教員の働き方改革。

多忙な時期の勤務時間を延長して、
比較的余裕のある(?)夏休みに5日程度の休みを取るとか…。

無理無理…。結局、今より忙しくなるよ。

これまでも夏休み中に特別休暇を5日ほど設定されてたけど、(県によって違いはあるでしょうが)実際には休めてなかったな。

しかも夏休みが短縮され、1週間繰り上げて2学期が始まるようになってからはなおさら。

書類上は休みとってることにして、部活してたり、2学期に備えて、授業準備、休み明けのテスト作成など、できるだけやれることはやって…って感じだったな。

だってさ、新学期始まったら、どんな突発的なことが起こるかわからないから。

あとさ、部活動もそうだけど、基本的に生徒が学校にいる間は、生徒への対応が最優先だから、それ以外の仕事は後回し。
そうすると、生徒が下校してからやっと、翌日の準備や生徒の宿題やノートチェック、溜まってる報告書、各種調査とかを片付けたり、学年の打ち合わせとかの時間。

そうこうしてると、管理職は「皆さん、あまり遅くならないように、早く退庁してね。」とか言ってくる。
かと思えば、「ノー残業デー」なるものがいつの間にかできてて、
「本日、ノー残業デーです。19:00には退庁してください。」って…。
(イヤ、その時点で既に2時間残業してるんですけど?)

管理職の「残業するな」の言葉の意味は、「学校に残って仕事しないでね。」ってこと。だから、結局家で仕事するはめになる。

実際、小さな子どもさんがいたり、親の介護をしながら働いてる教員は、学校に残って仕事するなんて無理。みんな家で仕事してる。持ち帰りのできない仕事もあるから、一旦帰って、ご飯作ってから再び学校来たりとか。

家庭があっても、皆部活ももってるから土曜日の半日は部活で残り半日は仕事とかね。

教員の残業時間が、週80時間を超えるとかなんとか言ってるけど、実際はもっと長いはず。

だから、暇な時にまとめて休みを取るとかじゃなくて、仕事の中味をきちんと見直してほしい。

それでなくても先生たちは、生徒のことを思って、かなりな自己犠牲を払って、一生懸命働いてるんだから。

まぁ、最近、ニュースになった変な先生たちもいたけど。あれは極端な例。あの報道みてたら、こんなことする暇な先生たちもいるのかって呆れた。
(こんな言い方は、被害に遭われた先生には失礼ですが)

話逸れたけど。

とにかく、何が、とこまでが教員の仕事なのかをきっちり見直して、先生たちが一番大事にしなきゃならないことに力を注いで働ける環境を作ってほしい。

だけど…。

教員になる人って、基本的に生徒に対して、自分の仕事に対して情熱をもってる人たちが多いから、結局は自分から仕事増やしてる人もいる。
子どもたち…生きてる人間を相手にしてる仕事だから、「私たちの仕事はここまでです。」って割り切れずにずるずるハマっていく面もある。

だからこそ、教員の仕事の中味を精選して、先生たちが生き生きと働けるようにしてほしいな。