ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE (2023年 アメリカ)

不可能なミッションに挑む大人気アクション・シリーズの第7弾。AIをテーマにた不可能なミッションに挑むイーサンとその仲間たちの活躍を描く。


監督は、クリストファー・マッカリー。
出演は、トム・クルーズ、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグなど、レベッカ・ファーガソン、ヴァネッサ・カービー、ヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティエフ、イーサイ・モラレス、ヘンリー・ツェーニーなど。


ストーリー:
ロシアの次世代潜水艦であるセヴァストポリは推測航法(デッドレコニング)を用いた新しい航行システムを試験運用する為、高度なAIシステムを採用した。しかし、この新型AIが自我を得た事により乗務員達をかく乱させ、自らが発射した魚雷により潜水艦を沈没させ、乗務員全員が死亡する。IMFエージェントであるイーサン・ハントはアラビア砂漠のエンプティ・クオーターに潜伏する元MI6のイルサ・ファウストから十字架型の鍵の半分を取り戻すようIMFに命じられる。その後、ワシントンD.C.で行われたアメリカ情報機関のリーダー達の会議で、ロシアが開発したこの新型AIを”エンティティ”と呼び、それが世界の主要な防衛、情報、金融ネットワークに潜入し脅威となる事について話し合われるのだが・・・。
(作品情報より)


第7作目となる今作品。次々と出て来る難解なミッションに挑むイーサンとその仲間たち、今回のテーマは、人工知能(AI)でした。ストーリーもちょっと難解で、ロシアの潜水艦から始まっていたので、ロシアが仕掛けたものだと思っていたら、終盤になって仕掛けたのはアメリカという黒幕がいたようだ。ただそのAIが暴走していまったという展開でした。そしてそのAIを制するものが世界を制すると言う事で、争奪戦が繰り広げられる。そしてそのAIを制御する2本で一体となる鍵を巡って、イーサンたちはそれを阻止するため、不可能なミッションに挑む。そしてこれまでの作品でイーサンとジュリアの関係の行く末が語られてきたわけですが、今回の作品では、それが無かったですね。イルサは今回も登場しこれまでの関係性の下にイーサンとの関りが描かれていました、がそれも今回で終了となってしまいました。そのためか、今回の作品から新たな女性グレースが登場。素性はスリの常習犯と言う事ですがホワイト・ウィドウの一味として最初は行動していましたが、最後にはイーサンと行動をともにするIMFの一員になりました。そして今回の作品は"Part1"と言う事で、2部作の構成で制作されると言う事でした。が、どうも話では、この作品の興行成績が不調だったと言う事で、続編の制作はストップがかかっているようだ。まあ会社の都合というのもありますが、2部作で作ろうとしていたのであれば何とか最後まで完結させてもらいたいですね。その後の展開がやはり気になってしまいます。
 

デューン 砂の惑星PART2(2024年 アメリカ)

“砂の惑星デューン”を舞台に、ハルコンネン家との壮絶な宇宙戦争により滅ぼされたアトレイデス家の唯一の生き残りにして後継者のポールが、砂漠の民フレメンとの協力関係を築きつつ、宿敵ハルコンネン家との最終決戦に臨むさまを描く。


監督は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。
出演は、ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、デイヴ・バウティスタ、クリストファー・ウォーケンなど。


ストーリー:
全宇宙で必要とされる特別なスパイスが手に入る砂の惑星デューンを巡って、アトレイデス家とハルコンネン家の壮絶な宇宙戦争が勃発し、ハルコンネン家の陰謀によってアトレイデス家は全滅してしまう。しかしアトレイデス家の後継者ポールは生き延び、救世主の登場を信じる砂漠の民フレメンにかくまわれることに。やがて彼は、砂漠の民の戦士チャニと少しずつ心を通わせていく。その一方で、救世主という自らの運命と向き合い、葛藤を深めていくポールだったが・・・。
(作品情報より)



今回の作品は、"Part2"と言う事で前作の続編、あれから4年程が経ちました。そしてこの作品は完結編でもあるかなと思って鑑賞しましたが、結末シーンを観ているとこれからも続くのかなあという印象持ちました。物語としては、前作でハルコンネン家によって滅ぼされてしまったアトレイデス家。その生き延びたアトレイデス家の後継者ポールとその母親のその後が描かれている。砂の惑星で先住のフレメンによって救われ、フレメンからは救世主と信じられたポールは母親と共に、フレメンの協力を得て砂漠での戦士として成長していく。そしてフレメンの戦士チャニとも心通わせ、恋仲になって行く。そしてポールはフレメンの戦士らと共にハルコンネンに立ち向かうのだった・・・というストーリー展開で結末では、ハルコンネンとの戦いの末の結末が描かれていたわけで、これで一応の決着がつきこれで完結かなと思いきや、なんとさらに壮大な戦いがこの先待ち受けているという事でしたね。いやぁ、これからまだまだ続いていくようですね。そしてポールとチャニの関係はどうなって行くんでしょうね。この作品の中で成就するような感じでしたが、あの最後の結末ではそうはいかなかったようですがね。


P.S.
全編を通して観て特有の言葉がいろいろと出て来るので、内容が理解しづらいところがあったのは、気になるところでした。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年 アメリカ)

不可能なミッションに挑む大人気アクション・シリーズの第6弾。複数の都市を標的にした同時核爆発の阻止というシリーズ最大の難題に立ち向かうイーサンとIMFチームの活躍を描く。


監督は、クリストファー・マッカリー。
出演は、トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ショーン・ハリス、アンジェラ・バセット、ヴァネッサ・カービーなど。


ストーリー:
何者かによってプルトニウムが盗まれ、奪還を命じられたイーサンの作戦は失敗に終わる。3つの都市を標的にした同時核爆発テロの危機が迫る中、IMFとともにその阻止に奔走するイーサンだったが、CIAからは彼に疑惑の目を向ける最強のエージェント、オーガスト・ウォーカーが監視役として送り込まれる。一方、わずかな手がかりを頼りにテロを計画する謎の組織に迫ろうとするイーサンは、敵につながる謎の女ホワイト・ウィドウの信用を得るため、収監中の“シンジケート”の元リーダー、ソロモン・レーンの脱獄に手を貸すという危険な賭けに出るのだったが・・・。
(作品情報より)


これまでは主に数年おきにリリースされる作品を観ていたものを、連続して観てみるとまた違った気付きを発見することがあって、面白いですね。今回の作品も、これまではあまり気付いていなかったのが、これまでの作品と繋がっていたのだなあと気付かされるシーンがある事でした。前々作からのジュリアとの関係の変化や前作で登場したイギリス諜報部員だったイルサが、前回で自由の身になったはずだったのですが、今回再登場しイーサンとの関係もより濃くなった感じです。さらに前作で登場し、イーサンが最後に捕らえた悪党でシンジケートのリーダーであるソロモン・レーンが、今回も深く関わってくる内容となっています。ただ最初このソロモン・レーンを見た時は、あまりにも前作と風貌が違っていたので、にわかに同一人物だとは思えないほどでした。今回は、シンジケートの残党がまた引き起こす核爆弾による世界破滅を目論み、イーサンといつものメンバーたちがそれを阻止するというミッションに立ち向かうというものです。今回もアクションシーンが凄かったですね、特に終盤の核爆弾がカウントダウンを始める中での解除のため敵に立ち向かうアクションシーン、イーサン・ハントと敵とのヘリコプター同士のアクションシーンとその後の格闘シーンは、緊迫感とその迫力は中々の見どころでした。

 

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015年 アメリカ)

シリーズの第5弾。イーサン率いるチーム“IMF”が解体の危機に直面しながら繰り広げる、謎の組織“シンジケート”との究極の諜報バトルの行方を、迫力のアクションで描く。


監督は、クリストファー・マッカリー。
出演は、トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴィング・レイムス、ショーン・ハリス、アレック・ボールドウィンなど。


ストーリー:
イーサン・ハントと彼のチーム“IMF”は、各国の元エリート・スパイたちによって結成され、国際的な陰謀をめぐらす謎の組織“シンジケート”を追っていた。しかしその矢先、IMFはCIA長官によって解散を命じられ、メンバーはバラバラに。その後、単身でシンジケートの実体解明を進めていたイーサンは囚われの身となってしまう。その窮地を救ったのは、なんと敵側のスパイと思われた謎の美女イルサだった。やがて秘かにベンジーらチームのメンバーを再集結したイーサンは、敵か味方か分からないイルサをも、その能力を買ってチームに加えると、シンジケートを壊滅すべく史上最大の不可能ミッションに挑むのだったが・・・。
(作品情報より)



今回は、前作の中でも話が出ていた裏で操るシンジケートと呼ばれる謎の組織を暴き壊滅させるミッションに臨む話です。しかしこれまでIMFがやって来た事をCIA長官によって批判されIMFは解散を命じられてしまう。さらにイーサンはその主導者としてCIAからも追われる身となってしまう。IMFの後ろ盾を失ったイーサンは、ひとりでこの謎の組織"シンジケート"を暴くための活動を続けることとなる。半年後、イーサンは、この組織の確かな情報を掴み、ミッションを開始し始めるとチームの仲間達も集まり共に行動を開始する。ここでキーとなってくるのが"イルサ"という謎の女性の存在、最初敵側にいた女性だったが、イーサンを救ったことで、敵なのか味方なのかわからない存在でしたが、後にイギリス諜報部員であることが分かり、イルサも敵側に潜入捜査で潜り込んでいた事が分かる。今回はシンジケートのボスがどうしても手に入れたい情報を巡っての、イーサンチームたちとの攻防戦が繰り広げられる。やはり今回もアクションシーンは見所たっぷりで観る方を楽しませてくれる。まああの初っ端からのイーサンが離陸しようとする軍用機に飛び乗るアクションシーンは、度肝を抜く映像シーンである。どこまでが実際にやっていて、どこまでがCGで作られているのか、見分けがつかないくらい迫力のあるシーンで、目に焼き付行け記憶の残るシーンでした。また次回作品を観るのが楽しみです。

 

ロスト・フライト(2023年 イギリス / アメリカ)

ジェラルド・バトラーが反政府ゲリラが支配する島に不時着してしまった旅客機の機長を演じるサバイバル・アクション。


監督は、ジャン=フランソワ・リシェ。
出演は、ジェラルド・バトラー、マイク・コルター、アン・ヨーソン、ダニエラ・ピネダ、トニー・ゴールドウィンなど。


ストーリー:
ブロディ・トランスが機長を務めるブレイザー119便は、悪天候の中を飛行中に落雷を受けてコントロールを失い、フィリピンのホロ島に辛うじて不時着する。しかしその島は、凶悪な反政府ゲリラが支配する無法地帯だった。ゲリラの脅威が迫る中、乗客全員の命を守るため、移送中の犯罪者ガスパールと協力して脱出することを決意するトランスだったが・・・。
(作品情報より)



作品タイトルからして航空機上空で展開するストーリーかなと思って観ましたが、航空機が離陸した後、トラブルが起こるまでの冒頭部分まででした。その後、不時着した後は、無法地帯の島での凶悪な反政府ゲリラとのサバイバルな戦いが大半でした。

そしてストーリー展開としては、後々一つのキーになるのが、飛行機が離陸前に殺人犯の護送という依頼があり、予定になかった人物が乗り込んできた事でしたね。このあとこの人物によって飛行中に予期せぬ出来事が起こる予感を感じさせるものでした。が、実際はその逆でした。この殺人犯は、この後、機長と共に反政府ゲリラとの戦いに無くてはならない存在になって行くんですよね。機長は飛行ルートに嵐がやって来ることを知り、嵐を避けるためルート変更を要請したのでしたが、責任者に嵐の上を飛べばよいと許可してもらえなかった。そしてやむなく通常どおりのルートで飛行をすることになったのだが、案の定、猛烈な嵐に遭遇してしまい、電源喪失により飛行困難な状態となり、何とか不時着できたのが、反政府ゲリラたちがいる無法地帯の島だった。機長と護送の犯人の二人で、救助の連絡ができないかと、島を探索に出た。しかしそのすきに乗客と乗務員が反政府ゲリラによって人質に取られてしまった。そこで機長と護送の犯人とで人質救出の為反政府ゲリラのいるところへと向かって行く。そして反政府ゲリラとの攻防が始まる。終盤はこの攻防が結構緊迫するシーンが続くという内容で、果たして機長とその乗客たちはここから無事脱出できるのか、見所ある内容でした。そして最後にあの護送犯人のちゃっかりした顛末には驚かされましたね。