時計の針は20時を指していた。
最期の聖戦へ向け
歯を磨き、顔を洗い
アイボンで目をリフレッシュする。
まずはキャッシャーに向かい
200Kをペソに両替する。
枚数だけなら1束に達する。
1手2,000~4,000P
からベットアップ
1手4,000~8,000P
さぁ~
やってやろうじゃないのよ
(写真はイメージ)
baccarat卓に向かうが
一向に回復傾向がみられない。
既に半分を溶かす勢い
昨日の私は、どこにいった?
昼間、私を喰った奴が
視界に入る
こりぁ、ダメだ
一切の不安要素を消去すべく
逃げる、、、私は誰にも気付かれないように逃げる
ブラックジャック卓に向かう
私は1番BOXを好むが、既に埋まっているため、最も責任重大の6番BOXに座る。
1手 2,000Pのツーハンド
仮にフラットベットでストレート負けをすると、15~16手でフィニート
ブロガー貴司さまと再会の約束を反故することになる。
今回の資金はズバリ500K
キャッシャーに通したのは300K
つまり、チップを溶かしても
まだ200Kが残っている。
しかし、これは使わない。
使ってしまえば
自分の身が持たない。
では、なぜ持っていくの?
野暮な質問だが、答えよう。
私は、500K持ってカジノに行き
200Kを持って帰ることができた。
これ、大変難しいことなのです。
私のようなリーマンが、背伸びをして打ち続けるためのボトムライン
明日への希望、次回への希望
博打には負けた
しかし、希望は持ち帰った。
ふぅ~
カジノは
実に奥深い
話しがよく逸れる。
戻そう
ブラックジャック
負ければ、ブロガー貴司さまと再会の約束を反故することになる。
ズッコン バッコン
約束の反故を意識した
即ち、負けを享受した博打
これ、勝てるハズがない。
負の連鎖
堕ちる美学
これもカジノ
だから嵌まる
しかし、そこで私は踏ん張る
最低レート
500Pのツーハンドに思いとどまる。
これだと、ストレート負けでも
60手ぐらいは持つ
決してカジノを愉しむべく
時間稼ぎをしているのではない
ゲームの流れ
各BOXの打ち癖を見抜き
徒党を組んでハウスをしばきあげる時にベットアップ
私が勝てる時の唯一の方法
畏れず、ベットアップ!
この時のテーブルメンバーは
BSにほぼ忠実な打ち手であった。
*BSとは、
ハウスのオープンカード
自らの手によって、3枚目をヒットするか?否かを確率論的に導いたもの
比較的早い段階で、
勝負時がやってきた。
私が2ハンドともに勝ち、
ハウスが2連続のドボン
ベット額を10倍の5,000Pのツーハンド
で勝負!!
邦貨にして、1手1万円 都合2万円
私にとっては大勝負
チップとは恐ろしいもので、
1,000と記されたチップを5枚積み上げる私は、この時の感覚5,000円
いやはや恐ろしや
さぁ、こいこの野郎!!
5番BOXのカード8,8
6番BOXのカード4,9
ハウス オープンカード
ピクチャー
ぎゃぁ~
今回の旅行を決する
念が十分込められた勝負
私にしてみれば、航空券を発券した時点からの日数も加わるのだから、そりぁ~重みがある
そうして
科学でも応用理学でも
決して説明できない事象が起こる
この状況
私の記憶が舞い降りる
デジャヴゥ
興味ある方は
Vol.04,07
等を見て頂きたい。
この勝負
怖い
痺れる
しかし、
私は勝つだろう
デジャヴゥ
畏れずスプリット
3がついてダブル
こい!きてみろ
ピクチャー
8+3+10=21
2枚目の8
再び8がついて
再度スプリット
そしてAがくっつく
ステイ
8+A=19
最期の8、
なんと三度8!!
スプリットは2回まで?
初日にそのように理解したので
ここはステイ
因みにBSどおりならヒット
しかし、本来はスプリットが正解なので、ステイにした。
最期の6番BOX13
ハウスはピクチャー
*ハウスは17以上になるまで強制ヒット。17以上になると強制ステイ。ジ・エンド
隠れたカード7~Aの確率8/13
(つまりハウスは17~21となる可能性が高い)
このままだと負ける要素が極めて高い
畏れずBSどおりヒット!!
配られたカードは2
13+2=15
一度決めたヒットには畏れを持たない!
こい!この野郎!
A
13+2+A=16
ぎゃぁ~
きやがれ!
ヒットを示すテーブルを叩く音が響く
捲られたカードは
6
こりぁ、あきまへん
13+2+A+6=22
ドボン
6番BOXが死んだ
しかし、まだ5番BOXが生きている。
さぁ~ 次はハウスの番
プリーズ スモール
カードが捲られる
2
3枚目のカード
プリーズスモールの願いから
too manyに変わる
too many
too many
too many
願・念・虚
テーブルを叩く音と同時にカードが捲りあげられる。
お・ね・が・い
(写真はイメージ)
ピクチャー!!
10+2+10=22
ハウス ドボン
5番BOXに都合
20,000Pのチップが付けられる
1~3番BOXは
17~19のほぼ強制ステイだったので
全員にチップが付けられる。
(4番BOXは空席)
ALL WIN
ここで私が怖気づき
ヒットしなかった場合を想定しよう。
ハウス
12+2+A+6=21
全員死亡 光なし
それが分かるから
称賛される
怖気ずヒットした
box貼ったチップ5,000P
6番BOXに座る私は信用を勝ちとった。
孤高の戦いからの脱却
テーブルに一体感が産まれるのよ
こうなれば
あとのゲームは
流れに身を任せればよろしい
引き続き
5,000Pのツーハンド
テーブルが盛り上がる
盛り上がるから人の和ができる
空いている4番BOXに座る輩がでてくる。
私は、ハウスの悪い流れを切りたくないので5番BOXを閉じる
閉じれば再び
5番BOXに賭ける輩がでてくる
これ、ブラックジャックの作法を知らない方々。私の経験上で大変失礼だが、かなりの確率で中○人が多い。
清く正しく美しく
打ちたいものだ。
なお、このような場合
新たなBOXを開けず
バックベット(相乗り)するのが正解
覚えておきましょう。
ところで
baccarat
私は、弱い輩の逆張りを行う。実に嫌らしい打ち方だが、私は逆張りする。そうしなければ、私が喰われるからだ。
但し、一手ウン万円がかかった場合は逆張りはしない。チップを引き、minチップで後方支援に回るか、見をする(勝負から一切手を引く)
清く正しく美しい打ち方
孤高の打ち方と信ずる
*孤高、本来この使い方が正しい
またまた、話が逸れた
荒らされたテーブルに
私は5,000Pも賭ける勇気なし
退散
積み上げたチップを数えると
baccaratの負けを取り戻していた。
50,000Pのチップを手元に残し
キャッシャーで清算
そうして、夜半遅く
微笑みの絞りをしている
ブロガー貴司さまの横に静かに座った。
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