以前、マイ・ブログでも紹介しました。
ミシェル・ルグランとカトリーヌ・ドヌーブ(シェルブールの雨傘)
⇒【過去ブログ】

1964年、ジャック・ドゥミ(監督)とルグランがフランスの映画=音楽文化のレベルの高さを世界に示した名作です。

やはりオリジナル・サントラ収録盤で聴きたいものです。

ダニエル・リカーリ(ジュヌビエーブ役=ドヌーブの吹き替え)、ホセ・バルテル(ギイ役=ニーノ・カステルヌ-ヴォの吹き替え)による歌唱です。(始めから1分45秒までヴァースです)



本来ミュージカル映画は、(普通の映画音楽とは逆で)音楽を先に録音して完成させ、撮影時はその音楽に合わせて(リップシンクや踊りも含め)アクションします。

つまり先に音ありき、が前提です。その点で、『シェルブール・・』を見るたび感動するのは、すべてのセリフが歌であることです。

今風にいうと、一本の映画すべてが壮大なミュージックビデオのようなものですね。

次は、YouTubeで見つけたギリシャの白薔薇、ナナ・ムスクーリの歌唱ヴァージョンで聴いてみてください。

Nana Mouskouri-Les Parapluies De Cherbourg



当時からメガネがナナ・ムスクーリのトレードマークでした。久しぶりに聴き、あらためてその清楚な声に惹かれます。

この映画は超お洒落な雨傘のシーンで始まりますが、今日は悲しいラスト・シーンで終わりたいと思います。

ストーリーを知らなくても、この二人がどうなったのかが分かります。雪の降りしきるガソリン・スタンドにて。

Ending Scene



おまけにこんな映像を見つけました。『シェルブール・・』『ロシュフォール・・』の2本を再上演した時に作られた日本版予告編です。

ダイジェスト的にうまくまとまっていますよ。



というわけで、浅田選手にオススメしたいルグラン・メドレー3曲でしたが、みなさんもお気づきの通り、競技では歌モノは使うことができません
せっかく選び抜いた名曲・名盤でしたが、この企画は残念ながらボツ!。

せめて島田歌穂さんのメドレーをバックにエキジビションでも使ってもらいましょか