支援学級。

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 寿司子です。


今日のカウンセリングは、障害のある子供さんをもつお母さんでした。

(ブログへ書く事はご本人の許可をもらってます。)



ここのお子さんが今年やっと2年生になったの。

2年生になるまでに、本当に色んなことがあった。。。



最初にお会いしたのが、この方が育児放棄をしだした頃。子供が5歳だった。

旦那さんからの依頼でね、この方に初めて会ったの。



この方の育児放棄の理由はね、


「日本は障害を持つ子とその親に対して優しくないから」

だったわ。



初めてあった日、

「私は朝から晩まで子供に振り回されてる、誰も助けてくれない」

って、怒ってたわ。



その方の子は当時幼稚園に通っていてね、

障害児受け入れOK但し保護者の付き添いが必要、って園だったのよ。


だから、母は毎日子供と登園する。


それが彼女はご不満だったのよ。




「自由な時間がほしい、〇〇幼稚園では先生が1人介助に付きっきりについてくれるのに、ウチの園は親が一緒にいかなきゃいけない。

他の子達は園のバスで来るのに、私だけ一緒に登園してクラスまで入る。これほど惨めなものは無い。

誰も私の気持ちを誰も分かってくれない」



ってね。



頑張ってるねー、偉いねー、ほんとに国はあてにならないよねーって、寿司子が言ってくれると思ったんだろね。(´ー`)








バカおっしゃい。


寿司子プチーんよ。


誰も助けてくれないだって?
子育てなんて、基本誰も助けちゃくれないよ。



ってね~~~、初日に怒鳴りつけたわよ。




まずね、障害あるなしに関係なく、子育てってさ、まずは母親の仕事でしょーよ。


母がやれる事はやる、これは当たり前のこと。


必死にやって、それでも出来ないことを周りに助けてもらうんだよ。


それに、何?


一緒に登園する事が惨めだって?


じゃああんたは親と登園してる子供の事も惨めだと思ってるんだね。


親に惨めだと思われてるその子がかわいそうだわ!!



って言ってやったの。



だってそうじゃない??


親と登園してるその子を、惨めだってみてる他人なんてたぶんいないよ。

お友達だって、あの子は惨めだなんて絶対に思ってない。



幼稚園も、周りの人もその子を精一杯受け入れてくれてるのに、それなのに惨めって、

あんた何様なわけ??


ってね、さんざん怒鳴った。




残酷かもしれないけど、障害は、その子が産まれ持った運命。

それは、変えられないじゃない。

障害が、明日急に治るわけじゃない。


だからこそ、その障害と共に生きぬく事を教えてあげなきゃならない。

例え障害があってもね、こんな事もできるし、あんな事もできるしって、

少しでもその子が楽しい人生を生きていけるように導いてあげなきゃいけないと思うのよ。



その為に、障害児専門の園もあるわけでしょ?


あえてそこを選択せずに、普通の幼稚園を選んだんだったらさ、

親の負担が増えるのも当たり前だし、

もちろん子ども自身だって負担になる事が増えるのも当たり前だと思う。


けどさ、けどそれでもそこに何かを求めて選んだんだったらさ、

文句言わずにやったら?って思うのよ。

どうして何でもかんでも国のせいにするわけ?ってね。




昔はね、


はるか昔、寿司子の子供の時はね、


知的障害の子がクラスに普通に1人はいたのよ。


特別な指導ができる先生が配置されるわけでもなく、普通にいたの。
普通の子と一緒にいたの。


そうするとね、やっぱり、残念なことに、
いじめの対象、冷やかしの対象になってしまってたのよ。


冷やかしをね、今ほど先生達たちも叱ったりしなかったし、

冷やかされてる本人はそれさえも分かっていなかったかもしれない。



それがね、いつしか支援学級のようなものがキチッと出来て、支援学級の先生もそこにちゃんとついて、


その横で普通学級の子にはね、

「支援学級のお友達には親切にしましょう」


ってね、普通クラスの子供たちにも、それをやっと教えてくれるようにもなったのよ。


だから、昔よりどれだけ障害のある子がみんなから守られてるのか、そこにまず感謝すべきだと思うのよ。



その方はね、自分の子供が障害児の園に入ることと、普通の園に入ること、どちらがこの子にとって幸せなのか分からないって言ってたのよ。


そんなの、誰も分からないわよ。


金持ちの子がいい学校に行くのが幸せで、普通の家の子が公立に行くのが不幸なのか、

普通の家の子が公立に行くのが幸せで、金持ちの子がいい学校へいくことが不幸なのか、

んなもん、誰も分かりはしませんよ。

普通の子であっても、んなこた分からんよ。


分からん。

分からんけどさ、

例えば健常者の中にその方の子供がいて、周りについていけなくて悲しい思いをするのと、

同じような仲間たちと自分たちのペースで過ごすのとどちらが幸せかって聞かれればさ、

そりゃ後者に決まってないか??




ウチの子の学年にもね、支援学級の子がいる。

その子とは普段はクラスが別れてても、それでもその子の文句を言う子はいる。

だって子供だもん、しょうがないじゃない。

子供に障害を理解させるかなんて、限界があるのよ。


その子とはね、いつもはクラスが離れてても、遠足になったら同じ班になるのよ。

それで、その障害のある子が1人で違う行動をするとね、連帯責任でみんなが怒られるわけ。


だからね、子供たちはその子と同じ班になりたくないのよ。


そんなの聞くと、親だって、なんでうちの子まで怒られなきゃいけないの?ってなるじゃない。
それでね、仲良しの親が学校に文句を言ったこともある。

けど、これはお互いにしょうがない事じゃない??


私達だってね、申し訳ないけど我慢してるところはあるよ。


障害がある子に関わらずさ、授業崩壊させる子だっているし、そんなの集団生活だしお互い様じゃない。


前にね、卒園式で障害のある子が暴れだして、子供たちの最後の言葉が何言ってるか何も聞き取れなかったこともあった。

それをね、親達が腹立たしく思うのは当たり前じゃない。

しょうがないよねー、って口では言っててもさ、子供たちの晴れの舞台が台無しになったらそりゃ障害があっても怒るわよ。


それをね、怒るなとか、怒るのは人でなしだ!みたいなやり方は間違ってると思うのよ。


卒園式なんて、その子の親が気を利かせて外に出せば良かったのよ。

先生が出すわけに行かないんだもん。


卒園式を最後まで出させてあげたいのは分かるよ。


分かるけど、周りに迷惑かけて、白い目で見られて、それでも暴れながら式に出すって、

それって、親のエゴなんじゃないかと寿司子なんかは思うわけよ。




その方にもね、ハッキリそのへんは説明した。

普通学級の親がどんな思いで、どんな目で見てるか、綺麗事じゃなく真実を教えてあげたわ。



そしたらね、その方、幼稚園の付き添いが苦痛じゃなくなったの。


やっぱ最後にこの子を守れるのは自分しかいないって気づいたの。


付き添いのない幼稚園なんて逆にありえない。

園で何かあっても分からないから。ってね。


よそ様に迷惑をかけないようにすることを徹底的に教えたんだって。


でね、今は公立の小学校の支援学級に通ってる。

行き帰りは付き添って。



その方が昨日言ってたわ。


「昔は健常者の中で生きていけるように育てたかったけど、今はなんでそんなにそこに強くこだわっていたのかよく分からないんです。

自分が健常者だから、だから子供も自分と同じ世界で暮らす事だけが幸せだと思ってました。

けど、この子にはこの子の世界がある。同じような仲間だってたくさんいる。

それを親のエゴで台無しにする所でした」


ってね(´ー`)


良かったなって思った(´ー`)


この親子が幸せに暮らしてくれることを祈るばかりです。