今の職場に3人の新規採用者がいます。
以前のブログに書きました。
皆20代の若者達です。
その中に、
近頃珍しい車好きが1人いました。
何故分かったかというと、
僕の駐車スペースの真ん前が、
その彼のスペースなのです。
そして、
そこに停まっている車が少し怪しい。
一見普通なのですが……
車好きにだけ匂う
他の人は気づきませんが、
車高が微妙に下がっていて、
タイヤも少々太くて大きい。
気になって、車内をのぞきました。
あれま〜、
バケットシートに、小径ステアリング!
いかにも、
車好きが乗る古典的な改造です。
「好きだな〜」
思わずニヤリとしてしまいました
ある日、
彼が話しかけてきました。
「sugarさん、車好きだって聞きました」
どうやら僕をこの職場に誘った上司が、
いろいろしゃべったらしい。
「今度来るsugarさんは、無類の車好きで、
何台も持っていて、車検も自分で行く……」
まあ、余計なことを!
そう思いましたが、
ホントのことなので仕方ありません。
「○○君も好きだよね」
「分かりますか⁉」
「勿論分かるよ。あの車高下がってるよね」
彼はうれしそうに、
「そうなんですよ。車高調整入れてあるんです。さすが分かりましたか」
「そりゃあ分かるよ。あの車内だし」
「そうですね。でも、車内なんか誰も見ませんよ」
「まあ、確かにそうだね」
こんな他愛のない会話に始まり、
僕達はよく話をするようになりました。
時には、ご飯やコーヒー一緒にしたり。
僕の馴染みの工場へ行ったり。
そんな車好きの彼ですが、
仕事もキチンとやります。
僕に、
いろんなアドバイスを求めてきたりします。
時には、
少しの不満や疑問だったりもします。
彼は新規採用でも、
他のところでの経験があるのでした。
年齢もよく聞くと、もう30に近くて、
妻帯者であることも分かりました。
そして、
その数少ない僕と親しい若い同僚に、
子供が産まれたのです。
うれしいですね
可愛い女の子で、名前もカレラとか、
カリーナとか、セリカでもなく、
日本的な可愛いらしい名前でした(笑)
自分のことのように、
本当にうれしくなりました
最近は、悲しい知らせばかりでした。
そんな中、新しい生命の誕生に接して、
お祝いできることに本当に感謝です。
銀杏の葉の間から、
夕陽が差し込んでいます。
なんだかとても清々しい!
今日はいつもより、
心があったかです