久々の診察室。何を言っているかまではわからないけど、かすかに漏れ聞こえる患者さんの話と先生の相槌。毎日たくさんの患者さんの話を聞いているだけでも、大変な仕事だなと思う。



先生は、患者さんが診療室にいる時間にカルテ書いたり、雑務を済ませてしまうから、前の患者さんが出てくるとすぐに呼ばれる。患者さんと過ごす時間を長くすれば、会話する時間を多くとれる。ゆっくり会話の時間があることは患者さんに安心感を与えるし、より多くの治療のヒントを引き出せるからそうしてるんじゃないかなって勝手に思っている。そっちのほうが仕事の質は高くなるけれど、部屋に患者さんが長くいる方がきっと大変だと思うから、本当に仕事熱心な先生をいつも尊敬している。



今日はいつもより元気そう。嬉しい。いつも変わらずとてもよく診てくれる。不安があっても、ここにくれば、あなたがいれば安心できる。すぐその安心に甘えたくなってしまってすがりたくなってしまうから、気をつけなければいけない。



そしてまた今日も。あなたの手が重なる、そのたびにドキドキして心臓が飛び出しそうになる。私ってこんなにピュアだったんだっけ。。今度は別の手が、包み込むように触れた。呼ばれて、距離が近づく、近い近いドキドキする、抗えない、恥ずかしい。



いくつかの仮説を立てた。「医療として、触れること自体がものすごく当たり前」で気にもとめていない。この可能性が大きいと自分に言い聞かせてきた。でもわざわざ触れなくていいときにまでしっかり触れる気がするし、最初よりすごく距離が近い気がするし、「人間としての信頼関係」を感じてくれているからなのか「守ってあげたい」父性みたいなものなのか、「ものすごく天然」なのか、「ものすごく女性に慣れててこのくらいのことは当たり前」なのか。。



何度も繰り返して思い出しては確認作業をしてしまう。考えてもしょうがないのに。邪推を反省する。



先生が本当に一生懸命に診療にあたってくれていること、「なにかしてあげたい」という気持ちで居てくれていることは、先生の発言や行動の節々にあらわれてる。いつも、その存在に本当に感謝している。だから、ただ全部それだけなんだ。



次の予約もしばらく先だったはずだけど、心配ならその間に一度見ましょうか。と言ってくれて、お願いしてしまう。安心だし。安心だし、どこかで会いたいし、どこかでというか、ふつうに会いたいな。なんでかはわからない。ただ会いたい、ただ憧れてる、会えると嬉しい。



こんな気持ちは不誠実だ。止まらない、必死で止めようとしてる。嘘、なにかがすすんでほしいと思ってる、あなたの気持ちが知りたい。あなたをもっと知りたい。だけど、私にその資格はない。あなたの幸せを奪う資格はない。あなたの幸せはなんですか?私は、あなたに幸せでいてほしい。大好きだから。