第98回パイクスピーク ヒルクライム
本日決勝レースでした。
去年、一昨年と悪天候やアクシデントなどで決勝レースは頂上の標高4300メートルまで走れず今年こそ目標を果たさないと
が、朝7時半レース開始の予定が頂上は、
やな予感!
除雪が始まり2時間遅れで1号車スタート
レースはアクシデントなくスムーズに進みます。
後ろに見える山が標高3700メートルの地点なのでさらに600メートル登ったところがゴールです。
こんなレースを100年以上前からやっているとはさすがアメリカです。
山には雲がかかり始め、悪天候になる前に早く走りたい気持ちでいっぱいです。
私の前の出走車がスタートしてスタートラインへ、
と、ここでオフィシャルがストップの合図。赤旗中断です。
先行車がアンコントロールになり火が出ていると。
雲行きもだんだん怪しくなる中、長時間待たされるとまた頂上まで走れない!
思ったより早く競技再開でき、私からリスタート
フルコース走るのは初めてで、車を運転していて、というか人生でこれほど苦しさと危険と隣り合わせの12分間はありませんでした。
あと1メートル道を外れれば、コンマ何秒ブレーキが遅れれば、数百メートル転落!
私のパワーのない車でも最高速度は170キロ。
この速度でガードレールのない崖っぷちを走るのはそうそう経験できないです。
長くて短いようなレースで無事ゴールしました。
今週毎日4000メートルの高地に何度も来ていたので呼吸の息苦しさはなかったですが、
ここをモータースポーツの最終目標にしたいと思ったのが18歳免許を取りモータースポーツを始めた時で32年前、パイクスピークヒルクライムに挑戦して3年目にやっと目標を果たせました。
結果はパイクスピーク オープンクラス6位。
この車と私のテクニックでは順当なところかなと思います。
念願のゴール後例のドーナツを食べようとしたらお金がない!
他の参加者の方のご馳走になりました。
最終出走車がゴールして山を降りる頃雪が降ってきました。あと1時間進行が遅れていたら今年も頂上まで走れなかったかもしれません。ギリギリでした。
これで私のパイクスピーク チャレンジは終了します。
またちょっと落ち着いたところで関連記事はあげますが、
これ以上の成績を収めるには、パワーがありそれなりの体制がないと上位争いをするのは難しいですし、ここを走るにはそれなりの覚悟と熱意がないと満足に走れないと感じています。
私のできる範囲で、100点ではないですがやり切ったと今は思っています。
ほんとは800馬力位の車で十分な体制で勝負したいと思う気持ちもありますが、なかなか難しいと思います。
ライブ放映の動画見ましたが、ヘアピンでドリフトすると歓声が上がっていたのは嬉しかったです。
私のパイクスピーク チャレンジにご協力ご支援頂いた方、個人及び企業の方々のご支援と応援に感謝いたします。
ありがとうございました。