みなさま、こんばんは星
桃太ですおねがい

今日は桃太がお話させていただきたいと思います。
25年前の昨日、阪神淡路大震災がありました。
昨日、午前5時47分、私も朝、起きて黙祷させていただきました。
あの朝の光景、また、物音を忘れることはできません。
身動きできなかった、あの布団の重さ。
布団にもぐって寝るクセのある私は、机と本棚が倒れ、そこから落ちたガラスと本やいろいろな物の下敷きになって動けずにいたのでした。
声を出しても家族に届かず、ようやく隙間から腕を出して、父に引っ張りあげられ、助かったのでした。
父は足をガラスで切って、血を流しながらも、私を助けてくれたのです。

ようやく明るくなって、部屋を見渡すと、当時はブラウン管だった重いテレビが傾き、台所にあった物を置く台はキャスターが付いていたため、部屋の端まで動いていました。
いろいろな物が落ちて割れていました。
母が大切にしていた、嫁入り道具の鏡台の鏡は割れて落ちていました。

その日の様子は去年、お話させていただいているので、今年は、高校の部活の先輩から聞いたお話を少しだけ。

大学生で、神戸に住んでいた先輩は、試験勉強をしていたそうです。
地震で揺れていた時、窓から東灘の方向を見ると、稲光のような光が差していて、あちらこちらで火事が起きていて、炎で空は真っ赤に染まり、夜明けの紫と混ざって、この世の終わりだ、と思わせるような景色だったそうです。

あれから25年経った今でも、私は大きな音が怖いです。
人工的な音なら、まだ大丈夫ですが、ドスドスという大きな足音。
その足音で引き起こす床の揺れも怖いです。
人の大きな声、悲鳴。
そして、雷。
この怖い、と感じることは、ずっと治らないと思います。

関東で起きた震災も忘れてはいけません。
特に、わたしにとって1月17日は、特別な日です。

阪神淡路大震災で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。