道の駅かさまで一人車中泊をして、翌朝はすっきり目覚めて朝ごはんを車内で食べて、9時出発。道の駅かさまには、名物の栗のお菓子があるらしく、開店前からフードコートの外には、長蛇の列で、9時頃から整理券が配られていた。
私は、近ごろとってもコロナが怖いので、行列や人込みには近寄らないと決めている。心惹かれないと言えばウソになるが、一人で食べてもつまらないし、またいつか夫と出直してこようと、道の駅を後にした。
ところで、車中泊は、概ね静かで快適だったが、JR水戸線の線路が近くにあり、列車が通るときだけ結構な音が聞こえた。
さて、今回の目的地となる笠間日動美術館では今、「幻の大津絵と東海道五拾参次」展をやっている。自由に旅に行けないこの時期だからこそ、旅の浮世絵で旅行気分を味わおうという趣向。
その前に、美術館別館となる「春風萬里荘」にも寄っていく。ここは、もともと北鎌倉にあった北大路魯山人の住居を移築した建物で、風趣を凝らした古民家の佇まいと芸術家が自分の好みで工夫したアトリエがいつ来ても居心地よい時間を過ごさせてくれる。
今回も、冬の雨の朝、休日とはいえ、思った通り誰もいない。石庭の見える茶室でしばらくぼんやりと時を過ごすと、仕事のストレスも忘れるよう。
残念ながら、茅葺の屋根が傷んでいて、雨除けの覆いがかけられているのが、せっかくの風趣を削ぐ。アトリエに補修のための寄付を募る箱が置かれていたので、少しだが協力してきた。
この後、日動美術館に行って、東海道五拾参次も堪能した。駐車場には、私のを含めても4,5台しか車がなく、当然ながら展示室も空いていてゆっくり鑑賞することができた。ふと気が付くと、とっくに昼を過ぎていて驚いた。
笠間焼のお店をちょっとだけ覗いて、近くの蕎麦屋で昼食に蕎麦をいただいて、帰路についた。どこも人が少なくて、コロナ的には安心だったが、この素敵な場所が寂れてしまうのではないかと心配になった。
北関東の田舎の自然が感じられ、自由で個性的な作風の陶器が楽しめ、手ごろな値段で購入することもでき、おいしいものも沢山ある。
今回は、笠間稲荷には行けなかったが、次には行ってみるつもり。
