※ノンフィクション
彼氏を助手席に乗せてドライブ中![]()
八女市に行く道で近道がないか探していた。
「ここをまっすぐ行けば普通の道を行くより、10分くらい早く着くよ
」
そう言われ、初めてその道を通ることにした。
いまの時間は、20時くらいだ。
地元では花見で有名な土手道を通ることになった。
秋だったので20時は、もう真っ暗だ。
桜は咲いていないけど、その横を通りすぎると、街灯もなく真っ暗な1本道
。
右側に精神科の病院、老人施設が見えてきた
。
ゆるいカーブで携帯電話が助手席に転がった。
仕方なく、真っ暗な1本道の左端に車を停車し、携帯を2人で探し始めた
。
停車して、1分くらいかなぁ。
車の後ろを、背中が曲がったおじいちゃん
が川の方向からよろよろと
歩いてる。
テールランプの影なので黒い影だけしか見えないけど、あれは確かに、おじいちゃん
。
私:「おじいちゃんがいるよ。この場所、停車したら邪魔なのかな?」
彼氏:「は?おじいちゃんなんて見えなかったぞ」
私:「いやいや確かに川のほうから車の後ろを横切ったよ」
彼氏:「気のせいだ」
納得いかないまま、また携帯を探しはじめた。
その時
さっきのおじいちゃんが、また川の方向から、よろよろ歩いてる。
おじいちゃんの歩き方ってのろのろだから
私:「ほら、おじいちゃん、また歩いてる」
彼氏:「ほんとだ。ちょっと見てくる」
私:「え
何言ってるの?ばかじゃない?やめときなよ
」
私の忠告も聞かず、車を降りて見に行った。
すぐ戻ってきたが
彼氏の顔が曇ってる![]()
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彼氏:「だれもいないし、1本道だし、民家も近くにないし、
あののろのろとした
歩き方で、あんな短時間で遠くに行くなんて、ありえん![]()
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はやくここから離れよう![]()
はやく車出して![]()
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」
即、その場を離れた。
警察が言う
『慣れない近道より、慣れた遠道を選べ
』
とは、このことを言うんだなと
改めて思った。
その後、この話をいろんな人にしたんだ。
そしたら、精神科病棟や老人施設から逃げ出した患者さんが
その川で水死体となって何体か見つかっているそうだ![]()
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ほかにおばあちゃんらしき人が歩いているのを見たっていう人もいた。
あの道は、もう二度と行かないし、行きたくない・・・・・・・・・・![]()