M:I-2(2000年 アメリカ)

トム・クルーズ主演で往年のテレビドラマ「スパイ大作戦」を映画化した大ヒットスパイアクション「ミッション:インポッシブル」のシリーズ第2作。。


監督は、ジョン・ウー。
出演は、トム・クルーズ、ダグレイ・スコット、タンディ・ニュートン、ヴィング・レイムス、リチャード・ロクスバーグ、ジョン・ポルソン、ブレンダン・グリーソンなど。


ストーリー:
雄大な自然の中で休暇を過ごしていたIMFの凄腕諜報員イーサン・ハントのもとに、組織から新たな指令が届く。今回の任務は、元IMF諜報員であるテロリストのアンブローズに強奪された殺人ウイルスとその解毒剤を奪還すること。作戦に必要な女泥棒ナイアを仲間に引き入れるよう命じられたイーサンはナイアに接触を図るが、思いがけず彼女と恋に落ちてしまう・・・。
(作品情報より)



今回の作品は、1作目以上にアクションシーンが多かったし、凄かったですね。あの最初のイーサン・ハントが休暇で過ごしてるって言ってもあのロック・クライミングはただものじゃないっすね。今回の作品も観た記憶はあるものの、内容についてはすっかり記憶から飛んでしまってました。でもやはり観ているうちに記憶が戻って来るのが分かります。アクションシーンについては凄かった。ロック・クライミングに加えて、イーサン・ハントと女泥棒ナイアとのカーアクションやイーサン・ハントとテロリストとのバイクと車、バイクとバイクでのアクションシーン。そして最後のシーンではイーサン・ハントとテロリストのリーダーとの格闘シーンは、中々見所たっぷりなものでした。アクションシーンで観ていておやっと思ったのが、潜入シーンです、今回もありましたね。前作では、天井からでしたが、今回はビルの屋上からでしたが、あの吊り下がって潜入するシーン、前作ではあれを観て記憶が戻って来たと思っていましたが、前作とよく似たシーンが出てきて、あれってなりました。今回のストーリーは、殺人ウィルスとその解毒剤を奪われたテロリストから取り戻すというミッションで女泥棒ナイアという女性が絡んだもので、この女性がテロリストのリーダーの元恋人という関係で、イーサン・ハントはこのナイアに近づきますが、これがまた恋にも発展して行くことにもなって行くという・・・ものでした。

ミッドナイト・ラン (1988年 アメリカ)

孤独な賞金稼ぎと彼に捕まった犯罪者が逃避行の旅を通して心を通わせていく姿を描く。


監督は、マーティン・ブレスト。
出演は、ロバート・デ・ニーロ、チャールズ・グローディン、ヤフェット・コットー、ジョン・アシュトン、デニス・ファリナ、ジョー・パントリアーノ、ロイス・スミスなど。


ストーリー:
シカゴ警察を退職しロサンゼルスで賞金稼ぎをしているジャックは、保釈金保証会社の社長エディに依頼され、ギャングの金を横領した会計士マデューカスの行方を追う。やがてニューヨークでマデューカスを捕まえるが、彼を狙うギャングとFBIの両方から追われるハメに。しかも飛行機恐怖症のマデューカスのせいで、ロサンゼルスまで陸路で移動することになり・・・。
(作品情報より)



この作品は、賞金稼ぎのジャックが保釈金保証会社の社長エディに依頼されマフィアの金を横領した会計士マデューカスを捕らえ、ニューヨークからロサンゼルスまで連行する道中の出来事を描いたロードムービー。しかし二人のただ単なる道中を描いただけのものでは無かった。二人の行く手に待ち受けていたのが、マフィアから組織の大金を盗んだことと、犯罪の証拠となるデータを盗み出したことでマデューカスはマフィアから命を狙われることになる。さらにFBIからも追跡されるというととになる。ジャックとマデューカスは両方からの追跡劇の攻防が繰り返される。そして二人の関係は最初連行する者、される者という関係でしたが、追跡を二人でかわしながらして行く内に次第にお互いの理解が深まって行く。そしてジャックが元警官であった事、そして警官を辞め、妻とも離婚し、今は賞金稼ぎをしている理由が明かされて行く。マデューカスが大金を奪ったマフィアのボスが、ジャックが警官を辞めなければならなかった事に関係していることが分かって来るという内容です。そしてジャックは、無事ロサンゼルス空港まで連行を果たした。しかし二人の間には友情というか心通わせるものが芽生え、あの最後の結末へと繋がって行くんですね。ジャックの粋な計らいで清々しさ感じる最後でした。
 

ミッション:インポッシブル(1996年 アメリカ)

往年の人気TVシリーズ「スパイ大作戦」をT・クルーズが製作と主演を兼ね映画化した第一作目。


監督は、ブライアン・デ・パルマ。
出演は、トム・クルーズ、ジョン・ヴォイト、エマニュエル・ベアール、ヘンリー・ツェーニー、ジャン・レノ、ヴィング・レイムス、クリスティン・スコット・トーマスなど。


ストーリー:
諜報機関IMFに所属するジム・フェルプスのもとに新たな指令が届く。その内容は、東欧に潜入中のCIA諜報員のリストを盗んだ米大使館員とその取引相手を捕らえることだった。しかし作戦内容は敵側に筒抜けで、フェルプスを含むIMFメンバーのほぼ全員が殺されてしまう。唯一生き残った諜報員イーサン・ハントはCIAから内通者と誤解されながらも、真相を突き止めるべく奔走する・・・。
(作品情報より)



ミッション:インポッシブルの第一作目ということでこのシリーズを改めて通して鑑賞して観ることにした。観る前までは記憶が完全に無くなってしまっていましたが、見ているうちに徐々に思い出してくるもんですね、トム・クルーズがCIAに潜入し、天井からぶら下がって忍び込むシーンでは記憶がはっきりと見た記憶が蘇り、ヘリコプターがトンネル内で爆発するまでのアクションシーンでは完全に記憶が蘇ってきましたね。ただストーリーは、そもそも複雑だったせいもあって蘇る記憶もなく、今回観てもああそうだったのかという感じでした。今回のストーリーは、あるミッションを命じられイーサンチームが遂行するのだが失敗に終わる。しかし実は、そのミッションというのがチームの中にいる裏切者をあぶり出すための作戦だった。その事を知ったイーサンは、自分も裏切者として疑われていると知る。そこでイーサンは真相を暴くため新たに元CIAのクリーガーと天才ハッカーのルーサーをメンバーに加え、CIA本部に潜入し、情報を盗みに行く・・・というようなあらすじです。まあ第一作目からスリルあり、アクションありの見応えのある作品でした。そして今回観て初めて気が付いたのが、ルーサー役のヴィング・レイムスって言う人が初回から出演していたんですね、ちょっと驚きでした。
 

誘拐の掟(2014年 アメリカ)

残忍な犯行を重ねる猟奇殺人鬼と落ちぶれた元刑事マットの緊迫の攻防をスリリング描く。


監督は、スコット・フランク。
出演は、リーアム・ニーソン、ダン・スティーヴンス、デヴィッド・ハーバー、アストロ、ダニエル・ローズ・ラッセル、マーク・コンスエロス、ボイド・ホルブルックなど。


ストーリー:
1999年、ニューヨーク。かつて酒に溺れ、刑事を辞めた冴えない私立探偵マット・スカダー。ある日、ドラッグ・ディーラーの男から、“妻を誘拐して惨殺した犯人を突き止め、捕まえて欲しい”との依頼が舞い込む。やがて犯人は2人組で、警察に通報できない麻薬関係者の身内ばかりを狙い、猟奇的な凶行を繰り返していることが明らかとなってくる。そんな中、新たな誘拐事件が発生する。被害者は別のディーラーの14歳になる娘ルシア。同一犯の仕業と確信し交渉役を引き受けると、残忍で狡猾な犯人を相手にギリギリの駆け引きを展開し、徐々に追い詰めていくスカダーだったが・・・。
(作品情報より)



いわくつきの元刑事で私立探偵のマット役リーアム・ニーソンが、猟奇的な凶行を繰り返す犯人を追い詰めて行く攻防をスリリングに描く作品。やっぱり最後はスッキリする内容でした。最後の犯人との攻防には多少無理な展開なところもありましたが、まあそう言うところは、映画だからねと言う事にしておきましょう。私立探偵のマットは、断酒会で知り合った男から弟を助けてほしいと頼まれ渋々弟の話を聞きに行った。弟から"妻が誘拐され惨殺された、その犯人を捕まえてほしい”との事だったが、マットは、"そういう事は警察に言え"と一度は依頼を断ったものの、弟は、麻薬取引の仲介人で警察には言えないと懇願されたため、マットは、仕方なく引き受けることにした。マットが、調査を始めると、過去にも同じ手口の猟奇的殺人事件が起こっていることが分かって来た。そしてさらに知人の麻薬取引仲介者の所でも14歳になる娘が誘拐される事件が発生した。マットは同一犯の仕業と確信し交渉役を引き受け、犯人との交渉を始めた・・・。そして身代金と娘との受け渡しによる犯人との接触から犯人との攻防が始まった。この後の攻防は中々スリリングな展開でした。最後、マットは犯人を追い詰めるも、逆に窮地に立たされるのだが、間一髪で逆転という何とも見事な展開で終わり。またこのストーリーの中でマットが、なぜ酒に溺れ刑事を辞めることになってしまったかの理由も明かされて行きます。

 

カンダハル 突破せよ(2022年 アメリカ)

敵陣奥深くから孤立無援の過酷な脱出ミッションを余儀なくされたCIA工作員の救出地点までの400マイルの脱出劇をスリリングに描く。


監督は、リック・ローマン・ウォー。
出演は、ジェラルド・バトラー、ナヴィド・ネガーバン、アリ・ファザール、ニーナ・トゥーサント=ホワイト、コーリイ・ジョンソン、トム・リース・ハリーズ、トラヴィス・フィメルなど。


ストーリー:
イラン国内で核開発阻止のための極秘潜入活動を行っていたCIA工作員のトム・ハリスだったが、CIAから機密情報が漏洩したためにその正体がバレてしまう。潜入ミッションは即刻中止され、ただちに現地からの脱出を図るトム。しかし、400マイル先の救出地点まで単独で向かわなければならず、しかも彼が乗る飛行機の離陸まであと30時間しかなかった。そんな彼の身柄を狙って、イランの精鋭集団“コッズ部隊”ばかりか、パキスタン軍統合情報局やゲリラ組織など、様々な勢力がその行く手に立ちはだかるのだったが・・・。
(作品情報より)



この作品は、アメリカCIA工作員が、イラン敵地からの脱出劇を描いたものです。CIA工作員トムは、イランの核開発阻止のため極秘計画の核施設爆破ミッションのため、イランに潜入し、ミッションを遂行した。そしてミッションを成功させ、トムはイランから出国準備をしていた時、CIAから報道記者へのリークが明らかになり、イラン側も知ることになり、トムの正体がバレてしまう。そしてイラン側の捜査・追跡が始まった。トムは、通訳者とともにただちに現地から脱出するのだが、空軍機で迎えに来てくれる救出地点まで400マイルを自力で行くしかなかった。この作品では、この脱出劇がメインで描かれている。このトムの逃走と敵側の追跡劇との攻防がスリリングに描かれる。追跡する側は、イランの精鋭部隊というのは分かるのですが、観ているとそのほかにもいろんな組織の武装部隊がトムを追ってやって来る。この人たちは何なのか見ている時はよくわかりませんでしたが、作品情報によると、パキスタン軍統合情報局やゲリラ組織などのようだ。特に、バイクに乗っての追跡シーンが、主に描かれていましたが、正体があまりはっきりしませんでした。何か捕らえて突き出す賞金稼ぎのような感じなのかな。最後、救出地点目前で絶対絶命でこれまでかなとなるシーンになりますが、アメリカは凄かったとしか言うほかありませんね、。あれは。