気がつけば、明日から四月

こんなときに不謹慎かもしれませんが、「エイプリル・フール」に相応しいナンバーがこれです。

1969年のアメリカ映画の主題曲で、バカラック=デヴィッド・コンビの申し子の一人、ディオンヌ・ワーウィックが歌ってヒットしました。

いかにもバカラックらしい悠揚たるメロディに心なごみます。イントロほんわかしたトロンボーンがステキです。

脱線しますが、バカラックのアレンジにはホルンもよく使われています。「遥かなる影/カーペンターズ」のイントロでお馴染みですね。ホルンもトロンボーン同様、サウンドに“ほんわか感”が漂います。


主演は、カトリーヌ・ドヌーブとジャック・レモン。アメリカ映画初出演のドヌーブが話題となったそうです。日本でのタイトルは『幸せはパリで』、これまた「恋するデビー」(笑)同様なぜ「April Fools」が「幸せはパリで」なのか、とヤボはいいっこなしということで。

映画の動画と併せて流れるのは、サントラ収録のパーシー・フェイス楽団とコーラスです。



ところが肝心のディオンヌの映像がほとんど見当たりません

状態が悪いですが、メドレーで歌う冒頭1分ですが雰囲気だけでもお聴きいただければと思いアップしました。

Dionne Warwick - medley





この曲、意外なことにカバー録音も少ないようですね。

ディオンヌみたいな“決定盤”があると、カバーはしにくいのかもしれませんね



ところで連日のニュースは放射能ばっかりで、節電を旨とする我が家ではほどんどニュースを見なくなりました。

ボクは“原発の汚染が、ようやく終息しました!”というニュースを“エイプリル・フール”ではなくて、事実として報道される日を心待ちにしています

はやく春の“ほんわか”気分に浸りたいものです。