全然関係ないけど、
先日、友人がミクシィで「私の彼氏の寝顔はやばい」と言っていた。
「あまりに最強すぎるので盗撮して現在携帯の待ち受けwww」と。
これは。
ちょっと待ってくれ。
寝顔最強伝説は私を通してからにしてくれ。
私の彼の寝顔を見てから言ってくれ。
むしろ彼の寝顔を見てなお、果たして最強伝説を唱っていられるかな?
否!!寝顔といえばうちの愛犬か彼氏氏かだろうよ。(並べる軸が間違ってる)
というわけで、「彼氏の寝顔に関しては黙っているわけにはいかない」と高らかに宣戦布告。
2月某日、早速撮影に入る。
普段、盗撮に慣れていない(当り前だが)私は悪戦苦闘。
寝る前にしっかりと携帯電話を手元に装備。
すぐにカメラを起動できるよう、確認はぬかりない。
そして就寝。彼氏氏が寝静まるのを待つ。
・・・と同時に私もうっかり就寝。ぐっすり快眠。
い、いいんだ、これでいいんだ、こんな暗い状態で撮ったところで意味がない。
朝を待とう。彼よりも早く起きて迅速に任務を遂行すればいいのだ。
ふと目が覚めると、カーテンの隙間から朝の光が差し込んでいた。
熟睡する彼氏氏。こ、これはチャンス!!!
あ~、でも、もっと最強な角度があるんだけどなー、寝返り打たないかな~。打てよ。寝返り。寝返れ!!
祈りも空しく、穏やかに寝息を立てる彼氏氏。
ベストではないが、こんなチャンスもう二度とないかもしれない。
逸る胸をおさえ、携帯を探る。
極力、物音は立てない。
布団の陰に隠して、起動音に対処する。
私はごくりと息を飲んだ。
そしてスイッチオン。手順は完璧だ。起動音もうまくごまかせた。
おそるおそる、カメラのレンズを彼に向ける。
やはりベストな角度ではない。
これで果たして伝わるだろうか?
一言でねじ伏せられる作品が撮れるだろうか?
むしろ少しつついたりして強引に角度を変えることも必要ではないか?
その時・・・!!
標的が動いた・・・!
先刻の起動音か!?
私が起きた気配を感じたのか!?
しまった!おしまいだ!!!
気配を消そうとすればするほど、心臓が早まるのがわかる。
頼む!静まれ!!むしろ止まれ!!・・・あああかん、止まったらあかん、動け!!!
しばし緊張した時間が流れ、初期設定に戻る標的。
結局またベストではない角度に落ち着いてしまった。
止むをえまい。これ以上の延長はリスクが高すぎる。
ここまできて、盗撮という非日常的な行為に罪悪感を抱きつつ、シャッターを押す。
「よおぉ~、ポン(鼓の音)!!!」
情けない音が響く。私の携帯は全体的に情けない音がなるように設定してある。(着信音は3分クッキングの音)
あまりの情けなさに、思わず目を覚ます彼氏氏。
やはり大きすぎたか!!すかさず携帯電話を隠し、ごまかす態勢に入る。
ゴロニャ~♪・・・甘えてみた。
気づいたのか気づいていないのか、微笑みを残して、彼は再び眠りについた。。。
私はほっと胸をなでおろしながらも、しばらくは眠ることができなかった。
こうして、参考資料用の第一回盗撮作戦は幕を閉じた・・・・・・・・・
しかしこれで満足したわけでは決してない。
ベストなショットをゲットするまで、私は盗撮し続けようと思う。
友人を叩きのめすため、彼の最強伝説を世に知らしめるため、そして何より、自分の(鑑賞用の)ために・・・。
そのためならば、本人に了承を得ることすら厭わない・・!!
寝顔最強伝説は、私の彼のものだ!!!