天使の羽根・*

天使の羽根・*

看護師として働いてる人生についてあれこれ日記。

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生まれてくる時も
死ぬ時も
ひとり。

どこかで聞いたことがある。

そんな事ないと思っていたけどね。

だけど、独りを悟ることは
今の自分に必要だと思った。

基本、人に関心がないのに
寂しがり屋なのは厄介。

自分の悪い所。

2018年の目標です。
今日は、
ある方が、
痛みから解放されました。

この世から旅立たれてしまったのですが。

以前、ブログで話に挙げていた方です。

末期と分かっても、
まだ方法はあるはずと、
日に日にむしばられていく体に鞭打って、
遠いクリニックへ免疫療法に行ったり、
まだ自分はこの事なら出来るからと、
懸命に頑張っていた。
プライマリーとして、何が出来るだろうか。
忙しい急性期病棟の中で、
ゆっくり話を聞いてあげることも
出来ない時があった。

亡くなる一週間前くらいから
少しずつ、自分の死について
考えるようになっていた。家族も。

自分が次目が覚めたら、
痛みが無くなっていたらいいなって。

何度も何度も言ってました。

末期とわかってから、
きっと3か月ほどだったはず。

自分のお父さんくらいの年だった。

生きていてほしい。
でも叶わないなら…。
何が正しいか分からないけど、
受け入れられる時間があっただけ
良かったのかなって。

そしてまた、
次の入院が、最期になるんではなかろうかと
思われるがん患者さんが入院されました。

人の死は何度見ても嫌です。
元気な頃を知ってるならなおさら。

苦しいです。
私がいつも大切にしているのは
感謝の気持ち。

それは、あるおばあちゃんから
学んだこと。
そのおばあちゃんは90を超えていて
認知症もあって、
色んなことを忘れてしまう状態。
そんな中、必ずそのおばあちゃんは
「ありがとう。感謝感謝。」
そう私達に手を合わせる。
靴を履かせる。車椅子へ移す。
食器を片付ける。そんな日常の些細なことにも
必ず手を合わせて感謝していました。

認知症になると、
本来の姿がより強調されたりする。
認知症の種類にもよりますが、
自分はあのおばあちゃんに
なりたいと思いました。

日々、感謝の気持ちを忘れずに
ちゃんと示していきたいと思います。