のぞき見化粧品

のぞき見化粧品

毎日使う基礎化粧品、ちょっと違う視点で見てみます。

成分の説明から化粧品ができるまでの裏話、意外とだまされてるキャッチコピーの解説まで、知っておくとウンチクたれられる豆知識。

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化粧品の成分の解説第2段です♪


全て覚えるのは至難の業ですが、な~んとなく


「これはこんなもの」ってのがわかってると


いつの日にか役に立つさ。



●ジメチコンコポリオール


前回解説した「シリコンオイル」を乳化させる乳化剤です。


耐水性のあるUVカット乳液やメイクアップ化粧品に、


シリコン系オイルと併用して配合されている場合が多いです。


レシチンとあわせて配合されることもたまに。



●PEG


PEG(ペグ。ポリエチレングリコールの頭文字です。)は、分子量によって


PEG2000だとかPEG500だとかあります。


分子量の違いによって、おなじPEGでも固体だったり液体だったり。


化粧品では増粘剤、皮膜形成調整剤、感触改良剤、乳化安定剤などなど


いろんな働きをしてくれます。


PEGは水(H2O)を含まないので、水に弱い成分を溶かす際にも使われたりします。



●水添レシチン


合成界面活性剤です。


水と油によくなじむので、乳化の安定性を高める目的で配合されます。


界面活性剤といっても、泡立ちや洗浄が目的の活性剤じゃありません。


皮膚への浸透性があるので、活性剤に弱い皮膚の人は苦手かも。


ちょっとプラスチックのような独特のにおいがします。




今朝、電車の中で、ステキな女性を見かけました。



服装は、ジーンズにスニーカー、ダウンのジャケット、


髪型はショートカットで、化粧はほとんどしてないくらいの薄化粧でした。


ホント、ぱっと見は華やかさも無く、冴えない感じの女性でしたが、


座っている姿勢は、ピンと背筋を伸ばし、ひざをキチンとつけ、


カバンをひざにのせてその上にてを重ね、とても美しい座り姿でした。



その女性は私の右の方に座ってたのですが、


左の方には対照的な女性が。



3人掛けられる優先席に、ブーツを履いたまま、足をその席いっぱいに


投げ出して眠りこけてるギャル子。


ミニスカートにパールのついたチェーンベルト、襟に毛皮の付いた


ピンクのコート、バッグはグッチで、バシバシのマスカラとアイライン。


確かに格好や顔立ちは、このギャル子の方がお金かけてて、


華やかでした。




でも、私の中の評価では、そのジーパンの女性のほうが


うーーーーーーーんと美人です。


美人とは、内面からにじみ出るものだということを、


ひしひしと感じた一瞬でした。


立ち居振る舞い一つで、美人度はぐっと上がるのですね。


立ち居振る舞いが美しい人は、やっぱり美人です。



私も本物の美人になりたいものです。


今日からちょっとずつ、成分の解説なんてしていこーかなー、と。


化粧品の裏面に書いてある成分表示見て


「ふむふむ、なるほどね」とか


「あ、この成分入ってるから買うのやめとこうかな」


なんて言えたら、チョットかっこよくないですか?




・・・ないですか。


そうですか。




でも解説やっていきます。



●BG(ブチレングリコール)


多価アルコールです。


保湿剤として、また香料や色素の溶媒(溶かしているもの)として使用されます。


肌をしっとりさせる保水性があります。でもべたつきが少ないので、


サッパリとしている保湿剤といえます。


肌への刺激も少ないです。


●ラノリン


油です。


高級脂肪と高級アルコールのエステルです。


ヒトの皮脂に近い組織をもつと言われています。


油ですので、皮膚から水分が蒸発するのを防いでくれます。


乾燥肌対策の化粧品によく使われます。


●ジメチコン


シリコンオイルです。


シリコンを触ったことがある人はわかると思いますが


すべすべ、サラッとした感触です。


なのでヘアーコンディショナーやトリートメントにガッポリ入ってます。


揮発性があるので、化粧崩れを防いでくれたりもします。


オイルですが、通常の油脂類に溶けにくい性質です。


そのため、ジメチコンが入ってる化粧品でも、


平気で「オイルフリー」とか書いちゃってるものもあります。




今日はこのくらい。


ネタ切れ防止のため、小出しで行きます。



ちょっとは役に立ちそうでしょ????

化粧品メーカーには、たいてい薬事法や申請など


の法的業務を管理している「法務課」というものが存在します。


(名称は色々かとおもいますが。)



ここで、パッケージに載せるキャッチコピーなどの


チェックをするわけです。


売る側からしてみれば、いかに魅力的なキャッチコピーで


消費者を魅きつけるか、が重要なのですが、


法務課の人間にしてみれば、薬事法に引っかかるようなことは


避けたいもの。


疑わしきはNG!の姿勢です。



例えば、薬事法では最上級の表現はNGとされています。


「絶対」、「MAX」、「今までにない」、「極上の」、「完全」 等々の表現のこと。


えーっと、洗顔料や歯磨き粉、洗剤などのCMやパンフで、


「使用前」→「使用後」のイメージ図(こんな感じで汚れが落ちますよーの図)が


あると思うのですが、それの「使用後」を良く見てみると、


ビミョーに汚れが残ってたりします。


これは、「完全に汚れを落とす」図だと最上級の表現にあたる為です。




さて、ここで質問です。


化粧水のキャッチコピーです。


「プリンセス級の美肌に!」


これはセーフでしょうか?アウトでしょうか?



実際に、化粧品メーカー法務課に勤める友人は


このキャッチコピー案のチェックを頼まれ、悩みまくったそうです。


プリンセスといえば、キラキラでキレイな女性を想像しますが、


プリンセスとは、あくまで肩書き。


実際には目もあてられないような、ブチャイク姫が


いるかもしれない。




悩みまくった挙句、出した答えは・・・・・。




すみません。私も聞いてません(^^;


アウトだったのでしょーか?ギリギリセーフとしたのでしょうか?



皆さんはどう思われますか?


かわいいかわいい、iMac G5ちゃんが旅立ちます。


いってらっしゃい。気をつけてね。


立派になって帰っておいで・・・。








・・・初期不良だよ(怒





CD読み込まないでやんの。


1分ぐらい、ぶぅぅぅんってまわったかと思ったら、


ものすごい勢いで、ポイッと吐き出す。


ものすごい勢いで。



そう、CDが吹っ飛ぶ。


焼きたてホカホカのCDほど、よく飛ぶ。




私はMacオタク通ではないので、そうは思わないのですが、


ダンナにいわせると、不具合が起きちゃうところが


Macらしくて可愛いのだそうだ。




わからねぇな。

化粧品によく書いてある、


「○○エキス配合でお肌しっとり!」


ってキャッチコピー。


この○○エキス、別に0.0001%でも入ってりゃ


「○○エキス配合!」って謳ってもいいのです。




つまるところ、○○エキスが入ってるから、お肌がどーこーなる、ってことは


あんまり考えにくい。(あ、もちろんたっぷり配合しているものもあるようですが。)



特に植物エキスなんてものは、早いハナシが植物の絞り汁。


化学的に「きれいなもの」とは言いがたいので、


こんなものいっぱい配合してたら、化粧品の物性が悪くなります(泣)


沈殿物が出てきた!とか、にごってきた!とか、茶色く変色してきた!とか


言われかねません。


だから、作る側としてはあんまりたくさん配合したくないのです。


で、0.0001%配合とかになっちゃう(^^;



But


アロエエキスだけは別格で、


0.1%以上じゃないと、「アロエエキス配合!」と謳えないことになってます。


アロエは昔から皮膚病とか火傷の治療とかに使われてきたから、


「肌に良いんだ!」というイメージが強いので、


ちょこっと配合したぐらいでアロエ様の名を語るな!


ってことでしょうかw


ただしこれは薬事法で決められている、というわけではなく


アロエ協会(名称は忘れました; なんかアロエの会ですw)が言ってることのようです。


なので、この決まりに法的拘束力があるのかどうかは知りません。


が、どこのメーカーも結構律儀に守っているようですね。




皆様も、「○○エキス配合!」のキャッチにだまされることなく、


上手に化粧品をお選びくださいまし。





ついに逮捕されちゃいましたね。


良くない事は良くない事です。



でも、こんだけスピード逮捕となると、


なんかウラでものすごい圧力があったんでしょ??

と疑いたくなりますw



朝の「とくダネ!」の小倉さんの嬉しそうなこと。。。


嫌いなんだろうね、というのは前々から感じてたけど。




出る杭は打たれる。


でも個人的には、「打たれない出る杭」を見てみたい気もしてたので、


ちょこっと残念だったりします。




某ニュース番組のコメンテーターが、やたらと


堀江さんの場合は極端だったんですよ


を連発してた。


それって暗に


みんなやってることなんだけどね。


って言ってるようなもんよね。


そこんとこどーなんでしょ。


昨日、家のパソ子(iMac愛しさから我が家ではこう呼んでいますw)で、


フリーのソフトウェアをダウンロードしていたダンナが大爆笑。



何かと思えば、画面に


「・・・・・・・・・・・を許可する。ただし・・・・・・・・・・・・・・の恐れがある。

・・・・・・・・・・・するな。 ・・・・・・・・の条件をのんだ上で、・・・・・・・・・ダウンロードするか?」



え゛。 なんだかとっても高慢な態度。何様のつもりさ。



どうやら直訳された外国語の模様。



とはいえ、機械にこんな偉そうな口調で命令される時代が来たとはね。



「□○△化粧品の○○エッセンス使ったんだけど、小じわが全く改善されなかったのよー!」


というような話をよく耳にします。

ウチのダンナも、↑こんなクレームをたまに聞くようです。


でも、私たちに言わせれば、


「ん?何を怒ってるの???」


てな感じで。





当然じゃーん。化粧品なんだもん。




例えば、ビタミンC、コラーゲンにヒアルロン酸、etc・・・。


肌から吸収できる量なんてごくわずか。


むしろ、そんな成分が経皮吸収できると思うな!!




基礎化粧品のイチバン大きな役割は「保湿」です。


一番大きな役割であり、唯一の役割といっても過言ではないです。


どんな化粧品でも、です。


それ以上の効果は求めすぎちゃダメです。


ましてや、「○○成分配合!」って書いてあっても、一体何%配合されているのやら。


0.00001%しか配合されていなくても、配合されていることに間違いはないので、


「○○成分配合」と謳えるのですから。(例外はあります。ビタミンCとかアロエエキスとか。)




化粧品自体の実力って、そんなに大したものじゃないと思います。


ただ、自分の肌にあった化粧品を使ったときに、相乗効果でスバラシイ効果が得られるのでは?


化粧品の一番の役割が保湿なんだから、しみが消えなくても、たるみが消えなくても


きちんと保湿できる化粧品が良い化粧品だと思いますよ。


どうでしょう?

皆様、お仕事お疲れ様です。


今回のテーマは美白。




前回お話したとおり、世に出回る「美白なんちゃら」は医薬部外品です。

「ホワイトニングなんちゃら」も医薬部外品です。


BUT

「ホワイトなんちゃら」は医薬部外品で無い可能性があります

つまり美白化粧品ではナイ。(全てではないです。)


「美白」「ホワイトニング」は医薬部外品にのみ許可されてるキャッチコピー。

「ホワイト」は化粧品でもOKなんですねー。


医薬部外品でない「ホワイトなんちゃら」には、よく「古い角質を取ることで、

お肌を明るくクリアに」、みたいなことが書いてあります。


要するに、一皮剥いて、白く見せよー!というコンタン。


でも、薬事法ではこの一皮剥いての美白、というのは認めてません。


美白化粧品の有効成分は、一般的に良く知られているのが

ビタミンC(アスコルビン酸、VCIP[ビタミンC誘導体]、等)です。


以前はコウジ酸もよく使われていましたが、発がん性の恐れがある、ということで

現在は使用されていません。


あと、たまに聞くのがハイドロキノンですが、これも皮膚に悪影響(悪性腫瘍等)がある

ということもあり、積極的には使用されていません。要注意です。

モチロン、有効成分にはなり得ません。


あとは、エラグ酸、プラセンタ、なんてのもあります。

でもやっぱり一般的なのはビタミンCですね。


美白メカニズムには大きく2つあって、

1.できてしまったメラニン色素を還元して色を薄くする

2.メラニン色素の生産を助ける酵素「チロシナーゼ」に働きかけ、メラニン色素の生産を抑制


ビタミンCは1.のメカニズムです。


美白化粧品は、紫外線をあびて活性化したメラノサイトに作用するものなので、

本来の肌の色より白くなることはありません!

あしからず・・・。


1.にしても2.にしても、すぐに結果が出るものではないので

少なくとも1ヶ月は気長に続ける必要があると思います。

逆に短期間で結果が出るものは、アヤシイのでは・・・(^^;



やっぱり美への道は近からず。

気長に頑張った人が勝ち組になるのですね!


がんばらねば。

基礎化粧品って、実はこの世で一番種類の豊富な商品なんじゃなかろーか。

と、思うことがあります。


ドラッグストアに行っても、「化粧水」だけで何十種類と どあ~~~~~って並んでるでしょ?

なのに飽きもせずどんどん新作が出てくる。


面白いなーって思うんですよねー。



化粧品の裏面って良く見たこと、ありますか?

「パラベンが入ってるかどうかは見る」

「無香料・無着色かどうかは見る」

という方はたくさんいらっしゃると思います。


私たち夫婦は、化粧品の裏面を見るのが大好きで、ドラッグストアなんかに行くと、

2~3時間は楽しめてしまいます。


私は以前、化粧品メーカーで基礎化粧品の企画開発をしてまして。

ダンナは、現役で化粧品メーカーの研究開発をしてまして。


そんなわけで、私たちの意見はどちらかというと

作る側から見た意見に少々偏ってたりするのですが(^^;


基礎化粧品、奥を少し知るだけで、ものすごく面白いんです。



で、その面白さをちょっとずつおすそ分けしていこー!

というのがこのブログです。

私の個人的意見も混じってますので、判断は読んで頂いた方におまかせします☆



まず記念すべき第一回目は。。。

「化粧品と医薬部外品」


皮膚に塗布するものは大きく3つに分けられます。

1.医薬品

2.医薬部外品

3.化粧品


肌に対する効果の大きさもこの順です。

一般的に言う「基礎化粧品」として売られているのは主に医薬部外品と化粧品です。(化粧水やら乳液やら)


医薬部外品とは、「△△という成分を○%配合したら、□□という効能効果を謳っても良いですよ」という

薬事法の決まりにのっとって作られた、特定の効果を訴求したもののことを言います。

この成分△△を「有効成分」といいます。


「美白」や「制汗」などは、医薬部外品でないと謳うことができない効能効果です。

「美白」「ホワイトニング」とパッケージに書いてある化粧品を良く見てみてください。

必ず「医薬部外品」との表記があるはずです。


なければ薬事法違反ですので、お近くの薬務課にタレこんでくださいw


ただし一部「ホワイト」という謳い文句で、医薬部外品でないものもあります。

「ホワイトニング」でないので、ギリセーフですが。。。


医薬部外品は、製造申請に時間とお金、試験等の手間がかかるのがメーカー泣かせな点ですね。


コレに対し「化粧品」は医薬部外品ほどの細かい決まりはありませんが、

はっきりとした効能効果が謳えないのが難点です。

「保湿」ぐらいですかね。


「保湿効果」を、「エモリエント効果」だの「肌ぷるぷる効果」等と言い換えて

魅力的なキャッチコピーにするのに、各社知恵を絞っています(^^;

パッケージを見ると、努力の後が見られたりしてヒジョーに面白い。



じゃ、買うんだったら医薬部外品の方がいいよね?

といわれそうですが、ちょっと待って。


医薬品は、その効果の高さゆえに副作用があることも認められていますよね。

効果があるものには、副作用がある場合も考えられる、ってことですよね。


医薬部外品も、化粧品に比べると効果がある分、人によっては副作用が出る可能性が

無いとは言えません。



医薬部外品であろうと、化粧品であろうと、自分の肌にあったものが自分の運命化粧品。

極端なハナシ、化粧水つけるよりも水つけたほうが肌の調子がいいわ、というのであれば

水が自分の運命化粧品ってことですよね。


今使ってるものがイチバン!と決め付けず、たまには他のものも試してみると、

意外と、もっと自分にピッタリのものが見つかったりして面白いかもしれません。



第一回目おわり。ちょっと長すぎましたねー。

次回からはサッパリめで行きます。。。


それでわー。