あのね、少しだけでいいんだよ。

少しだけわたしのこと見て。


他の女性ばかり見ないで、少しだけでいいから。


そしてわたしを違う世界へ連れていってね。


とても美しい世界へ連れていってね。



あなたのその目とわたしの目が重なればきっとわたしたちはどこへでも行ける。


そしてわたしを好きになってね。


抱き締めて、キスをしてただそれだけでいいから。


他には望まないからね。


穏やかなわたしの世界に広がるあなたという愛。

それだけでいいんだよ。
簡単に無視した。

あの人はわたしのことはじめから無視してた。

この気持ちを知っていて、今までの3年分の想いを簡単に無視して放り投げた。

そんなことができる人なんだって悲しかった。


わたしが好きになった人はそんな人だったなんて。


本当に悲しかった。


涙がぽろぽろこぼれた。


もう叶わないなら仕方ないね。
大好きな人の笑顔を見るだけでよかった。


そのはずがいつしか、話したいとか触れたいとか思うようになり、この気持ちを押さえ込んでた。


押さえ込んでそれがいつか破裂してしまうんじゃないかと恐かった。


あの人がわたしの目の前から消えたらどうしよう!

なんてこと考え出すと恐くて、恐くて。


どうしてかな?


わたしの欲望は膨らんでいくばかり。



話したい。触れたい。それがいつか叶ったら、今までの絶望なんて吹き飛ぶのに。


この絶望的なわたしの人生もむくわれるのに。


でもそれももう叶わない。

あの人はわたしのこと無視した。


簡単に無視した。


それが一番楽だったから。

わたしの気持ちを無視して放り投げた。

その放り投げられたわたしの気持ちはどこにいくんだろう。


ブラックホールかな?