新宿タワーレコード。

日本のジャズのコーナーにて発見。




僕が大ファンのリュウミホさん。
彼女のニューアルバムです。

勿論、発表されることは知ってました。

楽しみではあったのですが、二月の神楽坂でのライブが、今一つピンと来なくて……
そのことは、前回のブログにも書きました。  

あれから、半年が経過したんですね~(^_^;)




そして、これが今回のアルバム。

『Call me』です。

ジャケット写真は、彼女の雰囲気が良く出ていると思います。

パッと見た感じは、COOLなんですか、決してそんなことはないんですよ~

今までも、何度かライブでの様子を、ブログでも紹介してきましたので、そちらをご覧になっていただけたら、分かってもらえると思います。

さて、このアルバムです。
何度も何度も聴きました。
聴く時間や、状況を変えたりもしました。


でも、
いまだに、良い感触を持てないでいます。


2年前の『Scene One Landscape』の時は、発売されてすぐに買って、毎日聴いても、全く飽きませんでした。

それどころか、聴けば聴くほど、心に染みていきました。

全ての曲について、紹介もしたほどでした。

その前のアルバムの時も、やはり同じでした。


ところが、
今回のニューアルバムは……しょぼん


『You are beautiful』『fly me to the moon』『loving you』などのスタンダード中心の選曲なのに、いったい何故なんだろう?

実際のライブでも、聴いたことのある曲であるのにです。


一言で言えば、音作りなんだろうな~
僕の理想とする、ミホさんの歌、声とサウンドがマッチしていない。

今回は、多様な音が各所に仕込まれています。

だけど、結局それらがフューチャーされた曲よりも、ピアノやギターのみのシンプルなものの方が好印象です。


言い換えるなら、音が多いのです。
その結果、曲が重いというか、太い!?
(厚いのとは違います)

彼女の歌声には、マッチしません。

彼女の声が、絡み付かないのです。

彼女の声に絡み付かせるには、もっとエッジを削り、先を繊細にして、さらに柔らかくしなくてはなりません。


例えば、弦楽器であれば、弦をはじいたり、ましてや叩いたりするのではなく、何と表現したらいいか……
指でなぞるような、とにかく、音の頭を滑らかに、そんな感じの音の出し方があっています。


あと一つ、気になったのは、曲の並びです。
一枚のアルバムを、一つのストーリーとして考える僕は、曲の並びは、とても重要だと考えています。

当然、このアルバムでも、意図するところはあるのでしょう。
でも、なかなか見えてきませんでした。

特に、最も気になったのは、オープニング。
ラストと、呼応させたのでしょうが、そうしたいのなら、逆の方が良かったかな?

とにかく、この一曲目の入り方で、このアルバムは決まってしまったような気がしてなりません。

センスの問題なのかも知れません。
お前こそ、センスはあるのか?

そう言われると、音楽では食えなかった僕には、返す言葉もありませんカゼ

偉そうで、すいませんm(__)m


ただ、ミホさんのライブに行き、彼女の今までのアルバムを数限りなく聴いてきた者としては、そう言わざるを得ませんでした。

まあ、このようなことは、アルバム作りの上では、良くあることで、今回の雰囲気が僕には合わなかっただけなのでしょう。

また次回に期待したいと思います。


それに、考えてみれば、ライブはライブで、アルバム通りにやる訳でもありませんしね。


ライブには、二月の神楽坂以来、
ご無沙汰しています(^_^;)


ツアーを開始するそうですので、
是非また行きたいな~ニコニコ


数年前、目黒の小さなお店。
初めて見たライブ。
今でも、あの時の歌声が鮮明に残っています。
あの時、確かに僕の心に染み渡ったのでした。

彼女はライブが、
本当に素晴らしいんですよ音譜