大好きな人の笑顔を見るだけでよかった。


そのはずがいつしか、話したいとか触れたいとか思うようになり、この気持ちを押さえ込んでた。


押さえ込んでそれがいつか破裂してしまうんじゃないかと恐かった。


あの人がわたしの目の前から消えたらどうしよう!

なんてこと考え出すと恐くて、恐くて。


どうしてかな?


わたしの欲望は膨らんでいくばかり。



話したい。触れたい。それがいつか叶ったら、今までの絶望なんて吹き飛ぶのに。


この絶望的なわたしの人生もむくわれるのに。


でもそれももう叶わない。

あの人はわたしのこと無視した。


簡単に無視した。


それが一番楽だったから。

わたしの気持ちを無視して放り投げた。

その放り投げられたわたしの気持ちはどこにいくんだろう。


ブラックホールかな?