「母と娘」
私にとってとても重いテーマでした。
女女男の3人きょうだいの次女として生まれ、
母親の愛情に飢えていた私の母は、1人娘ある私のことを溺愛してくれました。
母娘の距離が近すぎたんだと思います。
なにをするにも、2人きり。
母の価値観がそのままインストールされた私でしたが、
高校の頃から母に疑問を抱くようになり、
大学からその疑問は決定的になり、母のことを強烈に否定するようになりました。
二度と母とは暮らせないと思った私は、
当時大好きだった彼と大学卒業とともに結婚することにします。
もう、前みたいに母の言うことが聞けなくなっていることが悲しくて、
でも、母の価値観が許せなくて、辛かった20代でした。
流産と不妊治療を乗り越えて長男を妊娠したとき、
絶対に男の子だと思いました。
母と娘なんてもうこりごり、私には娘を育てることなどできないから男の子に決まってる。
お腹の子は、やっぱり男の子。
今思うと、たまたまですよね
私はこの子が産まれたら、母にうんと頼ろうと思っていました。
ギクシャクしてしまった関係を戻せると思いました。
溺愛していた娘に否定された母がかわいそうにも思っていて、もう一回子育てをさせてあげたいという気持ちもありました。
赤ちゃんをお願いすることで、子供の時みたいにお母さんと仲良くやれると期待していました。
なのに。
母は若年性アルツハイマー病を発症していました。
せっかく長男が産まれたのに。
私は、母を頼るどころか、母の心配をしなくてはならなくなってしまいました。
