今日は、息子の11歳の誕生日です
ここまで無事に大きくなってくれて、本当に嬉しいです
私も夫もそうでしたが、標準より身体が小さく体重もあまり増えず
成長曲線の下ギリギリのラインに沿って成長してきました。
一歳の時にはそけいヘルニアの手術をしましたが、
それなりに元気で、問題なく育ってくれました
私は息子が2歳になる頃から、ちょっと何かがあるたびに
息子に向かって怒りが爆発してしまうのを抑えることが出来ず、
このままでは子供を殺してしまうのではないかと思っていました。
一旦怒りが出始めると、
頭のどこかでは「これ以上怒っちゃいけない!」と思っているのに、
どうしようもなく怒りが溢れ出て、止めることが出来ませんでした。
「私は自分の親のようにはならない」
「絶対叩いたりしないで、やさしく育てる」と思っていましたが、
いざ子育てが始まってみると、どんなに頭でそう思っていても
現実はそう簡単にはいきませんでした。
そのうちに「私はおかしい」と思い始め、ネットで調べているうちに、
あるカウンセラーさんのブログに出会いました。
そこには、なぜ子供に怒りをぶつけてしまうのか、そのわけが書いてありました。
それからはネットにしがみつき、貪るように知識と情報を得ていきました。
自分の育った家庭が機能不全な家庭だったこと
父親の自死による重度のPTSDがあったことなど
様々なことがわかってきました。
最初は自分で何とかしようと試みていましたが、
そうこうしているうちに、過呼吸のような症状や
車の運転が出来ないという症状が現れ始め、
「もう限界だ、このままでは自分も子供もダメになってしまう」と思い、
専門家に助けを求める決意をしました。
自分のケアはもちろんでしたが、
息子に多大な心の傷を与えているという自覚があったので
息子にも定期的な心のケアを受けさせてきました。
子供は本当に回復が早いと言われていて、
大人の10倍ぐらいの早さで回復していきます。
心が柔軟で、セラピストさんの健全なコミュニケーション方法を
あっという間に吸収していきます
セラピーですべてを解決出来るわけではありませんが
何かあったらセラピーを受けて心をケアする。
そうすることで、傷を深くしなくて済むのだと思います。
まだまだ私もすべてがクリアになったわけではなく、
昔よりもずっとずっとよくなりましたが
今だって子供に必要以上の怒りをぶつけてしまうこともあります。
人間である以上、まったく怒らなくなるということはありえません。
だから、怒りをぶつけてしまった時に必要以上の罪悪感を持たず
それからどうしていくかが大事なんだと思えるようになりました。
子供に辛くあたってしまい、傷つけてしまう親の方も
子供が傷つくのと同じくらい自分も傷ついています。
相手を傷つけると、たとえ自覚してなくても自分も傷ついています。
自分を癒すことで相手を傷つけずにすむようになれば、
自分を傷つけることも少なくなってきます。
そうやって、お互い傷つけ合わずに済むようになっていけたらいいな~と思います。
こんなに長い記事を書くつもりではなかったのですが
書き始めたら、こんなに長くなってしまいました
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また