今年も電話相談のボランティアを続けることができました

大体1ヶ月に2回 5.6本の電話を受けるので年間で60人強くらいの見知らぬ方とお話ししてきたことになります(何度もかけてくる方もいるので延べ人数ですけど)


電話を受け終わった後 いつも色々なことを考えます

その思いを忘れたくなくて文字にするけれど なかなかうまく思いを表しきれないもどかしさもあります


この時も↑思っていることをどう表現していいかわからなくて でも出来る限り思いに近いかたちに表したつもりでした


でも ある方から「今に生きられないからこそ 辛い状況にいるのであって そこに引き戻し頑張れというのは厳しいのではないか 逃げてはいけないのか」というようなことを言われたのです


うん 確かにそうなのです

私の言葉が足りないから そのことを含めて「今あること」の意味をを伝えられなかったのです


このブログを書いて半年、、ずっとモヤモヤとした気持ちが残っていました

その思いを持って年を越したくないなと思い 気持ちや思いを整理したいと思いました


「今」という言葉をどう捉えるかで 伝わる内容の違いが生まれるのだと痛感します


「今」という言葉にはさまざまな意味を持たせることができるとは思いますが この文章を書いた時私は「呼吸してただ生きていること(生きているという本能みたいな感じかな)」として使っていたと思います

さまざまな妄想や不安や悩みなど 心の中で形のない何かに怯えて行き場をなくした心持ちに対して 膨らみすぎた風船の空気をちょっと抜くような感じで 窓の外の空気を感じてもらったり 喉は乾いてないかと自分の体の感覚に気づいてもらうこと つまり私と話しているこの瞬間のかけ手の「今」を取り戻してもらえたらなあと思うのです

そうすることで ふっと我に帰る感じで不安や心配を一時でも手放してもらえたらと思うのです

ふと 不安から離れる瞬間を感じることができたら気持ちが楽になるのではないかと思います

そのためには観念の世界から離れて つまり考えすぎて煮詰まっちゃってるところから 自分の身体感覚を感じることで 考えすぎを止めることができたらいいなと思うのです

ちょっと雨宿りしてホッとする感じ、、そういう一瞬一瞬が積み重なって そのほっとできた体験が積み重なって電話をかけなくても自分自身で不安回避ができて 前に進む一助になったらいいなと思うのです


かたや「今」という言葉を「今生きている日常生活や社会生活」と捉えれば 確かにそこから逃げずに前向きに暮らしていかねば!と言う思いもあるけれど そこでうまくいかないからこそ心を病む場合もあるわけです

この意味で「今」という言葉を捉えたら 心が病んでいる方々に 今生きている現実に向き合える!なんて言えないです、、逃げることもとても大事な状況の時だってあると思いますし 時間をかけて考え方を変えていくなどして「今」と折り合いをつけていけるようになったらいいなあと思うのです


なんだか書いていても うまく伝わるか自信がないないのだけど 電話相談って「相談」という言葉を使ってはいますが 何かの回答を出すことや励ますことが目的ではありません

とにかく電話の向こうにいる見知らぬ人と数十分の間 本音で向き合う時間が 「なんとか生きてかなきゃね」って思うの小休止の時間であればと願いつつ私は電話相談を続けてきる気がしています


31日に今年最後の担当に入ります

そしてまた来年へと進んでいきます

そのようにやっていくつもりです