すぐそばに居る、
近くなったり、
たまに指先が触れる。

先生にとってはどうでもないことでも。

余韻を残して居なくなる。

今朝の先生の指先は、
ひんやり冷たかった。

到着してから急いで、
一番にかけつけてきてくれたのかもしれない。

先生は立場のある人だから、
いつも誰かを引き連れている
治すだけじゃなくて、
治す人を、育てる立場の人だかは

それでも早朝に、
夜帰り際に

かならずもう一度
顔を出してくれて
ゆっくり診て
話を聞かせてくれる。

目を見て、
声を聞く、

今すぐ触れたい。

でも何もしない。

何もしなくても良い。

そばに居られると安心する。
そばに居られるだけで、幸せ。

そばにいられて、幸せだった。

私は今、幸せ。
なにもいらないくらい、幸せ。