母からのLINE
そうかぁ…
覚悟はしていたけど…
デビューしたのは 母ではなく
自分が実家に預けている犬
転勤先に連れて行けなくて
「1.2年で戻るから」
…と預けたまま
帰れなくなって 十数年
帰省すると 遠慮がちにしっぽをふって
甘えてくる姿に胸がしめつけられました
年を追うごとに 白髪も増え
目も耳も衰えだし
心苦しさは増すばかり
散歩やご飯、健康管理をしてくれている
両親のおかげで幸せに暮らしています
近所のわんちゃんや 子どもたちにも
かわいがってもらっています
震災のあと 実家に避難してきた
甥っ子、姪っ子を元気づけ
遊び相手にもなってくれました
みんなに可愛がられて
みんなを幸せにしてきた犬だけど
年をとって
ご飯を食べなくなってきたらしい
お薬をもらったり点滴を打ってもらったりして
このお正月を迎えたそうです
コロナでずっと帰省できず
オンラインでスマホ越しに名前を呼ぶと
不思議な顔で反応をしてくれました
犬が眠れない様子を見て
父が寝かせつけようと
夜中ずっと抱っこしてくれていたそうです
高齢の両親
コロナが心配だから 外出を控えてほしい
車の運転も卒業してほしいのに
犬の通院のために
車を運転させ
ペットブームで混んでいる動物病院へ通わせてしまっている…
犬には元気でいて欲しいのに
無力で無責任な自分を責めました
「残念だけど 天国に行ったよ」
と母から電話
実家の庭に咲いていたお花で
きれいに飾られた写真を送ってくれました
何もできなくて会いに行けなくてごめんね
大きな病気もせず 長生きしてくれてありがとう
甥っ子や姪っ子に寄り添って
成長を見守ってくれてありがとう
とても優しい子でした
たくさんの愛情で
お世話をしてくれた 両親に
感謝の気持ちはつきません
可愛がってくださったみなさま
本当にありがとうございました
いつか天国で
あいましょう
いっぱい遊ぼうね
