pontoons
高い授業料を払った時点で
時計は24時を回ろうとしていた。

リゾートワールドマニラ
メイン卓は中バカラ
カジノの皇帝である。



photo:01



ここで、話の都合上
バカラというゲームを限りなく簡単に説明しよう。

ルーレットで言えば赤黒
ばった捲きであれば半丁
バカラは、BANK,PLAY
つまり丁半ゲーム

羅紗上に
BANK,PLAYにそれぞれ2枚ないしは3枚、都合4~6枚配られる。
絵札はゼロ点として数え2枚ないしは3枚のカードの足し算、下一桁が9に近い方が勝ち

ザッツ・オール

ハウスはゲームの進行役
勝負は緑の羅紗上で蠢く客同士の戦い

但し、バッタ捲きのような擦り合わせはないので、徒党を組んでハウスをしばきあげることも可能である。

配られたカードを捲る役は
BANK,PLAYともに一番賭金の多い人が行う。これ、ベットオーナーと呼ぶ。

配られたカードには
何も書かれていない

念じよ!念じ続けよ!

ベットオーナーは
一心の期待を背負う

反対勢力からは
屑を引け!と呼び込みが行われる。


決して見えないはずの
願・念・虚の線が
緑の羅紗上のみ可視化される

だから嵌る

ずぶずぶ嵌る

ティシュ王子も
ジャンボ○崎も
小泉○○○も

みんな嵌った

話が随分逸れた


カードの絞り方はいろいろ
一気に2枚見るスタイルは
中国人が多い、、、と思う。
photo:02



オーソドックスは
まず縦絞りで足を確認
photo:03



この場合
4,5,6,7,8,9,10

次に横絞りに移る
1枚目のカードとの組み合わせなので
何れかを念ずる。ケースバイケース
2列(リャンピン)
3列(サンピン)
4列(セイピン)

photo:04



この場合は3列
6.7.8の何れかである

さらに縦絞りに移って
真ん中の星を確認する。
態々親指で書かれた数字を隠しながら

心・技・体

念じて、清く正しく美しく
捲りあげる


因みに私は斜め絞り
photo:05



That's baccarat


さぁ~
捲ろうじゃないのよ!!


ハートダイヤクラブスペードスペードクラブダイヤハート




私は弱い
弱いからこそ
生き抜くための術

私より弱い賭人の逆を張る


ここまで達するのに
どれだけ授業料を支払ったか


ワールドリゾートマニラ


兎に角、バカラテーブルが多い


私にとっては好都合である。


私は1番BOXか9番BOXを好む

理由は、各人が積み上げるチップ量がよく見えるから

さて、1番席に座って様子見

罫線は見た振り

3連敗してる人
高跳びする人
(残りのチップを賭ける人)
を観察する。
もぅ、これ修行に近い


1手 2,000P~4,000P
とったり、とられたり

それでも私のチップは
少しづつ確実に回復傾向にあった。

周りのプレイヤーは
私が強い!と、勘違いし
私が貼るのを待つ
相乗りするのだ。


そう、強い人に乗れ!

これもバカラ


8番BOXのおばさん
私に話かけてくる

foreigner?


yes


korean?


No


whear?


japan



その後
気のせいか?

2番~9番BOX


私の逆張りを仕掛けてくる。


ここマニラで
中○人相手に

孤高の戦いが始まるとは、、、


やってやろうじゃないのよ!



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