先日、
新作納品の為に
下北沢へ行ってきました。
まだ一部のお店では
営業時間の変更があるようですが
春休みとあってお客さんも多く、
賑わっていました
その開花を待ち遠しく思っていた
お店の前の桜の木も
{わぁい！
こんなに咲いていました♪
日に日に明るくなる日差しを受け
よく手入れをされたお花たちも
それはそれは鮮やか
思わず立ち止まっては
写真に収めて…の繰り返し。
３月１１日から
時間は流れ、
待ち望んだ桜も咲き始めたけれど
何だかポツンと
ココロだけ
取り残されてしまったよう。
被災された方の生活や大切な存在を亡くされた方のあるエピソードを
新聞やニュースで見聞きしては
涙する毎日。
とにかく今を生きるのに必死で
恐怖に怯え、立ち止まってる暇もなく
信じがたい状況に
それでも前を向かざるを得ない現実。
よく耳にする
｢皆で前を向いて頑張ろう！｣
｢きっと乗り越えられる！｣
励ましは大きな力になるでしょう。
でも、何かの番組で
被災者の方のこんな話を聞きました。
本当は皆、泣きたいんだ。
どうか泣かせてやってほしい。と。
その言葉に
自分が泣けてしまいました。
こわかった
つらかった
何故こんな目に遭わなきゃならないんだ
これから一体どうなるんだろう…
きっと皆が思ってる
でも口には出来ない
ココロの痛みを
やり場のない
怒りや哀しみを
全部吐き出すことが出来たなら
どんなに楽になれるだろう。
そうしてゼロになった時、
ようやく
ココロから前を向けるのではないかと思うのです。
眩しい程に鮮やかな花たちを見ながら
いつもと違う心持ちで春を迎えてしまったことに
どこか焦りを感じながら、
どうすることも出来ない
無力感を抱えながら、
今は
この春の彩りの美しさを
ココロに焼き付けておきたくて
ただ、
写真を撮るばかりです。