかし、希望は持ち帰った。





ふぅ~





カジノは

実に奥深い









話しがよく逸れる。

戻そう







ブラックジャック

負ければ、ブロガー貴司さまと再会の約束を反故することになる。





ズッコン バッコン





約束の反故を意識した

即ち、負けを享受した博打





これ、勝てるハズがない。







負の連鎖





堕ちる美学





これもカジノ





だから嵌まる







しかし、そこで私は踏ん張る





最低レート

500Pのツーハンドに思いとどまる。





これだと、ストレート負けでも

60手ぐらいは持つ





決してカジノを愉しむべく

時間稼ぎをしているのではない





ゲームの流れ

各BOXの打ち癖を見抜き

徒党を組んでハウスをしばきあげる時にベットアップ





私が勝てる時の唯一の方法

畏れず、ベットアップ!





この時のテーブルメンバーは

BSにほぼ忠実な打ち手であった。





*BSとは、

ハウスのオープンカード

自らの手によって、3枚目をヒットするか?否かを確率論的に導いたもの







比較的早い段階で、

勝負時がやってきた。



私が2ハンドともに勝ち、

ハウスが2連続のドボン





ベット額を10倍の5,000Pのツーハンド

で勝負!!





邦貨にして、1手1万円 都合2万円

私にとっては大勝負





チップとは恐ろしいもので、

1,000と記されたチップを5枚積み上げる私は、この時の感覚5,000円



いやはや恐ろしやあせる





さぁ、こいこの野郎!!



5番BOXのカード8,8

6番BOXのカード4,9



ハウス オープンカード

ピクチャー





ぎゃぁ~叫び









今回の旅行を決する

念が十分込められた勝負







私にしてみれば、航空券を発券した時点からの日数も加わるのだから、そりぁ~重みがある







そうして

科学でも応用理学でも

決して説明できない事象が起こる







この状況





私の記憶が舞い降りる





デジャヴゥ





興味ある方は


打つ・飲む・流す 男達の博打旅


Vol.04,07




東欧カジノ数珠つなぎ


等を見て頂きたい。












この勝負





怖い





痺れる





しかし、





私は勝つだろう





デジャヴゥ







畏れずスプリット







3がついてダブル





こい!きてみろ

ピクチャー





8+3+10=21





2枚目の8

再び8がついて

再度スプリット

そしてAがくっつく

ステイ

8+A=19







最期の8、

なんと三度8!!

スプリットは2回まで?

初日にそのように理解したので

ここはステイ





因みにBSどおりならヒット

しかし、本来はスプリットが正解なので、ステイにした。







最期の6番BOX13



ハウスはピクチャー

*ハウスは17以上になるまで強制ヒット。17以上になると強制ステイ。ジ・エンド





隠れたカード7~Aの確率8/13

(つまりハウスは17~21となる可能性が高い)

このままだと負ける要素が極めて高い



畏れずBSどおりヒット!!







配られたカードは2

13+2=15





一度決めたヒットには畏れを持たない!





こい!この野郎!





A



13+2+A=16





ぎゃぁ~叫び





きやがれ!

ヒットを示すテーブルを叩く音が響く









捲られたカードは



6





こりぁ、あきまへん



13+2+A+6=22







ドボンドクロ







6番BOXが死んだ





しかし、まだ5番BOXが生きている。







さぁ~ 次はハウスの番





プリーズ スモール





カードが捲られる





2





3枚目のカード





プリーズスモールの願いから







too manyに変わる







too many





too many





too many









願・念・虚





テーブルを叩く音と同時にカードが捲りあげられる。





お・ね・が・い






photo:02

(写真はイメージ)









ピクチャー!!





10+2+10=22





ハウス ドボンクラッカー







5番BOXに都合

20,000Pのチップが付けられる





1~3番BOXは

17~19のほぼ強制ステイだったので

全員にチップが付けられる。

(4番BOXは空席)





ALL WIN





ここで私が怖気づき

ヒットしなかった場合を想定しよう。



ハウス

12+2+A+6=21



全員死亡 光なし





それが分かるから

称賛される合格





怖気ずヒットした

box貼ったチップ5,000P



6番BOXに座る私は信用を勝ちとった。







孤高の戦いからの脱却





テーブルに一体感が産まれるのよ







こうなれば

あとのゲームは

流れに身を任せればよろしい





引き続き

5,000Pのツーハンド







テーブルが盛り上がる

盛り上がるから人の和ができる

空いている4番BOXに座る輩がでてくる。



私は、ハウスの悪い流れを切りたくないので5番BOXを閉じる





閉じれば再び

5番BOXに賭ける輩がでてくる





これ、ブラックジャックの作法を知らない方々。私の経験上で大変失礼だが、かなりの確率で中○人が多い。





清く正しく美しく



打ちたいものだ。







なお、このような場合

新たなBOXを開けず

バックベット(相乗り)するのが正解

覚えておきましょう。







ところで

baccarat





私は、弱い輩の逆張りを行う。実に嫌らしい打ち方だが、私は逆張りする。そうしなければ、私が喰われるからだ。





但し、一手ウン万円がかかった場合は逆張りはしない。チップを引き、minチップで後方支援に回るか、見をする(勝負から一切手を引く)





清く正しく美しい打ち方



孤高の打ち方と信ずる

*孤高、本来この使い方が正しい







またまた、話が逸れた







荒らされたテーブルに

私は5,000Pも賭ける勇気なし





退散





積み上げたチップを数えると

baccaratの負けを取り戻していた。





50,000Pのチップを手元に残し

キャッシャーで清算





そうして、夜半遅く





微笑みの絞りをしている

ブロガー貴司さまの横に静かに座った。







iPhoneからの投稿