Beat The Number

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主にスポーツ(サッカー)コラムもどきを書いていこうと思ってます。
20代後半にさしかかった大人の嗜みです(笑)

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6月7日。平日だったけど日産スタジアムでの開催だったし、チケットも取れたので観戦してきました。

天候は曇。走り回るには良い天候、湿度。
僕の周りは、「ウッチー!」や「ユウトー!」などの黄色い声援を飛ばすギャルやおばちゃんに囲まれていました。
入場の時から大声援。序盤、長友がサイドを駆け上がる時にはもう雄たけびのようだった・・・(笑)

さてさて試合の方は、報道されていた通りペルー戦と同じく3-4-3システムのテストだ。
スターティングは川島-伊野波-今野-吉田-長友-遠藤-長谷部-内田-岡崎-李-本田。

前半の試合の入り方はまずまず。ファーストシュートは日本。岡崎のシュートは相手DFに当たって力のないものになった。良かったのはペルー戦で見られたような個々の慌しさが見えなかった事。
相手のミスもあって、日本がポゼッションでは有利を保っていたがこのシステムの肝、サイドから崩せている印象はない。最初は長友サイドを良く使っていたが見せ場を作れてない。もったいないと思った。
このシステムは攻撃に重視しているとザッケローニ監督も言っていた通り、攻撃的なオプションだと思う。だけど、長友や内田とここ数ヶ月で成長を遂げたSBを抱えていながら、WBの位置に置くのは非常に残念。彼らはやはりSBポジションからの攻撃参加が魅力的で、相手からみても脅威だと思う。それに中盤は人数的にも薄くなるし、RWGの本田が幾度も下がってくる(そして中にはいってくる)場面が見られた。これでは、サイドに人的優位を作れず攻撃どころではない。とても日本代表がスタートから使うシステムではない。今回はテストだから致し方ないとは思う部分。前半のみどころは、長谷部のミドル、遠藤のFKのみに終わった。それも長谷部のシュートは枠から外れ、遠藤のFKはチェコのGKペトロ・ツェフに片腕一本で弾かれてしまった。コースが多少甘かったのもあったけど、ツェフは簡単にミスは犯さない。

後半はメンバー変更なしでのスタート。ハーフタイムで中休みしていた内田ギャル、長友ギャルも再度スイッチを入れ黄色い声援を送っていた。
日本はシステムも変えず、同じくサイドの長友、内田を使い攻撃に転じるが見せ場らしい見せ場もなく、クロスも精度が悪い。そんな中後半7分、遠藤のショートコーナーから本田がクロスを上げ、ファーにいた李が胸で落として中にいた吉田がヘッド。これは至近距離にも関わらず吉田がふかせてしまい、ゴールの上へ外れた。映像をまだ確認していないが触らなければ入っていたようにも見えたし、吉田がオフサイドポジションのようにも見えた。どちらにしろ、吉田のプレイは良くない方向だった。この試合最大の決定機はここだった。
19分には、遠藤と伊野波を家長と槙野にチェンジ。家長には長年、走力や守備意識での問題がある。これは僕がG大阪時代から家長を見ているが、解決には至っていない。そんな家長が遠藤の位置に入った。キープやパス精度も良好なのでCHの資質がないわけじゃないが、遠藤と比較するとまだまだ代表で使えるCHではない。試合に入った彼は、持ち前の落ち着きが見られ試合にはすんなり入っていけていたが、ポジショニングは経験の無さからなのか劣悪で、「迷子」になっていた。本田が穴を埋めるように、これまで以上に下がってきていたし、DFラインまでボールを追いかけることもあった。家長を使うことでひとつリスクがあるんだなって思った部分。
32分には本田のアーリークロスからファーの岡崎がヘディングシュート。ツェフが弾いてセーブ、そこに李が詰めて体に当てるもツェフがギリギリのところで片腕セーブというチャンスもあったが決めきれず。ポゼッションは日本が1試合を通して有利に見えたが、フィニッシュ精度を欠いてドローに終わった。

本日、観戦した事を無駄だとは思わない。ペルー戦からの多少に進歩も見られたので、それはそれで良かった。

個人を見ていくと、本田はやはりCHが最適ポジションだろう。あれだけ中に入られたり下がってこられたりすると内田も動きづらくなる。この試合4度訪れたFKのチャンスも全て枠外、壁にぶつけるといった結果だった。本田に対する期待は分かるのだが、ちゃんと適したポジションで起用して欲しいと思う。連携の部分や、パスの精度という部分でも今日の試合では精度を欠いていた。

李は、前半についてはほぼ消えていた。だが試合を通してみると後半から徐々に良くなっていたし、合わないこともあったけどワンタッチで裁きまずまずのポストをこなしていた場面もあり、まずまず。ペルー戦の前田と比較すると本日の李の方が仕事をこなせていた。

この日の岡崎は、まったく目立つところがなかった。守備面では貢献はしていたものの攻撃になると長所である動き出しも生かせて貰えず、ポジショングも悪いように見えた。

長友と内田については前述のとおり、SBからの攻撃参加に魅力があり、やはり4バックでの起用が最適。特にこの日の内田はコンディションが上がっていないように見えた。

CHの長谷部、遠藤は長くコンビを組んでいることもあってバランスは良い。特に今日の長谷部は、前線へ顔を出す機会が多かった。個人的には遠藤が上がった時の方が決定的な場面を作れると思うが、代表での遠藤はG大阪の時よりもバランス重視で、リスクを冒して攻めあがる場面は少ない。この日は何本か良好なパスを送り、FKも惜しかったし、家長と交代したけどやっぱりまだまだ日本代表に遠藤は欠かせない存在なんだと再確認。

DFラインは正直、現地ではあまり隅々まで見れていないので思うことは少ないが伊野波のミスが毎試合のように出ているのでメンバー再選考なども含め考えて欲しいとも思った。おそらくアジア最終予選では闘莉王は選出されてくると思うので、伊野波には更なる成長を遂げて欲しい。

そして今日の帰り際に、内田のユニフォームを着たギャル2人が内田のプレイではなく笑顔が素敵だったという話をしていて、試合を楽しむ部分は人それぞれなんだなぁって再確認もできた。


ここまで書いてみて反省(-。-;)次回からは、もう少しまとまった文章で書きたいなぁと思いますOo。。( ̄¬ ̄*)