どうもお久しぶりです。
お久しぶりすぎて、ほとんど訪問もないかと思いますがテンテンテン・・・(苦笑
DMP時代からのワンコ友達へのご報告、
そして自分自身の最後のけじめとしてアップします。
2011年9月19日 愛犬ポポが天国に旅立ちました。
享年12歳。
かなり突然の旅立ちだったので
まだ胸がいっぱいな状態です。
誰かにツンッてやられたら泣き出しそうです。
つい先程、民間の業者の方に家まで来て頂いて
ポポの火葬を終えたところです。
ジャパンペットセレモニーさん、とてもいい送りだしができました。
本当に本当にありがとうございました。
現在、台風の影響で大雨が降っています。そんな中、来て頂いて・・・
とても真摯な対応、丁寧な説明。
最初の不安は全て消え、終えた後、何か心がすっきりしました。
心より感謝いたします。
ブログを見て頂いていた方はご存知かと思いますが
数年前、ポポは外耳炎を発症しました。
思えば、そこからポポの闘病生活が始まりました。
まず始めに点耳薬の処方でしたが、ポポが怒ってできなかったため
飲み薬に切り替わりました。数ヶ月薬を飲み続けましたが効果はなし。
次は全身麻酔による耳の洗浄というリスクを伴う治療を開始。
数回、実施されましたが、結果的に完治にはつながらず。
治療は暗礁に乗り上げ、再び点耳薬の処方に戻りました。
これができなければ前には進めない。
やるしかない。無理やりにでも。
そんな思いで数ヶ月頑張りましたが
どうあがいてもポポはやらせてくれず。
暗礁に乗り上げたままの状態が数ヶ月続いたことで
耳の状況は悪化し続けました。
耳の中からは大量の膿がでて、ひどい悪臭を放っていました。
そして自分でやることは諦め
半分ダメもとで、ポポが小さい頃からお世話になっているドッグサロンに
点耳薬をさしてもらえないかとお願いしました。
快く受け入れて頂き、そこから約4ヶ月毎日お店に通う日々が始まりました。
それが去年の9月から年明け頃までのこと。
今、思い出しても、本当にきつかったけどポポのためを思えば
自然と体が動きました。
そして血の滲むような努力の甲斐あって、
ポポの外耳炎治療はようやく幕を閉じました。
しかし、その後すぐポポの体に変化が出始めました。
皮膚の炎症。継続的な脱毛。耳の次は皮膚の疾患がポポを襲いました。
炎症は数週間で治りましたが、脱毛はひどくなる一方。
満足な治療法が見つからないまま夏を迎えた頃には
ポポの外観はすっかり変わり果てていました。
まるで毛を刈られた後の羊のよう。
何故か体重も徐々に落ち始めていました。
僕はそんなポポに我慢ができなくなり
獣医さんに精密な検査をお願いしました。
ホルモンの異常を調べる検査。耳の点耳薬(ステロイド含有)の長期使用から起因している場合
この検査値に異常が出ますが、値は正常。
「絶対これが原因だ!!」と思っていたので僕はちょっとあっけにとられた状態でした。
他に「カビの培養検査」「内臓系の検査」など。
「アレルギー検査」もやりました。
できる検査を全て消去法でやっていきましたが
不思議なことに全て異常なし。
まさに健康体でした。
半分がっかり、半分安心。
脱毛の原因は分からなくて残念だけど、でも悪い病気じゃないならいいかなという想い。
最後の手段として「去勢手術」を提案されました。
迷いました。さすがに。
ホルモンの分泌を止めることで発毛の可能性がある、との説明。
去勢への抵抗ではなく、当然、全身麻酔も伴うわけで
そこがかなり抵抗がありました。
耳の治療で幾度も全身麻酔を使用していたので
年齢的にできれば避けたかった。さすがに恐い。
だから最初はやるつもりはなかった。でも・・・。
「毛を刈られた羊」になったポポを見ていて
「あぁーもう一度ふさふさのポポが見たい」という想いがどうしても消えなくて
僕は結局去勢手術をお願いしました。
人間のエゴといわれても仕方がない。
獣医さんにリスクは?と尋ねると「飛行機事故程度だよ」との返答。
でもやっぱり恐い。ポポがもし・・・・・。そう考えると恐くてたまらない。
だけどここまできたら全ての可能性を試したい。最後はそんな想いでした。
手術は8月の最初に行われ、そこから1ヶ月それまで服用していた
「発毛関係の薬」を飲みました。
これで発毛しなかったら、もう方法はない。
そう告げられていました。
結局・・・良い効果は得られませんでした。
後は、獣医学的な根拠ではなく
経験に基づいた薬の処方になる、そういわれました。
強い副作用を伴うものもあると説明され、さすがにそれは断り。
最後の最後に副作用の少ない薬を試して
これでダメなら本当に最後にしようと決めました。
その処方を受けたのが9月のはじめ。約2週間前。
僕は既に期待はしていませんでした。
ポポに薬を与えるのは全て母親に任せていたのですが
数日前、何気に残りの薬の量を見ると
ほとんど減っていないことに気付き、
僕は怒って母親に詰問しました。
「なんであげてないんだ!」と。
「だってその薬あげたら下痢したから・・・もう毛生えなくたっていいじゃん!」
といじけたような声の調子で返され。確かにその通りだと思いました。
辛そうに言い返してくる母にどこか罪悪感を感じつつも
「じゃ、なんで薬をやめたことをいわないんだ」って掠れた声でいい返して。
とりあえず、その時点で本当に薬はやめようと決心しました。
その前にもう一つ事件が怒っていました。
約1週間前。仕事から帰ってポポを見ると左目が大量の目やにに覆われていました。
黄色いドロッとした、目やにというよりは膿に近い液体。
明らかに異常でした。全身に鳥肌が立ち、考えるよりも前に手が携帯を握っていました。
病院に電話をかけ、診察の結果、
角膜に傷がついているといわれました。
生まれてはじめて目薬が処方されました。
耳、皮膚、そして次は目。どうしてもポポは薬から解放されない。
せっかく薬は終わりにしようと思っていたのに何でなんだと
行き先のない怒りが込み上げていました。
でも治すためにはしかたなく、2,3日服用しました。目はどんどん綺麗になり、
逆にその急速な回復振りに驚きつつ、今度先生に見せたら
「あ!きれになってますね」という嬉しい言葉を想像していました。
予定では丁度今日あたり、目と皮膚の薬の結果を診て頂く事になっていましたが
その前にポポは逝ってしまいました---------
思えば、9月に入った頃から食欲が落ち
散歩で歩く速度も急激に落ちていて
ひどい時には全然歩かない時もあって・・・。明らかに、体力が落ちていた。
だから予兆がなかった訳ではない。
でもポポは健康体だって思い込んでいたから、深刻には考えなかった。
ポポが亡くなる前日。18日、日曜日。おとついのこと。
18時頃仕事から帰宅すると
立つことすらできなくなったポポがそこにいた。
「ポポもう立てないよ」と母親にいわれ
「はぁー?!」と怒りと悲しみと驚きに一気に襲われて
そんな馬鹿なっ!!と思いながら、ポポを無理やり立たせた。
でもすぐにバタンッと倒れてしまう。
よく見ると呼吸もおかしい。普段の2倍は早い。
すぐに病院に連れて行きたかったが、日曜日で病院は午後から休診していた。
「どうしよう、どうしよう、どうしよう」軽く混乱していた。
車で1時間飛ばせば救急病院にはいける。
だが、診てもらったことのない獣医さんに処置される抵抗・・・いや、ウソだ・・・
「仕事で疲れていて1時間も走る気力がない」という気持ちのほうが正直大きかった。
翌日も仕事で朝早いしきつい。でも、この状態ではさすがに仕事はいけないから
翌朝、仕事を半休とって病院に連れて行こうと決め、
苦しそうなポポを横目に、その日はそのまま眠ってしまった・・・。
夜中、ふと目が覚めるととなりで眠っていたポポがやけに静かだった。
「あれ?ハアハアいってない。収まった?
いや、にしても静か過ぎる。普段の寝息すら聞こえない」
すぐに飛び起きた。
ポポは目を半分開いた状態で、完全に静止していた-------
ポポォ、今どんな気持ちなの?
ごめんよ。本当にごめんよ。
ちょっとやりすぎたよね。
ゴメンね。本当にごめん。
去勢なんて必要なかったよね。
お願いだからもう一度抱きしめさせてよ。
毛なんてなくてもいいからさ。
そのぷにぷにの身体を抱きしめたいよ。
ポポ?ポポ?本当にありがどう。
本当に本当にありがとう。
ポポがいなかったら、オレ今ここにいないって断言できるよ。
ポポがいてくれたから、ポポが支えてくれたから
今ここにいるんだよ。
12年半、心から感謝します。
家族みんなを支えてくれてありがとう。
ゆっくり眠ってね。
このブログはもともとポポメインで始めたので
とりあえず、これを最後のアップにします。
今までポポを気にかけてくれていた方
本当にお世話になりました。そしてありがとうございました。
また、違う形でブログを再開するかどうかは未定だけど
その時はちゃんと連絡しますね。




