今日、卓球女子団体準決勝がありました。


これに勝てばメダル決定だったのですが、


今回はどうも雲に見放されているようで


勝ちが目の前にあったにも関わらず


こぼれ落ちるように勝ちが逃げてしまいました。



誰が悪いわけでもない・・・はずがない。



皆頑張っているのに、結果に繋がっていないのが


少し気になります。



何度かチャンスがあったんです。


伊藤美誠の場合、相手を圧倒していたのにも関わらず


勝利を焦って無駄な失敗をしてしまい、


自分を追い込んでしまい、さらに無理をしてしまう。


有利になっているからこそ、慎重に確実に行くべき所を


あの時は、あと2点だからと攻めの姿勢を


貫こうとしたのでしょうが、相手が必死であることを


頭に入れていなかったのでしょう。


気が付けば圧倒されて、知らない間に焦りが出て


ミスの連続になってしまいました。


きっと、ここで確実に勝っていれば


楽勝で決勝に進んでいたでしょう。



ダブルスでもそうです。


切り替えているはずなのに、所々で焦りが出て


余計なミスをしています。


確かに、積極的に行くのはある意味必要ですが


なんでもやればいいというものではありません。


相手がきつい時にミスで助ける形を取ってしまい


気が付けば負けていたという展開でした。



ラストの福原愛もそうでした。


カットマンに対しての対応が、浮いた球を


スマッシュする作戦は悪くないのですが


大半が自滅してポイントを取られるパターンでした。


相手の問題というより、自分の問題だった気がします。



頑張ってはいるんです。



課題は、勝利にどう向かい合うかということ。


勝つ為に、どこまで我慢してどこから動くか、


きっと、勝てる!行ける!と思うポイントは


人それぞれだと思います。


無理してポイントを取れる時もありますが


失うことも多い中、どれを選択するか


一瞬の中で決断しなければいけません。


伊藤美誠は、積極的に行くことが成功していたから


選択肢の中でそちらを選んだかと思います。


福原愛は、我慢している中で、


相手が動かない状態で、勝たなければいけないという


縛りに、いつも以上に攻めていったと思います。


悪くはないんです。


ただ、きっと、いつも戦っている時


負けるつもりでやっているわけはないんです。


勝たなければいけないのはいつも同じ。


そこを間違えなければ、こんな敗戦は


無かったかもしれません。



3位決定戦では、伊藤美誠、福原愛は


前回の雪辱をと力が入るかもしれませんが


気持ちは入っても、冷静にすることを第一に


一つ一つのことをもっと慎重に丁寧に


相手との戦いの前に、まず自分を抑えることが


出来たなら、きっと勝てると思います。



土壇場で負け続けている中で


今度こそ笑顔が見れることを祈っています。