パーマネント野ばら

西原さん大活躍ですね。。。

「パーマネント野ばら」


キャスト：菅野美穂、江口洋介、小池栄子、池脇千鶴、夏木マリ
監督：吉田大八
原作：西原理恵子

離婚して一人娘のモモを連れ美容院を営む実家に出戻ったなおこ。
その美容院には、男運の悪いおばちゃん達やなおこの昔からの親友たちが出入りする。
女の人生のいろいろ・・・。







私は原作を読んでいなかったので
まったく内容を知らずに観たけど、なんか予想外のストーリーだった。
ちょっと切なかったし重かった。。。。
やはり西原さんだからか、「女の子ものがたり」に通じるものがある。
男運の悪い田舎の女達はたくましい。




この映画の見所はとにかく菅野美穂がかわいいこと！

ノルウェイの森

先日、ビートルズのトリビュートバンドのLIVEに連れて行ってもらった。
そこで、「ノルウェイの森」の演奏をしてくれたので
やはり待ちに待った映画化だから、行かなくちゃと思い行ってきました！！


『ノルウェイの森』




原作：村上春樹
監督・脚本：トラン・アン・ユン
出演：松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子


ストーリーは原作読んでみんな知ってるとは思うのだけど・・・

やっぱり難しいね。映画化。。。




トラン・アン・ユン監督の映像はとても綺麗で
日本の見飽きた風景をも新しいものに魅せる力があるし、
水の映像表現が透明感があって本当に素晴らしい。

でも、映画としては若者の思春期の苦悩などが伝わらない。。。
細かな情緒に欠ける。。。
性についてクローズアップし過ぎな部分も気になる。

あと、原作のストーリーを追おうとしてすごく走ってる感がある。

キャスティングは、松山ケンイチは不器用な雰囲気がとてもいいのだけど、
菊池凛子は味が濃過ぎて繊細な少女役は、今となっては微妙。。。。


総合的には、ちょっとがっかり度の方が強くなってしまったかなぁ。
時代背景もあるし、外国人監督に日本人独特のジメッとした心の奥を表現するのは難しいかも。。

ガタカ

『ガタカ』

1997年　アメリカ
アンドリュー・ニコル監督

イーサン・ホーク
ユマ・サーマン
ジュード・ロウ




DNA繰作による優秀な遺伝子で子供が作れる近未来。
両親の愛で自然出産で生まれたヴィンセントは、社会では不適性者と言われる。
適正者しかなる事のできない宇宙飛行士の夢をかなえるため、
遺伝子適性をごまかして宇宙局「ガタカ」へ入社。
しかし、ある日社内で殺人事件が起きて、ヴィンセントが犯人と疑われてしまう。




とにかくせつない。
生きている限りコンプレックスを感じ、不適正者として永遠に努力しなければならないヴィンセント、彼に手をかす人々の気持ち。。。
本当にこんな未来が来るのではないかと恐怖を覚える。。。


映像も綺麗だしキャストも素晴らしい！

悪人

観たかった映画

『悪人』




原作：吉田修一


長崎の土木作業員の祐一は出会い系サイトで知り合った福岡で保険の営業をしている佳乃を殺してしまう。
祐一はその直後に出会い系サイトで知り合った別の女性、光代と逃げる事になる。
佳乃を大事に育てた両親、祐一の家族、光代、いろんな人の思いを描く。




この映画原作は読んでいないのだけど、
役者陣が素晴らし過ぎる！！

柄本明さん＆樹木希林さんはもう大御所でゾクゾクする演技を見せてくれるからたまらない！

深津絵里さんは、濡れ場で体当たり演技に驚いた。でも冴えない役だけど美しすぎる。。。
妻夫木くんは、あんなにかっこいいのにその要素が全くなく、田舎の野暮ったさしかなくかなり演技がリアルだった。

もちろん映像もきれいだし、ロケ場所の灯台も素晴らしい。


内容は重いので涙でぐちゃぐちゃ。

弱くて不器用な人間の繊細さを描いた作品にどうしても魅かれてしまう。。。

colorful

観てきました。

「colorful」





監督：原恵一
原作：森絵都


基本的にはアニメはジブリしか観ないのだけど、なんだか良いらしいと聞いたもんで観てきました。


死んだ「ぼく」の魂がどこかへ行く前に天界での抽選にあたり、再び下界で
自殺した一人の中学生の中に入り込み、修行をするはめになる。
一見ふつうの中学生の家族。
しかし複雑な家庭環境のなかでどのような生活をしていたかがわかってくる。





子供向けの映画だろうと思っていたけど、
大人向けだった！！
でもちょっとだけ道徳映画的な感じもあるのが微妙。。。


家族それぞれの複雑な思いが辛くて、
ウルウルしてしまった。

人間の汚い部分や純粋な部分。
いろんな色があるのが人間。
結局、人間は弱い生き物でも美しい生き物だと改めて思う。