先週渋谷のVISで一目惚れしたニットを着て出社。
色は…ピンク。
おととい、昨日と彼が着ていたピンクとほぼ同じ種類のピンク。
そんな私をみてまわりの人はまずこう言った。
「あいつとかぶらなくてよかったね~(笑)」
あはは、って笑いながら、実はかぶらないように計算してるんですよぅ、
なんて調子よく言ってみるも、いちばん気になる彼の反応が気になって仕方ない。
彼はこの日、立ち寄りで急遽午後出社予定になってた。
午後にこの色を見て、私を見てどう思うだろうか。
午後、ふらーんと彼が戻ってきた。
ふと彼の目を見る私。
それより前に彼の視線は私に、この色に向かっていた。
時間が止まること約2秒。
でも特にコメントもないまま彼は席につく。
似合ってるかなぁ、かぶらなくてよかったってそんなことしか考えてないかなぁ
いろいろ気になるも仕事は山積み。
数回会話はしたもののそんなまま窓の外は暗くなり、やがてみんな徐々に
金曜の夜を楽しみにコートを着だした。
20時過ぎ。彼はまだ仕事モード。
また今日もあの子と同じタイミングで消えていくんだろうか。
それともこのこと自体私の想像の世界だけでのことだったんだろうか。
あるタイミングであの子の席をちらっと見た。
もうそこにあの子の姿はなかった。
なんだろう、この安心感。意味も無くありがとうと言いたくなった。
いや、意味はあった。彼を相手にしないでくれてありがとう。
勝手にこんなふうに半ば負けた気分になってる自分もいやだけど
でも今はなにかにすがりたい気持ち、仕方がない。
21時前。彼が帰る支度をしはじめた。
ここで私までわかりやすく慌てて支度をするのもカッコわるい。
でもまだまだ仕事をします風な雰囲気も出したくない。
ちょっとずつ、さりげなくおかたづけを始めてみた。
彼はちょっとだけ席でまったりして、21時に席を立った。
21時の約束に合わせて帰ったのだろうか。
そんな不安で「おつかれさま」の声もでなかった。
すっかり取り残された気分のまま、ヒルズの地下でパンを買って
電車に乗った。もうすぐ家に着くぐらいのところで携帯から
彼のブログをみてみた。当然まだ帰ってはいないのだろうと思いながら。
彼の足跡があった。時間は、数分前。
あの時間で彼がまっすぐ家に帰ったとしたらちょうどいい時間だった。
今日の彼にはなにもなかった。そのことがブログに書いてあった。
そして、誰かを誘って飲みにでもでかければよかった。と
そう書いてあったことに胸が高鳴った。
言えばよかった。いっしょに飲みにいこう、って。